『ラブサイコ 狂惑のホラー』
「最高の彼氏」舞台挨拶


天野さん御共演者様: 椿隆之さん
(『仮面ライダー剣』)

 2006年7月29日は、天野さん御出演の『Wanna be FREE! 東京ガール』が上映されるシネ・ラ・セットで上映中の椿隆之さん出演作『ラブサイコ』(【角川ホラーシネマ公式:ラブサイコ】)のトークショーに行ってきました!

 10時からの整理券配布でしたが、列がすごかったのは『男はソレを我慢できない』の初日で竹中直人さん/鈴木京香さん/小池栄子さん/信藤三雄監督という豪華ゲスト登場予定だった上の階のシネ・アミューズ(1階のエレベーターのところに[シネ・アミューズの?]係の方がいらして、作品を聞いて列の先頭の場所を口頭で教えて下さったので助かりました。でも、そこに行ったら行ったで、列がどうなっているのかわからない状態で、上がっていらした係の方にまた聞く羽目に…)。
 結構10時近くに行ったのですが、舞台挨拶回を座って観られるの番号の整理券を無事GETできました。

 29日はシネ・ラ・セットでは『ラブサイコ』舞台挨拶のほかに『colors』のイベントもあって、列はその混合。前売券引き換えの方も当日券購入の方も、イベントに関係ない回の購入/引き換えをされる方も一列で、明快でした!
 シネ・ラ・セットでは、階段スペースの関係で列は1列しか作れないようで、いつも複数イベントがあっても、列は1列で対応されているとのこと。
 『Wanna be FREE! 東京ガール』のイベントのときも、シネ・アミューズの列が下に伸びてきていたときに間違えてそちらについていってしまわなければ、混乱することはなさそうです。

 ほとんど並んでいなかったのに、そのわずかな並び(のうちに入らない?)も、かなり暑くてつらかったです…なんだか空気の通りの悪いビルのような気が(その後のイベント会場で暑さ対策で冷やしたり、その後クーラーの効いたところに入ったりしたせいか、風邪引きに…【涙】)。


 女性の司会者さんが司会をされ、その日上映のオムニバス作品『ラブサイコ 狂惑のホラー』4作品のうちのひとつ『最高の彼氏』出演のいとうあいこさんと椿隆之さんによるトークショー。
 御挨拶の後、作品についてということで、演じた役と撮影中大変だったことという質問。
 そこで椿さん、いきなりホラー作品の一番どっきりするシーンについてつるっと言及!(レポではとても書けません!)
 それをやるにあたって、自分で想像したら気持ち悪かったです…というコメント。
 (やってみたら大丈夫だったようですが…)
 で、いとうあいこさんが「○○、そんなに気持ち悪くなかったですよ?」と、フォローのようにおっしゃり「でも、初めて見るもので、間近で見てしまったのでこわかったです」と、ホラーとしては成立しているんだよ、とさらに作品的なフォローまでされて…と、親切丁寧に椿さんのフォローをしていると、関係者様からサインが出たのか、いとうさん「え、言っちゃいけないの?」と。
 司会者さんも「まだ皆さん観ていませんので…」と、やんわりとネタバレNG!とのコメント。
 いとうさん、おっとりと「ごめんなさい…」とあやまってくださってますが、わるいのはつばきさんだとおもいます(笑)。
 そしてその隣でもう関係なさそうに笑っている椿さん(笑)。

 いとうさんの自分の役どころの説明は、現代特有の女の子で、人として生きる強さを持っているのに、人に頼ってしまう…と、なかなか深い洞察があって、御立派。


 『ラブサイコ』は毎週土曜日にトークショーをやっているとのこと。
 で、司会者様はここでのトークショーはずっと司会をされているのか、すでにトークショーをされた『ラブサイコ』の別の出演者の方から、撮影が冬で寒かったことを紹介、お二人はそんなことはなかったですか、との質問。
 椿さん「え、寒かったですか?」
 いとうさん、またまたフォローするように「室内の撮影が多かったので…」
 司会者様、他の作品は屋外だったり夜だったりで寒かったというお話があったという説明をあらためて。でも、この作品には関係なかったと(笑)。


 ホラー映画ということで、撮影中にこわいエピソードは、という質問。
 椿さん「猫の鳴き声がうるさかったですね」とおっしゃりますが「本物の?」という司会者様の質問には「ちょっとわかんないですね」と、なんでわけわかんですかーっ!なお答え!
(作品を観ると、それも、『仮面ライダー剣』のとき以来の、作品世界と現実世界がごっちゃになる椿さんワールドの一端のような発言と判明【笑】 ああ、変わらない椿さんだー! と、ちょっとうれしく【笑】)
 いとうあいこさんは撮影時期から、時計を見るたびに4並びの数字を見ることが多くなって、今も続いている、と、すごくそれらしいお話をしてくださっていたのですが「どうなんですかね」と客席の問いかけると、客席の男性ファンの方から「大丈夫ですよ」と、男らしい太鼓判が(笑)。


