プロデューサー ◆ 松田佐栄子(テレビ朝日) 日笠 淳 武部直美 宇都宮孝明(東映) その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日 ◆ 2004年1月25日 ※仮サブタイトル「組織壊滅 前編」
広瀬 栞:江川有未 白井虎太郎:竹財輝之助 橘 朔也:天野浩成 栗原天音:梶原ひかり 剣崎の父:有働正文 剣崎の母:山下裕子 幼い剣崎:香川拓海 (剣崎のアパートの住人):マック後藤 (ボードの研究員):北村隆幸 金満里子(剣崎のアパートの管理人):松金よね子 仮面ライダーブレイド:高岩成二 仮面ライダーカリス:伊藤 慎 仮面ライダーギャレン:押川善文 永瀬尚希 渡辺 淳(ジャパンアクションエンタープライズ) バットアンデッドの声:大村 亨 ローカストアンデッドの声:塩野勝美 ナレーション:小杉十郎太 栗原遙香:山口香緒里 烏丸 啓:山路和弘
殺戮を繰り返すアンデッドを再びカードに封印するため、人類基盤史研究所(通称ボード)の烏丸所長(Cast:山路和弘さん)らは「変身ベルト」を開発。 ボードに所属する橘(Cast:天野浩成さん)と剣崎(Cast:椿隆之さん)にそのベルトを託し、橘は仮面ライダーギャレン、剣崎は仮面ライダーブレイドとしてアンデッドと戦う任務についていた。 新人ライダー・ブレイドは、ボードの指示を受け、バットアンデッドを倒すべく壮絶な戦いを繰り広げていた先輩ライダー・ギャレンの援護に向かう。 バットアンデッドの一撃にギャレンが倒れたところに、ブレイドはギャレンをかばうようにバイクを突っ込ませ、バットアンデッドへと攻撃を仕掛ける。しかし、バットアンデッドはブレイドの歯の立つ相手ではなく、すでに歴戦の勇士の風格を漂わせるギャレンがバットアンデッドを撃破、ダイヤの8のブランクカードに封印する。 ギャレンは、上がった息の下で剣崎に、闇雲に戦えばいいというものではないと諭す。 変身を解除した橘は、小さく咳をして、バイクに乗りその場を去る。 橘の鮮やかな戦いぶりに感心する剣崎の前に、科学専門のノンフィクションライターを目指しているという白井(Cast:竹財輝之助さん)という男が現れる。 戦いの一部始終を観ていた彼は、仮面ライダーについて取材させろ、と剣崎に迫るが、剣崎はその場を逃げ出す。 剣崎がボードに戻ると、君達は封印に全力を注いでくれればいい、という所長に、橘が反抗的な表情を浮かべて対峙していた。 自分を助けるために剣崎を急かしたというのは、自分の力を信じていないのか、と所長に問いかける橘。 君の力を信じているが、万が一のことを考えて、という所長の視線は、その問いにこめられた橘の真意を探るように動いていた。 気まずい空気に、橘の戦い方を絶賛する剣崎に対し、橘は「お前は何の為に戦っているのか」と問い、その純粋さを利用されないよう気をつけろと忠告する。 剣崎が家賃を滞納してアパートを追い出されたところに、白井が現れる。 仮面ライダーを取材することを見返りに、伯父のが残した自分の家に来ないかともちかける白井に、他にあてのない剣崎はその提案を受け入れる。 その頃、橘は、研究所の地下室で光る卵を発見していた。 白井は、喫茶店を経営する姉の遥香(Cast:山口香緒里さん)とその娘・天音(Cast:梶原ひかりさん)に、ライダーと同居することになったと自慢する。 その遙香の家には、どこか暗い影のある相川始(Cast:森本亮治さん)という男が下宿していた。 部屋に入った始は、突如湧き上がってくる力を懸命に抑えつけようと必死に耐える。その姿に新たな仮面ライダーの姿が重なる…。 翌日、ボードがローカスト(イナゴ)アンデッドに襲われ、すべての施設が破壊され、研究員たちのほとんどが殺された。 難を逃れた栞は、橘と烏丸所長が激しく口論しているところを目撃した、橘がアンデッドを操っていたようだと剣崎に告げる。 ブレイドへと変身した剣崎は、怒りにまかせてアンデッドへと突っ込んでいくが、敵のすさまじい攻撃に窮地に追い込まれる。 そんなブレイドを、ギャレンがみつめていた。 敵の攻撃を受けながら、本当に裏切ったのかと必死に問いかけるブレイドを、ギャレンは助けることなく、無言で立ち去った。
