インディゴの夜

第13話
参考人!?



Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起  演出 ◆ 星田良子
その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2010年1月21日(木)13:30〜14:00

※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「新宿No.1に危機!新入りの仕業?」

◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】
【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】

Cast
高原 晶:森口瑤子
ジョン太:和田正人  犬マン:天野浩成  アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹  テツ:森 カンナ  ポンサック:玉有洋一郎
モイチ:高木万平  モサク:高木心平  樹:真山明大
早乙女勘九郎:田村圭生  小森貴子:長谷部 優  小金澤美玖:加賀美早紀
バーテンダー:高山猛久  ウェイター:佐藤 峻
常連客・ミカ:華城季帆  常連客・カオル:志村陽香  小森剛:橋本智哉
憂夜:加藤和樹  モイチ:高木万平  モサク:高木心平  樹:真山明大
パンドラのホスト・ヒロ:下川真矢  佐藤匡泰
柴田克一:我修院達也  空也:徳山秀典  なぎさママ:升毅

Story
《インディゴ・グランプリ》で人気上位だったジョン太(和田正人)と樹(真山明大)が企画に参加した雑誌『フィメール』が発売された。
なぎさママ(升毅)がそれをもって来店したときには、ホスト達は皆持っていて、お客さんとその話題で盛り上がっている。
美玖(加賀美早紀)も来ていて、本気ちゃん出てたら投票するのに…などと言う。
そこに憂夜がやってきて晶(森口瑤子)をオーナーズルームに呼び出し、空也が襲われたことを告げる。

翌日、『フィメール』の撮影の際、樹を小突いていたホスト・ヒロ(下川真矢)が新たな被害者となったホスト連続襲撃事件を報じる新聞を突きつけ、晶は樹を問い詰める。
樹は関与を否定するが、それならなぜ樹にとって邪魔な人間が次々とひどい目にあうのか、と晶は説明を求める。
そこにジョン太が入ってきて、樹は犯人ではないと思う、インディゴNo.1ホストのオレ様の勘、とかばう。

しかし警察も樹に目をつけ、柴田(我修院達也)と勘九郎(田村圭生)が、樹を参考人として出頭させるよう求める。
ホストが顔に劇薬をかけられた事件の被害者は、前の店で樹とNo.1争いをしていたホストであり、今度の被害者は『フィメール』に載っているヒロだと。
そこにジョン太がやってくると、お前も危ない目に遭ったそうだな、と柴田が声をかける。
なんで話してくれなかたんだよ、という犬マンに、だってかっこ悪りいじゃん、とジョン太。
これ以上泳がせておくわけにはいかない、樹を連れてこい、と言われ、ともかく呼んできて、と晶も言うが、アレックスが2階に探しに行ったところ、樹はいなくなっていた。
残されたホスト達は騒然となるが、とんだ新人だった、もう新人はいい、などと言いつつ、仕事に戻っていく。
取り残された晶がジョン太を見ると、ジョン太はばつの悪そうな顔をしていた。

晶はジョン太を外に連れ出し、その道すがら、樹を逃がしたのはジョン太だろうと言い当てる。
ジョン太のほうも、晶も樹を信じて、樹が逃げられる隙をわざと作っていたことを察していた。
晶は、樹が店を警察に見張らせるために樹がロッカーや店を荒らし、その結果ジョン太が早乙女(田村圭生)に助けられたと考えていると告げる。ジョン太に向かっての“夜道に気をつけろ”も、脅しではなかったのだ。
さらに晶は、決め手はジョン太の勘だったと言う。俺の勘なんか信じたのかよ、といいながらジョン太は、おばあちゃん子の自分が祖母からもらった近所のお地蔵さんのお守りと同じものを樹が持っていたことから、樹が悪い奴に思えなくて…と、勘の根拠を明かし、それのどこがNo.1ホストの勘なんだよ!? と、晶をキレさせる。

晶がジョン太を連れてきたのは、空也が入院している病院だった。
樹を出せと警察が怒鳴り込んできたが、樹を信じているので、何か手がかりがないかとここに来た、という晶に、空也は、あなたのいう通り、犯人は樹ではありません、という。
この程度の怪我ですんだのは、樹が飛び出してきて空也を突き飛ばしてくれたためだと証言する。なぜ、と問う空也に、誰にも言わないでほしいと懇願して、樹は立ち去ったのだ。
理由はわからないが彼はあまりにも必死だったので…彼は何を隠しているのですか、と空也。

