インディゴの夜
第12話
危険な1位
Staff & OA
脚本 ◆ 演出 ◆ その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年1月20日(水)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「ナンバー1の顔面にブロックが!」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
早乙女勘九郎:田村圭生 バーテンダー:高山猛久 ウェイター:佐藤 峻
常連客・ミカ:華城季帆 常連客・カオル:志村陽香
憂夜:加藤和樹 モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大
燿子:山口いづみ
樹の贔屓客・小百合:山口みよ子 パンドラのホスト・ヒロ:下川真矢 佐藤匡泰
襲われたホスト・雅也:五十嵐飛大 雅也の客:西崎果音
エルドラド・空也:徳山秀典 なぎさママ:升毅
Story
インディゴのナンバーワンホストを決めるイベント《インディゴ・グランプリ》の開催日、何者かが店内を荒らした。晶は、オーナーズルームに樹を呼び出していた。
「ロッカールームとお店。荒らしたのはあなたね」
晶は、他のものはまとめて置いてあるのに、コップと歯ブラシだけは、ロッカールームが荒らされた夜、たまたま晶が置き忘れたままの状態で置いてあったのはおかしい、それがそこに置いてあったのを知っているのは、晶と、晶の後に部屋に入った犯人だけ、と指摘する。
ホールを荒らしたのもあなたなんでしょ、と晶に言われても、樹は無言。
そんなに順位をつけられるのがいや? そんなに自信がないの? と晶。
そして、悔しかったらてっぺん取ってみろよ、てっぺんとったら誰も文句言わないんだよ、男だったらなあ、根性見せてみろ!! と、樹に喝を入れる。
樹がホールに戻ると、前の店・パンドラ時代からの贔屓客・小百合(山口みよ子)が数人の女性を引き連れてやってきていた。
なんでまたこんな店に、という小百合に、すいません、と樹。
われらが樹クンにナンバーワンになってもらわないと、ということで、たくさんの客を引き連れてきた小百合は、自分が世話になっているエステサロンのオーナー・燿子(山口いづみ)を樹に紹介する。前のパンドラでは、薬品をかけられたホスト・雅也を指名していた人だという。
そこになぎさママ(升毅)がやってきて、さっそく樹をチェックする。
アレックスのダブルりんご割りなどの芸が披露されているなか、小百合は樹に、なぜパンドラをやめたのか尋ねる。雅也があんなことになって、もうちょっと頑張ればナンバーワンになれたんじゃないの、と。
小百合はさらに、雅也が退院したその日にまた襲われそうになったと言う。
それを聞いていたジョン太は、贔屓客に付き添われて退院する雅也を物陰から見ていた樹の姿を思い出す。
あいつ、樹のことをイビり倒してたじゃない、ちょっとぐらい痛い目にあったほうがいいのよねえ、と樹に言った小百合は、雅也を指名していた燿子にあやまり、ほんとコワイわよねえ、と話の方向を変える。
樹は、たった一週間で、ジョン太、モイチに続いて売り上げ第3位に輝いていた。
イケスカナイ、前ノ店ノ客ヲ呼ブノハ、御法度ネ! と、シャワーを浴びている樹にも聞こえるように大きな声を出して怒るポンサック(玉有洋一郎)。
まあ、もう少し様子を見よう、というジョン太。
ジョン太さんは1位だからいいっすよ、おいモイチ、もっと先輩を立てろよ! とテツが声をかけた相手は、モサクだった。モイチと区別がつきやすいよう向きを変えていたわけ目を、モイチと同じ向きに直してしまっていたのだった。
そこに、シャワーを終えた樹が戻ってくる。
ロッカーを閉じて樹がロッカー室を出ようとしたとき、ジョン太は樹が落としたものを樹に差し出す。
樹は顔色を変えてそれをジョン太の手から奪うように取り、夜道に気をつけろ、と言い残して去る。
ジョン太は自分の携帯を見る。
そこには、樹が落としたものと同じマスコットがつけてあった。
ジョン太は、樹のことを考えながら、トンネルをくぐっていた。
パンドラのホスト・雅也が、退院直後に襲われたという小百合の話。
ジョン太に“夜道に気をつけろ”という樹。
そのとき、“危ない!”という声がして、振り向くジョン太。
そのとき、顔の近くをブロックがかすめて飛び、道路に落ちて大破した。
腰を抜かすジョン太。
晶は呼び出され、ジョン太と渋谷東署の勘九郎(田村圭生)が待つ喫茶店に駆けつけた。
勘九郎によると、暗がりからブロックの塊がジョン太めがけて飛んできたのだという。
あのとき泥棒が入ってよかったですね、と勘九郎。泥棒が入ったため、ちょうど店のあたりをパトロールしていたため、その現場を目撃し、ジョン太に警告を発することができたのだ。
晶とジョン太がインディゴに戻ると、憂夜が待ち構えていて、モサクが何者かに襲われたと告げる。
いきなり鉢植えが目の前に落ちてきたのだという。
すぐに上を見たが、誰もいなくて、鉢植えなどひとつもなかったという。つまり、誰かが故意に落としたのだ。
