インディゴの夜
第16話
わがまま娘
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 北川 学その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年1月26日(火)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「オーナーが連れてきた超生意気娘」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子 塩谷 馨:六角精児ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
小森貴子:長谷部 優 小森剛:橋本智哉
憂夜:加藤和樹 モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大
祐梨亜:伊藤綺夏 武流:鈴木藤丸 小久保丈二
Story
晶(森口瑤子)は、妹の貴子に、40本のロウソクを立てたバースデーケーキで誕生日を祝われる。そして誕生日プレゼントとして、見合い写真を渡される。
司がまだ本当に晶のことを愛しているなら、晶の見合いを見過ごすはずはない、会うだけ会ってみれば、と貴子。
晶がふらふらとインディゴにやってくると、様子がおかしい、といぶかしむホスト達。
晶はモイチに、自分がいくつに見えるかを尋ねる。
モイチは「よ…」と言いかけるが、ジョン太にダメ出しされ、32歳まで引き下げて答える。
その答えに喜んだ晶だったが、実際はいくつなのかと問われ、40よ40、30代が昨日で終わったのよ…と、心の中でつぶやいて落ち込む。
肩を落として去る晶を見送り、本当におかしい、と噂し合う。
晶は結局、見合いの相手に会うことにした。
晶のことを、ブランド雑誌の編集長をしていたというからどんな人かと思ったら、気取らない可愛い人だなあ、などと言って喜ばせたその男性は、年商1億のIT企業の社長で、10年連れ添った奥さんを5年前に亡くして子供なしと好条件で、誠実そうな人柄。
晶も“今の生活を抜け出すためなら…”と、心が動きかける。
ところが、そこに見知らぬ少女が現れ、晶を「お母さん!」と呼ぶ。
少女の名前は祐梨亜(伊藤綺夏)。
両親が塩谷(六角精児)と友人であるという。
それぞれ事業を営んで忙しい父も母も海外に出張することになったため、祐梨亜の面倒を塩谷が引き受け、晶のもとに寄越したのだった。
祐梨亜は晶が塩谷に借金があることを知っていて、オバサンは塩谷のおじさんには逆らえないと聞いた、などと、晶の神経を逆なでするようなことを言う。
祐梨亜が、憂夜のような超イケメンに弱い、と言ったことから、晶は、インディゴのホスト達に祐梨亜の面倒を見させることを考える。
みんながバカ騒ぎをしているところに子供を置いておけない、預かってくれるなら帰っていいしギャラも出すから、と言われ、困惑するホスト達。
祐梨亜は、この人がいい! と、樹を指名。
御指名なんだから断れないね、と、晶は祐梨亜を樹に押しつける。
塩谷の奴、あんなクソガキを押しつけやがって、ブッ殺してやる! と、オーナーズルームで怒り心頭の晶。
その様子を見て、やってきた塩谷も、晶に気づかれないようこっそり帰ってしまう。
翌朝、樹が、あのガキ二度と預かりませんからよろしく、とオーナーズルームに飛び込んできた。
風呂上りにガウンを着てベッドの上でシナを作り、一緒に寝ようと待っていたのだという。
言っとくけど、俺そういう趣味ありませんから! と、飛び出していく樹。
次に祐梨亜は、ジョン太を指名する。
翌朝、自慢のアフロ一面にリボンを結び付けられたジョン太が、勘弁してくれ! と祐梨亜をつき返してくる。
次に祐梨亜が指名したのは、アレックス。
翌朝アレックスは、顔一面に落書きされた格好で、No!! と祐梨亜を返す。
祐梨亜を誰が引き受けるかをめぐって、壮絶なジャンケン。
負けて頭を抱えてその場に座り込み、おそるおそる祐梨亜を見る犬マン。
翌朝、両手いっぱいのブランドの袋をオーナーズルームに抱えてくるなり、その場にへたり込んだ犬マンは、虚ろな笑顔で「…無理。」
祐梨亜は4人の若い男性をインディゴに連れてきて、新しいホストの面接まで始める。
驚いて下りてきた晶に向かって、オバさん男を見る目がなさそうだもの、と。
