インディゴの夜
第35話
迷惑な記者
Staff & OA
脚本 ◆ 武田有起 演出 ◆ 星田良子その他のスタッフ ◆ 【ドラマ『インディゴの夜』 スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2010年2月22日(月)13:30〜14:00
※番組表サイト等に掲載された仮サブタイトル「店長もあ然、ギャルライター登場」
◆公式サイト◆
【東海テレビ:インディゴの夜】【フジテレビ番組紹介:インディゴの夜】
Cast
高原 晶:森口瑤子ジョン太:和田正人 犬マン:天野浩成 アレックス:深水元基
DJ本気:加治将樹 テツ:森 カンナ ポンサック:玉有洋一郎
早乙女勘九郎:田村圭生 バーテンダー:高山猛久 ウェイター:佐藤峻
憂夜:加藤和樹
モイチ:高木万平 モサク:高木心平 樹:真山明大 吉田吉男:田中幸太朗
池下若菜:尾高杏奈 脅迫状を前にしていた女性:春日井静奈
ポンサックの息子・翔太:谷山 毅 翔太の友達:小室優太
翔太の友達:荒木博斗 翔太の友達:渡邉奏人
柴田克一:我修院達也
Story
歩美の一件で怪我をしていたテツ(森カンナ)がインディゴに復帰する日、ホスト達も晶(森口瑤子)も、テツの復帰を喜んでいた。今まで通り、なんにもなかった…と、憂夜(加藤和樹)の前で、確認するように口にする晶。
そこに、ジョン太が突然入ってきたため、晶はテツへに渡そうとしていた見舞金に、憂夜が入れてくれたハーブティーをこぼしてしまう。
ジョン太は、店の紹介記事を書く取材のため来店した雑誌ライター・若菜(尾高杏奈)がやってきたことを告げに来たのだった。
派手なメイクに、客でもないのに馴れ馴れしい態度の若菜に、晶は違和感を覚える。
が、とりあえずジョン太(和田正人)に若菜の案内をさせ、その間に、戻ってきたテツを迎える。
今日から今までどおり働いてもらうから、と晶は、入院して働けなかったし、これからもっと頑張ってほしいから、と、心づくしの見舞い金を渡す。
ホールに下りて、ホストの皆の前に顔を出したテツは、手荒い大歓迎を受ける。
ジョン太に案内されて若菜がオーナーズルームにやってきた。
失礼な言動の若菜に、苛立つ晶。
そんな若菜は、飾ってあったホスト達の集合写真を見て、この子さっきいた? とテツを指差す。
テツならもうすぐ来る、とジョン太が言ったとき、テツが入ってきる。
ジョン太と再会を喜び合うテツの写真をカメラに収める若菜。
若菜は、ロッカールームに晶を呼び出して、思わせぶりに笑いながら、悪いことを書いてほしくなければお小遣いがほしいかなー、なーんてね、と、脅迫まがいの言葉を弄する。
その後、ポンサック(玉有洋一郎)が突然、若菜の取材をやめさせてほしいと頼む。
自分の仕事に誇り持ってないの、という晶に対し、ジョン太達は、子持ちのポンサックはホストというだけで周りから白い目で見られるかもしれないのに、日本人が黒塗りしてタイ人のふりはキツい、子供の友達にバレたりするとやばい、等、ポンサックの肩を持つ。
実際バレかけていて、子供がいじめられているので、写真はダメ、と訴えるポンサック。
すると晶は、息子をここに連れていらっしゃい、ホストがどんなものか、このインディゴというお店がどんなお店か教えてあげようじゃない、と言い出す。
ポンサックの息子・翔太(谷山 毅)が、3人の友達(小室優太、荒木博斗、渡邉奏人)と一緒にインディゴにやってくる。
まずはポンサックが鮮やかな手つきで料理を作っているところを見学。
そして晶が、店の説明をする。
ホストクラブについて、女の人にサービスしてたくさんお金を取るところ、女の人をだます、などと親から聞いている子供達に晶は、確かにお客様にサービスしてお金はいただくけれど、ここにいるお兄さん達が持てる力をフルに発揮してお客様にちょっとでも喜んでいただけるように一生懸命頑張ってるの、大人はいっつも疲れてるの、だからその疲れをちょっとでも忘れてもらえるように、ちょっとでも元気を出してもらえるように…と説明。
翔太くんのお父さんは料理がすっごい上手なの、食べたら絶対びっくりするよ、と、晶はポンサックの顔も立てようとする。