ひとりきりでいる樹をジョン太は呼び止め、犯人はお前だろ、という。
お前、モイチとモサク間違えたんだろ、そうまでしてナンバーワンになりたいか、とジョン太。
だったらどうなんだ。
…と言ってすぐ、樹は笑い出し、なんで俺がそんなことしてお前らと張り合わなきゃならない、何もしなくてもナンバーワンになるのは時間の問題、とうそぶく。
ちょっと細めに見えるのがモイチ、ちょっとふっくら見えるのがモサク、正解だろ? と言い残して、樹は去る。
オーナーズルームで晶は憂夜に、今回の件も樹のしわざだと思うか尋ねる。
今のところはそう考えるのが一番自然、という憂夜。
しかし晶は、自分と憂夜がロッカー荒らしの犯人は樹だと知っているのに、露骨にジョン太を襲うだろうか、と疑問を呈する。
憂夜は、樹は元パンドラのホストだったが、ここのところ新宿のホスト達に妙な事件が相次ぎ、ここ数件エスカレートして、最後は顔に劇薬をかけられる事件まで起きた、という話を晶の耳に入れる。被害にあったのは全てパンドラのホスト、しかも樹とナンバーワンを争っていたホストだった。
樹が事件に関与しているという噂は当然まことしやかに囁かれ、樹がパンドラをやめたのはそのせいではないか、と憂夜。
ロッカールームにはられた順位表をみつめて、晶はつぶやく。
3位じゃだめなの? そんなにして1位になりたいの?
そのとき、ゴキブリが目に入り、驚いた晶が立ち上がった拍子にロッカーの上の荷物が落ちかかるが、憂夜が飛び出してきて荷物を押さえ、事なきを得る。
ホスト達が襲われる事件があいついだため、店長に何かあってはいけないと気を配っていた、と憂夜。
その言葉を聞いて晶は、ロッカールームや店が荒らされた事件のおかげで、インディゴは警察に守られたことに気づく。
晶は樹をオーナーズルームに呼び出し、雑誌『フィメール』で行われる読者投票でホストナンバーワンを決める企画に、インディゴからジョン太と樹に出てもらう、と告げる。
渋谷、六本木、新宿、あらゆる店から指折りのホスト達が参加するので簡単には一位になれない、全ての店を荒らして回るわけにはいかないし、メンバー全員を襲うわけにもいかない、と晶。
逃げる? そしたら私は、あなたのことを警察に訴える。
そう晶に言われ、樹は無言で出て行く。
彼をますます追い詰めることになるのでは、と心配する憂夜に、晶は、モサクとジョン太を襲ったのは樹ではないと思っていることを告げる。犯人じゃないほうに賭けてみる、と。
雑誌『フィメール』のホストナンバーワン企画の撮影が、クラブ・インディゴで行われる。
元編集長の血が騒ぎ、花をもっと華やかにできないのか等注文をつけようとする晶。
そんな晶を、なぎさママは、編集部に近いというだけでインディゴが撮影場所に選ばれ、普通なら声もかけてもらえないだろう『フィメール』の見開き記事企画に、インディゴから2人も枠をもらえたのだから、ぜいたく言わないの、とうれしげにたしなめる。
ジョン太ともう一人は誰なの、というなぎさママに、それが来るんだかどうだか、と晶。
そのとき、樹が、撮影会場となっているホールに姿を現した。
余計な脅しもなしに、一番になればいいんでしょ、という樹。
そしてこの企画には、新宿・エルドラドから、空也(徳山秀典)が参加していた。
撮影終了後に、パンドラのホスト達が樹を取り囲む。
みんなそれぞれ痛い目に遭ったのに、お前だけは元気そうで何よりだ、と樹にからむ。
それにしてもインディゴのホストなんて、ずいぶん落ちぶれたもんだな、と笑うホスト達。
樹が退室すると、空也は、いろいろ問題を抱えている彼をなぜ好き好んで雇ったのか、と問う。
面白い人材だもの、あたしそういうの見逃さないの、と晶。
あなただってそういう噂聞いてたんなら、この撮影会に参加しないほうがよかったんじゃないの、と返す晶に、そんなことをいちいち怖がっていたら、エルドラドのナンバーワンホストは務まらない、と空也。
新宿の闇はどこよりも深い、僕は気にしませんよ、と、胸にさした赤いバラにくちづけをして、晶に渡す空也。
そして記事を載せたフィメールが、店頭に並んだ。
夜道を歩く空也の後をつける人影。
水筒の蓋を開け、空也に迫る───
Check! −天野さん犬マンみどころ−

最初のカットは、立っているミカちゃんがお姉さんのように、座っている犬マンの肩に両手を添え。
次のカットでは、ミカちゃんを見上げるように振り返って笑って拍手している天野さん犬マン!
その笑顔、キメキメの笑顔ではない、心底楽しそうな、無防備な笑顔。
天野さん犬マンと華城さんミカちゃんのあれこれ、なんだか可愛くて、好きです!
(お嬢様学校っぽいイメージ…ロザリオの授受とかやってそう!)

いつになくちょっと意地悪っぽい口調?
…でも、その直後の、前の店の客を呼んだ樹に怒りまくって、タイ人キャラを作りつつも最後のほうは半分崩れてるポンサックのほうが“いつになく”どころじゃないかも!(笑)

テツ「なんすか、あの態度」犬マン「感じ悪」
とても自然で力が入ってない感じのコンビネーション、かなりツボ!