![]() これがかなり深い響きのいい声。姿が見えるシーンとはまた別の楽しみが。 ![]() きっと“嘘”なのだろうとは思いますが、嘘でもいいと思われるぐらい、モニターを厳しい表情でみつめる横顔、ほんの微かに眉根を寄せてからその言葉を言う瞬間のまばたき、素敵すぎ。 この言葉が本当だったらいいのに…と、激しく願望してしまうひとこと。 ![]() 天野さん橘さん、いきなりセンター手前! (目を疑いました! なぜか主人公の椿さん剣崎君は、右手はるか奥…) 微かに肘を曲げて少し広げ気味に下ろした両腕が、後ろから引かれているようなポーズ、何かに捕らわれているようにも見えて、痛ましげな劇的さ。 ソロ部分のジャンプしながらの回し蹴りは、一枚一枚止め絵でめくっていくと、アクションに入る前の緊張の感じられる表情、ひとつひとつのポーズのきれいさ、激しい動きによる着衣の乱れ、挙がった脚の高さなど堪能できるので、おすすめ。 ジャンプの後、鋭い視線で振り返る表情は、“橘 朔也”のキャラクターを表現しきっている点でも、メインキャストの中の“トメ”としてきっちり決めている点でも、このOPで求められている役割は万全! ![]() ごくさりげないしぐさが、なんともこのましく。 これがどんな運命の伏線になっているかと思うと、痛みを感じさせるような、でもほんとうにさりげないシーン。 ![]() カメラのゆるやかな回転によって光のさし方が変わっていくのが、また美しく。 ![]() カメラのゆるやかな回転によって光のさし方が変わっていくのが、また美しく。 ![]() この表情と「そんなに俺の力が信じられませんか」という言葉が、一見子供じみた自尊心の主張に見えることは、橘はどこまで知っているのかいないのか、と探るような烏丸所長の視線の動き(橘を探るとともに、どこか後ろめたさを感じているような心の動きが映し出されるような、山路和弘さんのお見事な表情!)とひたりと合致。 ただし「そんなに俺の力が信じられませんか」という声は、低く落ち着いた大人の声。この揺らぎ感がたまりません。 ![]() ややうつむき加減のこのときの顔は、老成した、理不尽さに対する疲れの見えるような表情。 白い歯を見せて「うーん、仕事といっちゃうとミもフタもないんですけど…やっぱりアレですかね、地球と人類をまもる…ために…(フェードアウト)」と気楽そうに言う剣崎(このフェードアウトの仕方が最高【笑】)との対比が鮮やか。というか、あの剣崎の答えを聞いて“剣崎は純粋”と思える橘さんのほうがかなり純粋なような気も…(笑) ![]() その目を閉じるような表情の意味を考える前に、これから先の物語の中で、そんな風に目を閉じた橘さんをどんな場面で見ることになるのかが怖くなるような。 ![]() その目を閉じるような表情の意味を考える前に、これから先の物語の中で、そんな風に目を閉じた橘さんをどんな場面で見ることになるのかが怖くなるような。 ![]() 「あんたがな、あんたが全て悪いんだよ!」にはじまる口調が、息子が父親に反抗しているような感じであることに、烏丸所長と橘の関係をいろいろに想像してしまったり。 物語り冒頭から、大人びた口調のセリフを聞き続けてきただけに、突然の子供っぽい口調が、なんだか懐かしくも感じられ(笑)。 そんな口調の中で、第1話予告でクライマックス的に切り取られた「とにかく俺の邪魔立てはさせない!」は、クリアな音質。本編への期待を大きく高めてくれたものです! ![]() それが烏丸所長に向けられた幼ささえ感じさせる口調の直後に現れると、橘の危ういような二面性がくっきり。
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Last update :
15th February 2004
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