インディゴの夜
第18話
誘拐事件!
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 北川 学その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年1月28日(木)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「誘拐事件発生!身代金450万円?」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子 塩谷 馨:六角精児ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
早乙女勘九郎:田村圭生
憂夜:加藤和樹
モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大 吉田吉男:田中幸太朗
祐梨亜:伊藤綺夏 武流:鈴木藤丸 寺山武志
井原利明 山口マナ 板倉あみ
空也:徳山秀典 柴田克一:我修院達也 なぎさママ:升毅
Story
祐梨亜(伊藤綺夏)を探していた晶(森口瑤子)は祐梨亜を見つけるが、祐梨亜は帽子をかぶった若い男とともに車に乗り込み、走り去ってしまう。憂夜(加藤和樹)は警察に連絡するか伺いを立てるが、晶は答えず、ジョン太(和田正人)に電話する。
晶からの指示でジョン太は、祐梨亜の携帯から吉田花子にメールを出していた。
一緒に死のうとしている吉田花子が返事なんてよこしますかね、と犬マンは疑問をはさむが、晶は、祐梨亜のことを心配している人間がいるとわかったらきっと助けてくれる、あんな小さな子を自殺の道連れにできる大人なんていない、と言う。
そのとき、クラブ・インディゴの受付の電話が鳴る。
晶が取ると、男の声で、祐梨亜は預かった、警察には知らせるな、また連絡する、と…。
塩谷(六角精児)もやってきて、祐梨亜の誘拐という事態を知る。
どこに目をつけて子守してた、という塩谷に、あの子は相当なガキ、店長のせいじゃない、と、晶をかばうホスト達。
憂夜は塩谷に、祐梨亜の両親に連絡を取るよう頼む。
そして晶の同意を得て、警察にも連絡。
警察から柴田(我修院達也)と早乙女(田村圭生)がやってくるが、祐梨亜の両親は留守電応答ばかりでまだ連絡が取れない。
そのうちに晶と塩谷と柴田は、三つどもえのケンカになる。
ホスト達もホールに集まって祐梨亜を心配していた。
警察なんて当てにならない、と、彼等は、晶が見て渋谷と恵比寿の中間で見失った若い男を捜しに街に出る。
柴田と早乙女に誘拐犯との交渉の心得などを聞かされる。
晶は憂夜に、晶が見た男は何者なのだろう、と問いかける。
憂夜は、集団自殺サイトを通して祐梨亜と知り合い、金持ちの娘だと知って口車に乗せた男という説に同意するが、晶は、吉田花子は本名だと思っていたがハンドルネームでは、と言い出す。晶が25歳だと嘘をついたときに阪神の優勝を持ち出してくる反応が早すぎた、吉田花子も25歳なのでは…と。
店長の推理は正しいと思う、だからあの子は黙ってついてていった、まさか誘拐されるとは思わずに、と憂夜。
つまり、あの男は、吉田花子…
そこに、犯人からの電話がかかってくる。
明日の午前10時、渋谷8丁目東横線高架下に、450万。必ず両親に持って来させろ、という要求だった。
警察の指示通り晶が復唱する間もなく、電話はそれだけ言うと切れてしまい、逆探知でも、都内の公衆電話からということしかわからなかった。
祐梨亜の情報を求めて歩き回っているうちに、犬マン、アレックスと一緒に男を探していたポンサックが、モデルのように可愛い女の子にしつこく言い寄っていた男がいたと聞き込んでくる。
インディゴで、ポンサックは男の似顔絵を描いてみせるが、あまりにも下手で手がかりにならない。
晶と憂夜が戻ってきたところで、ポンサックは、新宿系のホストのような風体をした男が祐梨亜にしつこくつきまとっているのを見た人がいる、と報告する。
しかし、ポンサックの絵からは、二人が見た男に似ているかどうかさえわからない。
晶はエルドラドに空也を訪ね、ポンサックが描いた似顔絵を見せる。
空也は、もしかすると…といって、六本木のフェニックスという店で最近まで働いていた武流の名前を挙げる。金にも女にもだらしなく、借金もずいぶんあったようで、最後にはいかがわしい少女雑誌のスカウトや少女売春の斡旋にまで手を染め、それが問題になって店もクビになったという。
空也は晶と一緒に、武流を知っている男から武流の情報を聞き込んでくれた。最初から鼻つまみ者で誰も真剣に相手をしなかったため、連絡先はわからなかったが、写真を入手することができた。
武流は、祐梨亜が開いたホストの面接に来て、祐梨亜のお気に入りだった男だった。
晶が祐梨亜と一緒にいたときも、その男が祐梨亜にちょっかいを出してきたことを晶は思い出す。
ホスト達に武流を探させる一方で、晶は祐梨亜の両親との連絡を試み、塩谷と対策を練ることにする。
身代金は塩谷が立て替えて払うことに。
準備をしながら晶は、なぜ450万円なのか、中途半端な数字、と疑問を呈する。
晶は柴田と夫婦を装って身代金の受け渡し現場に向かうが、事情を知らないなぎさママが話しかけてきて、焦らされる。
その様子を誰かが見ていた。
そこに、犬マンから、武流を捕まえたとの電話が入る。
インディゴのホールでで晶は、捕まった武流に、祐梨亜をどこへやったか白状しろと迫る。
しかし武流は、誘拐なんてそんなリスクの高いことはしない、と言い張る。
柴田も、武流にどこかで見覚えがあるという。
ところが、奥から憂夜が入ってきて、犯人から電話があり、オーナーがいないと伝えると何も言わずに切れたという。
武流はとりあえず早乙女に連行させ、後で事情を聞くこととし、晶達は再び犯人からの連絡を待つことに。
再びかかってきた電話は、男の声で、嘘をついたな、親はどうした、呆れた親だ、子供のことはどうでもいいんだな…と責めてくる。
祐梨亜は殺す、と言われた晶は、その子を帰して、お金持ちかもしれないけど、人一倍寂しい思いをした子よ、これ以上悲しい思いや怖い思いをさせないで、お金なら自分が稼いで払う、450万でも1千万でも…と必死に訴える。
男が手にする電話から漏れ聞こえてくる晶の声を、祐梨亜は男のそばで聞いていた。
男は、電話を切る。
Check! −天野さん犬マンみどころ−

晶と憂夜に向かっての、丁寧な疑問提示。
手を前に組んで、少しうつむき加減の姿勢、心配の気持ちも表れ。

アレックスを視線を合わせたりの表情がきれい!
アレックスとの身長差もツボ。

“冗談じゃない”という感じがたっぷり詰まった、響きのいい声!
続くジョン太の「これのどこが似顔絵なんだよ!」とのコンビネーションもナイス。

言葉遣いからして、言葉はジョン太への言葉、でも武龍の写真を持った晶のほうに身体を伸ばして、その後もずっと晶のほうを注視と、気持ち入りまくり。
「わかったっつーか、かもしれないってことらしい」と、やっぱり受けてくれるのはジョン太。

全体像を把握しておこうという犬マンらしく。
晶さんとのやりとりになっているところがうれしく。

連絡してくるのは、やっぱり犬マン。
晶さんの口からの“犬マン”もいいなあと!

ジョン太と犬マンが、ちらりと目を合わせたりも。
みんなコールの音に反応して動いているのに対し、じっと動かない犬マンが、とても“らしく”。