インディゴの夜
第14話
犯人の匂い
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 星田良子その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年1月22日(金)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「犯行現場に漂う危険な香り!」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
憂夜:加藤和樹 モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大
燿子:山口いづみ
樹の贔屓客・小百合:山口みよ子 エステサロン『ソワメール』受付:田口寛子
パンドラのホスト・ヒロ:下川真矢 ホスト:佐藤匡泰
空也:徳山秀典
Story
歩道橋を歩いていた晶が何者かに突き飛ばされ、階段を転げ落ちそうに。ところが寸前で樹が現れ、晶をかばったことから大事にならずに済む。
晶が襲われたことで、憂夜はこの件は警察に任せるべき、これ以上は危険だと晶に訴えるが、危険な目に遭うのは真相に近づいたからだ、と、晶は犯人捜しにますます燃える。
ホールではホスト達が、樹が晶を助けたのもタイミングが良すぎる、あいつが犯人だと囁く。
店長がなんと言っても警察を呼ぼう、と犬マン。
そこに晶がやってきて、警察を呼ぶ必要はない、犯人は間違いなく女、のどぼとけがなかったし、香水の匂いがした、と断言。
誰をかばっているか知らないが、このまま放ってはおけない、犯人は私達で見つけるから、と宣言する。
すると樹は土下座をして、自分が何とかするから、手を出さないでほしいと懇願する。
そんな樹を、ジョン太は、同じお守り仲間だ、お前の好きなようにやれ、と行かせてやる。
ジョン太は、なぎさママがつけていた香水の匂いをインディゴのホスト達にかがせた上で、彼等を引き連れ、街中でこの香りがする女性を捜そうという作戦に出る。
それを見送った晶は、自分が襲われたときにしていた匂いは、この匂いとは微妙に違うような気がする、と首をかしげる。
憂夜は、それならもう一人の被害者に確かめては、と提案する。
インディゴ・ホスト達は、モイチ・モサク組、アレックス・ポンサック組、ジョン太・テツ組…と分かれ、女の子達に声をかけたり何気なくすれ違ったりして、匂いを確かめる。
別のところで調べていたDJ本気は、こんなことしても犯人が見つかるわけがない、と、やる気なく座り込む。
一緒にいた犬マンは、何万人の匂いをかいでも犯人には行き着かないだろうから、犯人が狙いそうな、『フィメール』に載っていたホストを手分けして見張ることを提案する。
晶と憂夜は、空也が入院している病院を訪れ、襲われたときに何か匂いがしていなかったか尋ねる。
晶はなぎさママの香水の瓶を差し出して、これとは違うか、と尋ねるが、空也は瓶を受け取りもせず、違う、という。
空也は、あれは香水のような濃密な香りではなく、化粧水、あるいはアロマオイルのような、香水よりも柔らかい、ほのかな香りだったと証言。
晶はジョン太に電話し、香りはアロマオイルの香りではないかと尋ねる。
そんなの分かんねえ、アロマオイルって、あの女の子が行くマッサージで使うやつだろ? というジョン太に、エステって言ってよ、と晶。
その“エステ”という言葉を聞いたジョン太は、《インディゴ・グランプリ》に来た樹の客の中に、エステサロンのオーナーがいたことを思い出し、晶に伝える。
その頃、樹も“香り”について考えながら歩いていて、エステサロンのオーナーのことに思い当たり、彼女を一緒に連れてきた客・小百合に電話、彼女について尋ねる。
晶とジョン太はインディゴの顧客名簿を調べ、エステサロン『ソワメーム』のオーナー・佐々木耀子のデータに行き当たる。
そこに戻ってきた憂夜は、最初に劇薬をかけられたホスト、樹が前に働いていた店・パンドラの雅也から聞いた話をする。樹がパンドラに入ってまもなく、雅也の客になった女性がいたが、樹が辞めたとたんに店に来なくなった、その女性客は必ず樹が店にいる時間に現れ、雅也の話も上の空でじっと樹を見ていた、しかし、樹をヘルプに呼ぼうとすると、それは頑として断っていたという。まるで影から見守っているようだったその女性こそ、佐々木耀子だったのだ。
その頃、樹はエステサロン『ソワメーム』を訪れようとしていた。
これ以上は危険だから警察に、と憂夜は制止したが、晶は、樹が手を出すなという以上は警察に介入してほしくない何かがあるに違いない、だから自分が突き止める、と、出かけようとする。
憂夜も結局、従うことに。
『ソワメーム』にやってきた樹は、きれいに右肩下がりに並んだ瓶に目をみはる。
社長に財布を拾ってもらった者だと偽って面会を求めようとするが、社長は休暇中だった。
自宅を教えてほしいと懇願するが、教えてはもらえず、また、社長は休暇の際には携帯にも出ないという。
ジョン太が犬マンに、襲われそうなホストを張っているほうが手っ取り早いから作戦変更、と電話すると、とっくに作戦変更してるから、と犬マン。
俺らは左から4番目の奴マークしてるから、ジョン太は5番目な、じゃ、と電話を切った犬マンは、DJ本気とともに、標的のホストの後を尾行する。
ジョン太は左から5番目のホストを確認し、不満げに顔をしかめる。
テツと一緒にでかけようとするが、テツがいないので、一人で出かけていく。
インディゴメンバーはそれぞれ、『フィメール』に載っているホスト達を見張る。
ジョン太は自分が担当のホストを見て、もっと犯人が襲いそうなイケメンのホストにしろよな、と愚痴る。
その頃、晶と憂夜は『フィメール』を訪れ、樹と同じようなやりとりを繰り返し、受付の女性に不審の目で見られる。
憂夜が勝手に施術室に入り、晶はアロマオイルの瓶を手にとって匂いをかぎ、それぞれ制止される。
その結果、社長が全てコーディネートしたという室内の物は全て右肩下がりに置かれ、受付の女性もその並びを維持することに神経質になっていることがわかった。
あれは几帳面の域を超えている、おそらく強迫神経症では、と憂夜。
そうだとしても、なぜ佐々木耀子が樹の周りの人間を傷つけるのかわからない、と晶。
それはまだわからないが、犯人の人物像がまたひとつ明らかになったことは確か、と憂夜。
その頃、樹も右肩下がりに並んだアロマオイルのことを考えながら、『フィメール』を開いていた。
晶は、あることに気づき、『フィメール』を開いてみた。
ホスト達は、晶の思ったとおり、右肩下がりに並んでいた。
空也は一番左、次に襲われたホストは左から二番目、そして左から三番目にいたのは、ジョン太だった。
樹も店頭で『フィメール』を開いて愕然とする。
樹の脳裏に、樹のことを信じてかばってくれたジョン太の姿が浮かぶ。
そして、ホストを見張っているジョン太の後ろに、怪しい人影が近づいていた───。
Check! −天野さん犬マンみどころ−

