インディゴの夜
第20話
危険な再会
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 北川 学その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年2月1日(月)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「危険な再会!少女を恨むホスト」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
小森貴子:長谷部 優
憂夜:加藤和樹
モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大 吉田吉男:田中幸太朗
楠 祐梨亜:伊藤綺夏 楠 美里:宮澤美保 武流:鈴木藤丸
空也:徳山秀典
Story
母親・美里の言葉に傷ついた祐梨亜(伊藤綺夏)は「クラブ・インディゴ」を泣きながら飛び出してしまう。晶(森口瑤子)達は急いで後を追うが、すでに祐梨亜の姿はどこにもなかった。
泣きながら歩く様子を、祐梨亜を誘拐したと疑われ、警察に連行された評判の悪いホスト・武流がみつめていた…。
立ち止まった祐梨亜は、携帯にかかってきた晶からの電話に出ることもできない。
両親との思い出の水族館のストラップを手に取り、思い切って引きちぎる。
それを投げ捨てて行こうとする祐梨亜。
そのストラップを拾い上げたのは、空也だった。
大事な物をこんなことしちゃダメだ、と、投げ捨てられたストラップをハンカチで拭いて祐梨亜に渡し、この間一緒にいたジョン太(和田正人)と喧嘩でもしたのかと尋ねる。
一緒にお店に行っちゃだめ? と尋ねる祐梨亜に空也は、自分の小指からピンキーリングを外し、祐梨亜の薬指にはめる。そして、今は大きすぎるその指輪がぴったりになったその時には、レディとして歓迎するよ、と告げ、いい子はお家に帰るんだ、と祐梨亜の頭をなでて去る。
祐梨亜は空也にもらった指輪をみつめる。
その様子を見て、にやりと笑う武流。
インディゴで憂夜にハーブティーを出されながら、祐梨亜の母親・美里は憂夜に問いかける。
私だけが悪いの? 夫だって同じじゃないの、連絡ひとつ寄越さないで…と。
その頃、武流は祐梨亜に接触し、祐梨亜の狂言誘拐の犯人だと疑われたと告げる。
気まずそうな顔をした祐梨亜に、君にも色々あるんだ、と神妙な声を出し、空也さんが心配するのも無理ないな、と、空也の名前を出す。
一人にしておくのは心配だから、店が引けるまでは帰れないだろうけれど、マンションにでも連れていってくれと頼まれた、と言って、部屋の鍵を見せる。
このままここにいる? 空也さんの部屋で待ってる? と祐梨亜に問う武流。
祐梨亜を探し回っていた晶とホスト達。
ジョン太が、それらしい女の子と空也を見たという証言を得て、晶に連絡する。
晶はエルドラドに駆けつけ、空也から、祐梨亜は店に来たいと言っていたが、帰るよう諭した、と聞く。
エルドラドを出たところで、アレックスから、ポンサックが目撃者をみつけ、似顔絵を描いているとの連絡が入る。
インディゴのホールで、ホスト達に囲まれ、ポンサックが今回描いた絵を見る晶。
その絵は“ホストっぽい男”というだけで何の手がかりにもならないと思われたが、実は首筋に描かれている傷跡のような線がタトゥーだという重要な手がかりがあったことが、ポンサックの言葉から判明。空也が前回の絵でそれが武流だとわかったのも、それを手がかりにしてのことだったのだ。
つまり、今度こそ、祐梨亜を連れて行ったのは武流。
武流はいかがわしい少女雑誌や少女売春にも関わっている上、祐梨亜やインディゴに恨みを持っている。
