インディゴの夜
第11話
新入り登場
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 星田良子その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年1月19日(火)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「新入りイケメンホストは問題児!?」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子 塩谷 馨:六角精児ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
早乙女勘九郎:田村圭生 バーテンダー:高山猛久 ウェイター:佐藤 峻
常連客・ミカ:華城季帆 常連客・カオル:志村陽香
憂夜:加藤和樹 モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大
襲われたホスト・雅也:五十嵐飛大 雅也の客:西崎果音
晶が面接を受けた出版社の社員:岐部公好
柴田克一:我修院達也
Story
早朝の路地裏で、酔っ払った女性客を相手に、別れを惜しんでみせる正統派ホスト。続きは夢でね、と客と別れたその後、顔に液体がかけられる。
うめきながら倒れるホスト…
就職活動に励む晶(森口瑶子)だが、なかなかいい返事をもらえない。
飲み屋のカウンターで一人、深酒をあおっていた晶は、失業したばかりだというホスト・樹(真山明大)と知り合う。
晶は酔った勢いで、インディゴのホスト達とは全く違ったタイプの彼に、インディゴで働かないかと声を掛ける。
翌日のインディゴ開店前、二日酔いの晶は塩谷から、売り上げが上がればその半分は晶の取り分にする、ただし借金から棒引き、という話をもちかける。
喜んだ晶だったが、本当に自分に返済義務があるのかは腑に落ちない。
そのとき、インディゴのホスト達は、ホストばかりを狙った事件について噂していた。
朝起きると髪がモヒカンに刈られていたり、得意客の電話番号が客の夫や恋人の電話番号に書き換えられていたり…。
ついには新宿のホストが、劇薬を顔にかけられるという事件にまでエスカレートしていた。
売り上げアップのことで頭がいっぱいになっていた晶は、樹がインディゴの店の前に立っているのをみつけると、すぐさま中に引っ張り込んで、今日から働いてもらう樹だと、インディゴのホスト達に紹介する。
しかし樹は、こんな店で働くとは言っていないが、でもどうしてもというなら働いてやる、このままじゃどうしようもなさそうだし、と高飛車な態度に出、インディゴのホスト達に、この世界の厳しさを教えてやるよ、などとうそぶく。
険悪な雰囲気に、まずい…と思いかけた晶だったが、ま、いっか、と、なりゆきにまかせることに。
憂夜は樹に『インディゴ・グランプリ』なるイベントの企画を説明する。
インディゴのNo.1を決めるイベントで、そこで上位に入れば、皆も樹を認めるだろうという意図だった。
それを聞いた樹は、こんな場末のホストクラブでNo.1などとくだらない、と傲慢な態度をとる。
自信がないのか、という憂夜に、こんな店でNo.1になっても恥ずかしいだけだ、と言い捨てて出て行く樹。
晶は、寝る前に歯を磨くのを忘れて眠ってしまった。
朝になってみると、インディゴのロッカー室が荒らされ、ものまね用のカツラやアフロ専用コーム、フィギュア、胴着といったものが盗まれていたが、検分にやってきた柴田は、くだらないものばかり、と、まともに捜査しようとしない。
柴田と勘九郎にさんざん愚弄され、苛立った晶は、ここきちんと片付けといて! とキレ気味に皆に命じるが、ジョン太は、一番の新入りなんだから樹が片付けるべきだといい、樹もそれに従う。
たいしたものもとられていないのに、部屋はめちゃくちゃ…この事件は何かの警告のようだ、と憂夜。
しかし晶は、考えすぎでは、と返す。
警告だとしたら、いったい何の…と考えながら晶が部屋に戻ると、樹が片付けた部屋はきれいになっていた。
忘れていた歯ブラシセットが目に入ったとき、晶は何か違和感を感じるが、その正体がわからない。
インディゴのホスト達は街で《インディゴ・グランプリ》のチラシを配る。
チラシを受け取った女性達は、新宿にいた樹がいるなら行く、と乗り気に。
もしかすると樹がほんとうにNo.1に…と危惧するホスト達。
渋谷を離れてチラシ配りをしていたジョン太は、そこで樹を見かけ、後をつける。
樹は病院にやってきて、通用口近くの物陰から、劇薬をかけられたホストが、なじみの客に迎えられて退院するさまをみつめていた。
《インディゴ・グランプリ》の当日、インディゴのホールがめちゃくちゃに荒らされた。
イベント開催は無理、というホスト達。
どこか不安げな表情の樹。
晶は、これはインディゴへの挑戦状、このまま引き下がったらあたしたちの負け、と、絶対開催を宣言する。
店内の飾りつけをしなおす材料を探しにロッカー室に入った晶の目に、部屋が荒らされた夜、日晶が置き忘れた場所に置かれたままの歯ブラシセットが、ふたたび目に入る。
それをその場所に置いたのは、一人で片づけをした樹。
《インディゴ・グランプリ》にやってくる客を迎えるインディゴのホスト達。
晶は、オーナーズルームに樹を呼び出していた。
「ロッカールームとお店。荒らしたのはあなたね」
Check! −天野さん犬マンみどころ−

