インディゴの夜
第27話
不正の証拠
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 星田良子その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年2月10日(水)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「事件の深層…まだ何かあるはず!」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子 塩谷 馨:六角精児ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大
藤崎 司:松田賢二 小森貴子:長谷部 優 小森剛:橋本智哉
憂夜:加藤和樹
モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大 吉田吉男:田中幸太朗
講英社常務・杵塚雅俊:中山克己 晶の元上司・小平満夫:沼崎 悠
晶の後任編集長・原島:藤田昌宏 ドゥ・パブリッシング経理担当・亜矢子:田村奈己
Story
晶(森口瑤子)と塩谷(六角精児)は深夜、かつて勤めていた出版社・講英社に忍び込み、失踪した原島(藤田昌宏)が何か手がかりになるものを残していないか探す。原島のロッカーは鍵のかかっていたが、原島の家に居候していたときの経験から塩谷はなんなく鍵をみつけ、晶がロッカーの奥の隠し空間から、雑誌の切り抜きとともに、何かの鍵をみつける。
インディゴメンバーが都内のコインロッカーを探した結果、原島のノートパソコンを発見。
が、パソコンを開こうとするDJ本気(加治将樹)は、パスワード探しに苦心する。
一方、鍵と一緒に入っていた雑誌の切り抜きも、全てドゥ・パブリッシングの仕事だということぐらいしかわからない。
そこにアレックス、モイチ、モサクが戻ってきて、転落死した小平は自分が殺されるかも知れないともらしていたという情報をもたらす。
パスワード探しが行き詰ったところで、原島の好きなものを入れては、という憂夜(加藤和樹)の言葉にヒントを得た晶は、原島がノートパソコンを塩谷に見つけてもらえるように隠していたことから考えて、塩谷の好きなもの、塩谷と原島の思い出の場所やものがパスワードでは、と提案する。塩谷は、入稿で徹夜したときに必ず二人で食べていたという“牛丼 卵入り つゆだく”と入力するよう指示。そのパスワードでパソコンは開く。
中からみつかったのは、ドゥ・パブリッシングの水増し請求の帳簿ファイルだった。
雑誌の切り抜きは、水増し請求がされた仕事の記事だったのだ。
原島は何らかのきっかけで水増し請求を知り、そのことを知った人間が原島と、原島の手助けをしたドゥ・パブリッシングの亜矢子を拉致したに違いない、という結論に、晶と塩谷は至る。
よくドゥ・パブリッシングを使っていた小平はおそらく、株の損失を埋めるために水増し請求を指示していた首謀者で、原島と亜矢子の拉致監禁を指示したのも小平と思われるが、小平は既に死亡。
塩谷は、ドゥ・パブリッシング社長の所有する建物をしらみつぶしに探せ、と、ホスト達に指示を飛ばす。
晶と道を歩きながら塩谷は、水増し請求のような冷静で緻密で計画的な犯行を、株の失敗の穴埋めを危ない連中に頼むような小平のような短絡的な人間が考えつくだろうか、裏があるのでは…と話す。
そんなとき、晶の携帯に、犬マンから連絡が入る。
五反田に来ているが、この先に先月までドゥ・パブリッシングが借りていて、契約が切れていない倉庫があるので、とりあえず行ってみる、という犬マンに、私もすぐ行く、と晶。
ホスト達が踏み込んだその倉庫で、原島と亜矢子は監禁されているのがみつかった。
その後、小平の上司・杵塚専務が逮捕され、一連の事件の黒幕だと分かり、事件は解決するものの、司の関与ははっきりせず、晶の気持ちはもやもやしたまま。
そこに何の前触れもなく、司がクラブ・インディゴに現れる。
その後、クラブ・インディゴではホスト達が、は塩谷のおごりで宴会に。
晶は塩谷に、ドゥ・パブリッシングの海老沢社長は逮捕され、小平に指示されてやたと供述、小平の転落死は小平が借金をしていた暴力筋のしわさとされていると話す。
なんか簡単すぎないかなあ、死人に口なしだもんね、という晶。
そこに憂夜が、新聞を持ってくる。
記事は、講英社の杵塚常務び逮捕を報じるものだった。杵塚は、部下の小平に虚偽の申告書を作らせ、利益を得ていた疑いがあり、組織ぐるみの隠蔽工作が行われていたという。金の流れを克明にメモした小平の手帳が発見されたことから発覚したのだという。
事件は解決したが、司(松田賢二)の関与については何もわからず、晶の気持ちは晴れない。
晶は妹の貴子(長谷部 優)に、司と会ったときの印象を聞いてみる。
ちょっと渋めで、いかにも仕事ができそうな、頼りがいがある感じ、大人…と、貴子。
どうしてそんなことを、と聞く貴子に、わかんなくなってきちゃったんだよね、あたし、彼の何を知ってたんだろう…と晶。
そして、何の前触れもなく、司がクラブ・インディゴに現れる。
司は、株の暴落で客に大損をさせたため失踪していたと語る。
司は晶に、一緒に香港に行ってほしい、という。
少し考えさせてほしい、という晶に司は、三日後に迎えに来るだからそれまでに考えてほしい、と告げて帰る。
Check! −天野さん犬マンみどころ−

コート姿が、刑事モノっぽく!
携帯の写真と比較し、同行の樹・吉田吉男を振り返って「鍵のタイプは同じだな」と声をかける姿、鍵のナンバーを確認し、また振り返って首を横に振る姿、“刑事さん”が超お似合い。
(さすが『428〜封鎖された渋谷で〜』の加納刑事!)

「死人に口なし、っていうことか…」
憂夜さんの背後で、視線を動かしながら、きれいな表情。

そういう報告は犬マンの役目、というのがうれしく。
電話越しに聞こえる「犬マンです」の声もよく。

コート姿で電話する姿、表情の鋭さ、やっぱり刑事モノ!
その様子を、みんなでじっとみつめている、インディゴメンバーも可愛く。

片手で携帯を閉じる動作がかっこよく!
インディゴメンバーが、犬マンに続いていく…という感じも気持ちよく。

ジョン太とのツートップ感、
ジョン太と“任せた”“任された”で通り過ぎたアレックスを振り返る表情も、シャープできれい。

そのボトルをナプキンを添えながらアイスペールに戻し、ナプキンをかけるしぐさも、手馴れた感じでさまになり。
宴会が始まってからも、ナプキンを添えてジョン太に注いだり、ちょっと離れたモイチ(?)には片手でボトルの底を持って注いだりと、大活躍!

インディゴ幹部の動きを、よく察する人柄が表れ。
晶・塩谷の話を聞く表情も、思慮深げ。

晶が“司”と呼んだ後、司をみつめる表情も、ひときわ鋭く険しく。
司の危険な本性を経験知で察知?