憂夜&犬マンの両方が“警察を”となると、冷静な判断はそっちなんだなあという感たっぷり。
犬マンが通報に行こうとすると、モイチ&モサクがその後にさっと従ってるのもポイント!

「おい、ジョン太」と、ジョン太に近づく天野さん犬マン。
…任侠系的迫力があって、ちょっとコワイかも!(笑)

他のみんなと一緒に正座してる犬マン(笑)。
ハンカチを目の前にもってこられたとき、イヤそうに横向いてるような気が…

「おい、DJ!」の声、朗々としていい響き!
DJ本気の前に立った立ち姿が、なんとなくかわいく。

「こんなことしてても、犯人がみつかるワケがない」という言葉、“も”が微かに伸ばされた感じで、アタマいいセリフのわりに、妙にカワイイ系。
「何万人に匂いをかいでも、犯人にはたどりつかないだろう」の“も”も同様。

目元に力があって、いい絵!
「犯人が狙いそうな、『フィメール』に載ってたホストを、みんなで見張るんだ」の、文節ごとにちょっと語尾がのびる、人差し指を立てた手を軽く振りながらの主張、やっぱりカワイイ系。

そのDJ本気のリアクションに、きゅっと口角を上げた笑みになる天野さん犬マン!
あまりよく表情がうつっていなくても、フンイキだけでかなりキュート!

“作戦変更”と聞いたときの、穏やかで優しい微笑み!
「襲われそうなホストを張ってたほうが手っ取り早いと思って」と聞いたときに、さらにきゅっと口角が上がる笑顔、すごくキレイ!

…そしてカメラが切り替わっての「悪いけど、とっくに作戦変更してるから。俺ら今左から4番目の奴マークしてるから、ジョン太は5番目だ。じゃ」の、クールで涼やかな表情!
「じゃ」の柔らかで深い響き!!!

雑誌を持って、背中を見せてのDJ本気の「ん」。
…そのまま刑事モノに移行できそうな2人(笑)。

歩き出して、携帯を上着の内側の胸ポケットにしまうしぐさ、モデルさんのウォーキングのような!
DJ本気のスタイルも“モード”な感じに見えてくるマジック!(笑)