上からのホコリがかからないか、ちょっと心配(笑)。

それに応えて「塩酸…とか」と、ちゃんと応える犬マン。
化学式も頭に浮かんでそうな犬マン、頼りにされる知性派!!

「ホスト同士の足のひっぱりあいじゃないかって言われてるんだけど」と、風評分析のセリフを分担。
眉間にしわを寄せた、深刻な表情。
…でも、緊迫感を煽るという意味では、続くポンサックの「ナニワ トモアレ」からいきなり日本人に戻っての「気をつけろ。」には負けるかも…

その“西城秀樹”が年代的にどうなの? というニュアンスは、よくわからないのですが…)
“西城秀樹”というと、【2005年12月15日 FM FUJI『RADICAL LEAGUE−オクイシュージのオレがカバやねん』公開生放送】に天野さんがゲスト出演されたときの、【アンケートトーク】コーナーの質問“下半身の毛の意味で使われる「ギャランドゥ」、その本当の意味を天野君的に教えてください”に「これしかでてこないですよね」「むしろ“ギャランドゥ”って聞いて、下半身の下の毛の意味よりも先に西城秀樹さんですよね」と解答に押していた“西城秀樹”…そして「質問が逆だと思うんですよ。“ギャランドゥは西城秀樹さんですが、ほかにはなにかありますか”っていう…それならぼく、この“かはんしんのけのいみでつかわれるとおもいます”って答えたと思います」とまで力説されていた天野さんを思い出して、笑いが止まりません…
携帯でチェックしたシナリオ(放映とはやや異なるもの)でも犬マンに西城秀樹ネタがふられているのですが、偶然だとしたらすごすぎ!!!(笑)

天野さん犬マンは「そこを守って、微妙にチームワークができてるんですよね」と、さらっとした声でまとめ。
その直後に「何がチームワークだ」と樹が言い出しただけでなく、その後のシーンでも《インディゴ・グランプリ》の話を振られた樹が「微妙なチームワークとやらも崩れるんじゃないですか」と、その言葉をしきりに意識してるあたりもポイント高し!

「あの、コアラ改め、ハッピハッピーってお笑い芸人と結婚してた」と、解説に入る天野さん犬マン。
ホスト達の間から歩み出てきて解説する姿もポイントながら…
【BE-BOP-HIGHSCHOOL 血染めの学ラン・殉愛篇】では“スーキかましてやった”等々とカワイイすれちがい恋愛模様を繰り広げる相手・順子ちゃんの原作でのフルネームは“三原山順子”と、三原じゅん子さんがもとになっていることなどを思うと、すごい感慨が…

配られてる女性との身長差が見事!
アフレコっぽい「あ、オレ? 犬マンです。インディゴグランプリやってるから、来てくれないかな」も、ナレーションっぽくて独特な響き。

「ビラも配りなおしかあ」
第1週・第2週の犬マンより、今回の犬マン(脚本:『愛のうた!』の武田有起さん)、わりと“普通”なセリフが多いような!

樹をそれとなく観察する憂夜の横顔…
…の奥で、常連のミカちゃんに一輪の赤い花を渡し、ミカちゃんが花の香りをかぎ、犬マンにもそうさせてるシーンがぼんやりと。
…なんだか百合りんな感じで、カワイイ!!