すると、彼は日本人なのになぜ黒い顔をしてちゃんと日本語を話さないのか、と質問が出て、晶はキレかける。
しかしそこは犬マン(天野浩成)が出てきて、それはお仕事の格好だから、みんなも体育のときに体操着に着替えるでしょう、と助け舟を出し、犬マンに同意を求められた吉田吉男(田中幸太朗)も、それと同じだよ、翔太くんのお父さんは、あれがお仕事の格好なの、とそれにのって断言。
しかし、いまひとつ説得不足だなあ、などと言われ、いよいよキレかける晶だが、ヒステリックなオバさんはきらわれるぞ、とささやきながらジョン太が、なんとか押しとどめる。
そんな間にもポンサックは料理を続け、可愛い豚の形をした豚まんや、色鮮やかな野菜が飾り切りにされた炒め物など、子供の喜びそうな料理が出来上がる。
それを口にした翔太の友達は皆、おいしい、と料理をほめる。
そのうちに、翔太の友達は3人揃ってトイレに立つ。
リーダー格のトモは、このままじゃ面白くない、翔太の父ちゃんが困る何かをしよう、と、他の二人にもちかける。
オーナーズルームで憂夜は晶に、うまくいったようですね、子供は親の背を見て育つといいますが、その通りですね、と話しかける。
晶は、ちゃんと親のことを見てきたかなあ、と、自分を省み、だから翔太にはちゃんと父親の姿を見てほしかった、という。
トモは、トイレから皆がいるホールに戻らずに、厨房に入り込んでいた。
そこで発炎筒を見つけて火をつけるが、煙の勢いに驚き、友達の名前を呼んで助けを求める。
火災報知機が鳴り響き、ホールにいた皆は、子供達を連れて外に逃げる。
が、ポンサックは、子供が一人足りないことに気づき、煙が逆巻く店内に駆け戻る。
いない子供の名前を呼んで店内を探し回り、厨房にいたトモを助け出す。
煙が収まり、皆ホールに戻った後、晶と憂夜は厨房で、火をつけられた後の発炎筒を発見。
憂夜はトモを、発炎筒に火をつけなかったか、他の2人からポンサックを困らせようとしていたと聞いた、と問いただす。
そして晶は、人を困らせようとすると自分も困ることになる、と諭す。
晶はトモに、翔太くんのお父さんの料理、おいしかったでしょ、そういうとき、なんていうの? と問いかける。
ごちそうさまでした、というトモに、それから? と晶。
ごめんなさい、と、トモが謝ると、ホスト達も皆、和やかな笑顔に。
ごめんなさい、ごめんなさい…と泣き出したトモに、もういいから、と笑いかけるポンサック。
そして、晶の音頭で、その場にいた全員で“仲直りの握手”。
次はデザート、と、ポンサックは、翔太を伴って厨房へ。
“翔太”って勢いがあって男らしくていい名前だよねえ、という晶は、自分は晶という名前で、何回男に間違えられたか、と愚痴りだす。
店長は“晶”以外に考えられない、というジョン太やDJ本気に晶は、本当は“華子”とか“桃子”とか、可愛らしい女の子らしい名前がいいと思ってんだからね、と凄む。
晶のその言葉を聞いて、ホスト達は大笑い。なかでもジョン太は、華子、桃子、あり得ねー! と、犬マンに“失礼だぞ”とたしなめられても大笑い。
そんな話の流れに、テツは表情をこわばらせていた。
憂夜はそれとなく咳払いをしてみせたりするが、晶はその意図に気づかない。
夜更けに晶は、若菜に呼び出され、神南神社に出向く。
話したいことがあるので今すぐ来るように、誰にも言わずに、必ずあなた一人で、という指示だった。
若菜を探していた晶は、あわてた様子で飛び出してきた人影と思い切りぶつかるが、相手はあやまりもせず、そのまま立ち去ってしまう。
さらに腹を立てつつ若菜を探す晶の目の前に、倒れている若菜が。
すでに生気のない身体の周囲には、一万円札が散らばっていた。
捜査陣とともに駆けつけた柴田(我修院達也)と早乙女(田村圭生)によると、若菜は頭を打ってほぼ即死状態、晶が110番通報をする直前に、この神社に入ってくる若菜を目撃した人物がいるという。
晶が犯人かもしれない、という柴田に晶は、自分は呼び出されただけだと主張する。
怪しい人物の目撃証言はまだない、という早乙女の言葉を聞いて晶は、自分にぶつかってきた人物の話をする。
しかし、男か女かも、年格好も身長もわからない、という晶は、続きは署で聞く、と、連行されてしまう───
Check! −天野さん犬マンみどころ−