樹は犯人を庇っている、店長の推測、当たってたんだよ! とジョン太。
ジョン太がいつのまにか晶を“店長”と言っていたことに晶が気づくと、ジョン太はごまかすように、なぎさママとの約束があるから、と走り去る。
そんな晶の後姿をみつめる人影が…。

貴子(長谷部優)のマンションで晶が『フィメール』を眺めていると、貴子は、未練があるならなぜ面接をすっぽかしたりしたのか、といって、母親や、晶にとっては義理の父親が、心配して一度帰ってきたらいいと言っていることを話す。
そこに貴子の息子の剛が、突き飛ばされたといって、泣きながら帰ってくる。
剣幕を変えていじめた子のところに文句を言いに行こうとする貴子を晶は止めようとするが、うちの子がいじめられたのよ、母親として黙ってられるわけないじゃない、と言い残して飛び出して行ってしまう。
母親ねえ…母は強しか、とつぶやいていた晶は、ちょっと考え込む。

インディゴでなぎさママと話しているうちに、ジョン太は、ブロックが飛んできたときになぎさママの新しい香水《パーティリゼーション》と同じ香りが漂っていたことに気づき、犯人は女ではないかと、晶に電話する。
たとえ香水が特定できても、そんな香水をつけている女はごまんといるから犯人に辿りつきそうにない、と、晶。
電話を切った後、『フィメール』を開き、香水ったって女がつけてるとは限らないじゃない、ホストだって…とつぶやく晶。

開店準備中のインディゴで、ジョン太は、なぎさママから借りた香水《パーティリゼーション》を大量にハンカチに噴きつけ、ホスト達に匂いをかがせる。
何も香水をつけてるからって女だと限らないのでは…と、皆の反応は冷たかったが、オレ様の勘だ、絶対女だ、世の中にゴマンといようが上等だ、つかまえてやる、と、息巻くが、皆、大人しくしておいたほうがいい、簡単に襲撃の順番は回って来ないから…と、相手にせず散ってしまう。

香水ねえ…と考えながら晶は、陸橋を渡っていた。
階段にさしかかったとき、何者かが背後から走りより、晶を階段から突き落とす───


Check! −天野さん犬マンみどころ−

★ なぎさママが『フィメール』を持って、常連客の女の子達に、あなた誰がいい? と聞いて回るシーン。
 最初に聞かれた、いつも天野さん犬マンと一緒にいるミカちゃんの「あたし、このひと!」と指差すときの声が、ものすごく澄んでいてきれいだったことに感動!(さすが、歌の評価の高い元タカラジェンヌ!)
 犬マンをいつも指名しているっぽいミカちゃんだけに、答えを聞いてのなぎさママの「あっはっは、なっるほどねぇ〜!!」が、何がどうなるほどなのか、むちゃむちゃ気になり!

★ 豆柴がジョン太に「お前も危ない目に遭ったんだってな」と声をかけた直後。
 「なんで話してくれなかったんだよ」と天野さん犬マン。
 ちょっと怒ったような口調が、ジョン太との親密度、ジョン太を心配する気持ちを表し。

★ 「とんだ新人でしたね」と、樹が犯人という前提の言葉を言い残して立ち去る犬マン。
 そんな新人を拾ってきた晶へのイヤミも軽く含んだ口調、ちょっと【名探偵保健室のオバさん】で天野さんが演じた高校生・佐々木保くんを思い出したりも!
 ちなみに、【『名探偵保健室のオバさん』第9話】で、そんな風に天野さん佐々木くんに犯人と決めつけられていた同級生のキャストは、仲間由紀恵さん。

★ 「何も香水つけてるからって女ってことには」と、天野さん犬マン。
 眉根を寄せた表情の正面から、視線をジョン太の方にやや残しながら向こうを向く、という動き自体、ビジュアル的にみどころ!
 男子でも香水をつける、という発想のある犬マンも、ちょっといい匂いしてそうな(インディゴ店内でよくお花を手にしているイメージからすると、フローラル系?)。

★ 「そうそう、大人しくしとけ。簡単に順番回ってこないから。な」と、ジョン太を取り残して散るホスト達の最後に。
 やや巻き舌の「から」から「な」のあたりを要に、かなり男っぽいセリフ回し(天野さんがヤクザのダニーを演じていた【劇団EXILE『CROWN〜眠らない、夜の果てに…』】でも、やや近いセリフ回しがあったような…【笑】)。
 内容のエンリョなさも、男子同士な感じ!


★ Episode 12 ★ STORY INDEX ★ Episode 14 ★