 監督は強面の方なんですが…と司会者さんが水を向けると、椿さん「こわかったイメージはないですよ」と、速攻否定(笑)。
 すると、いとうさんが「ちょっとありました」のように、速攻フォロー!
 他の男性出演者の方は、監督といろいろエピソードがあったようですが…と司会者様が話を向けると、椿さん「ひとりでいることが多かったかもしれない…」(笑)
 司会の方が「役作りで…」とフォローすると、椿さん「そういうことにしておいていただけると…」と、フォローに乗るのか乗らないのかビミョー!
 するとまたいとうさんが「(椿さんは)役作りに没頭してましたよ!」と、またまたすかさずフォロー!
 で、いとうさんから、監督は演技に対して厳しかったけれど、終わった後はお互いに成長して再会しようと言ってくださっていた…というようなことを語る、完璧なまとめ。


 オムニバスの他の作品は観たかという質問には、椿さん正直に「観る時間がなかったです」と即答。
 自分の作品は観られたようですが、どうでしたか、と聞かれると「えっ…!」。
 そして「それは、まだ観ていない方もいるので…」と、こんなときばかりネタバレ防止を盾にする椿さん(笑)。


 では、このシーンは見逃さずに…というおすすめシーンを、ということで、司会者様「さっきの○○以外に」。
 でも椿さん「○○を××るところですね」と、さらなるネタバレを!

 いとうさんは「思った以上にこわくなかった」という御感想、みどころについては「母が観て、現代の問題をとりあげて心が痛んだと言っていたので、そういうところを感じて、自信を持ったり誰かに自信を与えたりというきっかけになったら…」と、ものすごく立派なお答え!
 そこから司会者さんも、この作品はホラー映画ではあるけれど、ただ怖いというだけでなく心の問題を取り上げている作品という、作品の本質に触れる説明ができ。いとうさん、見事です!


 少し時間があるので質問コーナーに。
 男性の方から「この後ホラー映画に出てみたいか」という質問。
 椿さんは、今回のホラーはおばけが出てきてこわいという感じのものではなく、そういうホラーもあるんだなとわかったので、ないものを…というようなお答えだったのですが、ちょっとお答えの趣旨が“典型的なホラーに出たい”だったのか“典型的ではないホラーに出たい”だったのか、よくわからず。
 いとうあいこさんは「いわゆるホラー映画という感じの怖い作品をやってみたい」と、明快なお答え。
 司会者さん、椿さんに「椿さんはこわい映画は大丈夫ですか」と質問すると、椿さん「ひとりでお化け屋敷に行く映画を撮りたいですね」。
 会場が爆笑になって、椿さんも御自身のお答えのズレ加減に気づいたのか「ごめんなさい! ごめんなさい!」と必死謝罪モード!


 また男性の方から「『ゲド戦記』が公開になりましたが、アニメ作品への出演に興味はありますか」との質問。
 いとうさん「すごくあります!」とのこと。『ブレイブストーリー』等観て、勇気をもらったので…とのこと。
 椿さんは「えっ!? あの…がんばります!!」と、正直アニメには興味ないんだなーということが明らかな(笑)、でも愛嬌のある、椿さんらしいわけわかんないお答えでマル!


 プレスの撮影の後、最後の御挨拶。
 とても立派だったいとうさん、最後の挨拶になって「今日は、ほんとうに…!」でフリーズ。
 と、司会者さんが「今日は、暑い中皆さん…」と助け舟(笑)。
 いとうさん「暑い中ほんとうにありがとうございました。楽しんでいってください」。
 椿さん「観て、少しでも涼しく…なるのかな? 涼しくなってくれたら幸いです!」と、やや微妙ながらも、“暑い”を受けて“涼しく”とつなげる、キレイなまとめ。


 いとうあいこさんは椿さんと同じスターダスト・プロモーションの女優さんで、会社の方からも、くれぐれも椿さんのフォローを…という任務を任されていたのでは…という感じが(笑)
 それができるスターダストさん、やっぱりすごく立派な会社なんだなあと、感じ入りました!

 ちなみに、いとうあいこさんは、【2005年10月23日14:00_ヒーロー☆トーク&握手会】で、天野さんが『デザイナー』や竹財輝之助さん御出演の『緋の十字架』の話をされ、窪寺昭さんや原田篤さん御出演の『貞操問答』について言及されたとき、伊藤陽佑さんから「(『貞操問答』には)いとうあいこさんとか出てるよね」と言われると、それまで元気にお話されていた天野さんが急に不安げな口調になって「…ぼく、その方、面識ないですよね?」となってしまった、あのいとうあいこさんです(『アバレンジャー』に出演されていたとのこと!)


 天野さん、どなたと一緒にトークショーをされるのかわかりませんが、どなたかに助け舟を出していただけるのでしょうか、出していただけた助け船にうまく乗れるのでしょうか…(笑)
(※追記:その結果は、津谷祐司監督 & 上山竜司さんと一緒の【2006年8月13日9:45の回_『Wanna be FREE! 東京ガール』トークショー】【2006年8月13日11:50の回_『Wanna be FREE! 東京ガール』トークショー】と、公開期間延長の間に追加された天野さん単独での【2006年9月2日10:00の回_『Wanna be FREE! 東京ガール』トークショー&握手会】御参照!)


(ゲストブック書き込み:2006年7月30日)



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