そこに、美里が入ってきてへたり込み、お願いします、早く探してください、と頭を下げる。
言われなくてもそうする、と出て行くホスト達と吉田吉男。
武流は祐梨亜を雑居ビルに連れ込むが、階段に置いてあったものを武流に向けて倒して逃げる。
祐梨亜は屋上に逃れ、携帯で晶に助けを求める。
何か特徴のある看板などは見えないか、と晶は問いかける。
祐梨亜が“8みたいな、リボンみたいな、眼鏡みたいな…”と言ったところで、通話は切れる。
武流につかまった祐梨亜は、一瞬武流の手をふりほどき、水族館のストラップをビルの下の路上に向けて落とす。
憂夜がPCの前に座り、“8”“エイト”“リボン”などのキーワードで検索するが、検索結果が多すぎて絞り込めない。
晶が紙にそれらしい絵を描いているうちに、祐梨亜の見た物が“無限大”“インフィニティ”のマークだと二人は気づく。
晶はジョン太に電話し、祐梨亜がいるのは渋谷7丁目、インフィニティホテルの近くだと連絡する。
インフィニティホテルの近くに駆けつけたホスト達。
ジョン太が、祐梨亜が屋上から投げたストラップをみつけ、問題のビルに入る。
ホスト達の声を聞いて、武流は祐梨亜の口をふさごうとするが、祐梨亜は武流の手をひきはがしてわずかに「助けて」と声を出す。
その声で部屋が特定できたところに、吉田吉男がやってくる。
晶と憂夜もやってきたところで、アレックスがドアを蹴破る。
祐梨亜にナイフを突きつけて楯にし、逃れようとする武流。
階段を下りようとしたところを、後から駆けつけた樹、モイチ、モサクにはさまれて武流がはっとした隙に、祐梨亜は武流の手に噛みついてその手を逃れる。
吉田吉男の胸に飛び込む祐梨亜。
ホスト達は武流を追い、祐梨亜は吉田吉男に抱きしめられる。
祐梨亜は、ごめんなさい…とつぶやく。
屋上でホスト達に追い詰められ、彼らを突破して逃げようとしたところ、憂夜の蹴りで沈む武流。
最後には晶の、いたいけな少女に何すんだよ! という拳の一撃に倒れる。
カッコイイ店長! と拍手喝采のホスト達。
インディゴに戻ってきた祐梨亜を見て、美里は安堵の涙を流し、ごめんね…と祐梨亜を抱きしめる。
晶はオーナーズルームで、祐梨亜が残していった祐梨亜とホスト達のプリクラを眺めていた。
そこに、晶に呼ばれた吉田吉男がやってくる。
吉田吉男が仕事に就いていないと聞くと、死ぬ予定だからやめちゃった? と晶。
祐梨亜に出会って、もうちょっと生きてみようと思ったんでしょう、といって晶は、吉田吉男にインディゴで働くように言う。
あれだけ人のために一生懸命になれるあんたは向いてる、それにこの店、訳アリ物件のほうがいいんだよね…と。
そこに貴子から、見合いの件についての電話がかかってくる。
それを見て微笑み、自らの頬を叩いて「よし!」と気合を入れる吉田吉男。
お姉ちゃんみたいな訳あり物件引き受けてくれる人、そうそういないんだからね、という貴子の言葉に、言い合いになる晶と貴子。
スプレーで落書きをする人物。
頭を殴られて倒れるジョン太───
Check! −天野さん犬マンみどころ−

低い声に漂う、虚無感、ガッカリ感。
アンニュイ!(笑)

心配そうな、深刻な表情!
怖そうに横に流した視線を下に落とすなど、静かそうで動きあり。

ジョン太達が別の道に行きかけると、犬マンが「こっちだ、急げ!」と、さすが渋谷を知り尽くすナンパ師!
ジョン太(?)が“詳しいな…”とつぶやいてるのがツボ。

ほかのホスト達のようにひるんで下がらない犬マンに「下がれお前も!」
犬マンの冷静キャラを立たせる、ナイスひとこと!

武流が投げつけたダンボールを叩き落し、階段で身を翻す勇姿!
派手なアクションではないものの、修羅場に慣れた感じの身のこなして、かっこよく!