ジョン太が赤いハンドモップでモイチ&モサクをはたいている背後から、笑顔で近寄ってくる天野さん犬マン。
手に持った透明なスプレーボトルを、くるん、と回す手つきのあざやかさ!
前髪が少し上がって“髪型が違う!”という印象!

双子じゃないのに、一緒にシンクロ!
元ナンパ師チーム、鉄壁!

螺旋階段に立って手すりに手をやったまま、ほとんど動きを見せなかった犬マンが、最後にちょっと動きを見せていたような気がするのに、そこで切れてしまって残念!

それを見る犬マン。
他の皆も一度はそちらをみたものの、いったん視線を外して、さらにもう一度見る動き。

ま、だましてるわけだな、と樹。
その樹と一緒の一角に座り、樹の言葉の後、視線を合わせたりする、なかよしなふたり。

螺旋階段にもたれるようにして、クールなポーズで立つ犬マン。
でも、だんだん口角が上がった笑顔で、コドモが可愛くてしかたがないという眼差しに!

「あああ、それは」前に出てきて、子供達の前にしゃがみこみ、「お仕事の格好だから。」という犬マン。
ソファに座ってる子供にも視線が合うような姿勢を取ってのその言い方、お父さんか学校の先生か、というぐらい、子供馴れした感じ!

“き”がちょっと伸ばされるコドモ向け口調、“でしょう”という丁寧な口調が似合う声。
即、パパ役か小学校の先生役を観たくなるぐらいツボ!

それを引き継いだ吉田吉男の「そう。それと同じだよ。翔太くんのお父さんは、あれがお仕事の格好なの!」というさわやかな口調も、熱血先生が似合いそう!
二人が同僚な小学校モノ、見てみたく!

子供の一人を後ろから包み込むように腕を回して、二の腕のあたりに手を添えている犬マン!
安心できそうな後ろ姿!

天野さん犬マンは、テツに続いて、テつの背中に手を伸ばすように!
第7週の余韻が心地よく。

前髪で顔が隠れるすごい状態(笑)
でも“大人組”(“お父さんぽい”組?)な2ショットはツボ。

そこから首を傾けて、子供達を見ているポーズも趣。
“仲直りの握手”のため、螺旋階段の手すりに両手をかけて、腕の力も使って立ち上がる動きがツボ!

螺旋階段の手すりにを上から握ってつかまりながら、手を伸ばす犬マン。
吉田吉男もそんな感じ(手すりを握る場所・握り方は違う))で手を伸ばしているのもツボ。

歯を見せての笑顔から、口を結んでの、小さなうなずき。
ジョン太やDJ本気そ違って、“晶の名前は晶しか考えられない”ことへの肯定でも、ほめているようなニュアンスに見える表情。

ちょっとコドモ口調入った、カジュアルな物言い。
憂夜ほど明示的にテツに配慮した態度ではないものの、一応その場の空気を止めにかかっているのはマル?