結局、晶が4人を面接することになったが、その面接の最中にも祐梨亜は、1人にターンをさせて、この人に決めた! と言い出すなどして、晶を怒らせる。
その様子を見て、祐梨亜を押しつけられるのは絶対ごめんだと言うジョン太、樹、モイチ&モサク。
祐梨亜をじっとみつめるポンサック。
未成年の女の子がホストの面接をしてどうするのよ、と祐梨亜を叱る晶。
私は男の子を見る目があるの、という祐梨亜に、あんたの言う男の子と今日の男の子達は質が違うでしょ、などと言った後、金持ちだかなんだか知らないけど、子供ほったらかして仕事行っちゃうなんてさあ…と晶がため息をつくと、ほったらかしてなんかない、勝手なこと言わないで、と、激しく反発する祐梨亜。
そこにポンサックがやってきて、正しい日本語で、店長、もしよかったらこの子、今夜うちで預からせて下さい、と申し出る。
翌朝、祐梨亜はオーナーズルームに無言で入ってきて、晶のベッドにうつぶせになって泣きそうな顔。
ホールではホスト達が、ポンサックが上は小5から下は1歳まで6人の子沢山だと聞いて驚いていた。
あの子も喜んだのでは、とテツが言うが、ソレガ、ソノ…とポンサック。
どうもうちのあまりの貧困さに引いたらしくて、夕飯の争奪戦にはあえなく敗れ、布団を敷いての雑魚寝には取り残されちゃって…と、日本語モードで語るポンサックに、あの子、サバイバルなんて縁がなさそうだもんな、と樹。
そのやりとりを聞いていた晶。
晶は祐梨亜を連れて、プリクラ撮影。
最初は戸惑っていた祐梨亜も、次第に楽しそうな笑顔になる。
どういう風の吹き回し? という祐梨亜に、みんなやだっていうんだもの、可愛そうなお嬢さんにつきあってあげられるのは、こういうオバさんしかいないの、と晶。
すると、祐梨亜のホストの面接で、祐梨亜に気に入られていた男が、祐梨亜に声をかける。
間に合ってるから、という祐梨亜に、そりゃないよ、このあいだはいいって言ってくれたのに! と、さらに誘いをかけてくる男を、やっぱり採用しなくてよかったわ、こんな小さな子をナンパですか、いい年してみっともない、と撃退する晶。
舌打ちして去る男を見送って、やっぱりあなたの男を見る目はまだまだみたいねー、といった晶は、子供にするように祐梨亜と手をつないで歩き出す。
その様子を、さきほどの男がみつめていた。
大きなパフェをうれしそうに食べている祐梨亜に、目を細める晶。
そこに貴子から電話がかかってきて、見合いの相手から話を進めてくれと言ってきたと連絡が入る。
今、その子と一緒にいるんだ、という晶に、子供嫌いのお姉ちゃんが預かったの、と驚く貴子。
子供の頃のこと覚えてる? と晶。両親は留守がちで誰もいない家に貴子と二人きりでいやだったこと、もっといやだったのは寂しいだろうからと親戚の家に預けられ、普通の家庭ってこんなに楽しそうなんだと見せつけられたような感じになったこと。だから祐梨亜の気持ちがわかってしまう、と晶。
インディゴのオーナーズルームに戻ってきた祐梨亜は、晶と撮ったプリクラを、携帯のどこに貼ろうかと考えている。
ここ空いてるじゃない、と晶がさした場所は、大事な人とのプリクラを貼る場所だからダメ、という。
祐梨亜はさらに、ブログを更新するからパソコンを使わせてほしい、と頼み、晶は自分がシャワーを浴びている間、机上のパソコンを使わせる。
眠る祐梨亜を見て、黙ってれば可愛いのに、と晶。
祐梨亜が使っていたパソコンの電源が落とされていないことに気づく。
マウスを動かすと、祐梨亜が開いていた《自殺希望者専用サイト》が現れる───
Check! −天野さん犬マンみどころ−

そのひとことの声の調子で、思いっきり疑ってる感じがにじみ出!
続く樹の落ち着いた「店長の隠し子とかじゃなくて?」と、ナイスコンビネーション!

これまでの犬マンには見られない、オーバーリアクションが見もの!
頭を抱え込む姿が似合う天野さん(笑)

ものすごく、こわごわ…という感じがカワイイ(笑)
小さくなっているところは、セラミュでの「だからこんなところきたくなかったんだ…」としゃがみこむ姿に通じる可愛さ!

そしてそのあとの「…無理。」の、虚ろな笑顔!
天野さん笑顔伝説にあらたな一ページが(笑)

“ポン”の、張りのある響きが、シーンはじまりの声にぴったり!
穏やかな声の親しげな響き、聞いていて心地よく。