仮面ライダー
剣 ブレイド

Masked Rider Blade
EPISODE 44
フォーカード
  


Staff & OA
脚本 ◆ 井上敏樹  監督 ◆ 長石多可男
プロデューサー ◆ 松田佐栄子(テレビ朝日)  日笠 淳  武部直美  宇都宮孝明(東映)
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日 ◆ 2004年12月5日

※仮サブタイトル「フォーカード(後編)」

Cast
剣崎一真:椿 隆之  相川 始:森本亮治
橘 朔也:天野浩成  上城睦月:北条隆博
広瀬 栞:江川有未  白井虎太郎:竹財輝之助

栗原天音:梶原ひかり

仮面ライダーブレイド:高岩成二  仮面ライダーカリス:伊藤 慎
仮面ライダーギャレン:押川善文  仮面ライダーレンゲル:岡元次郎
永瀬尚希  渡辺 淳(ジャパンアクションエンタープライズ)

京極 歩

ティターンの声:塩野勝美  小林知佳
ナレーション:小杉十郎太

金居:窪寺 昭  天王路博史:森次晃嗣


Story
 剣崎(Cast:椿隆之さん)と橘(Cast:天野浩成さん)がティターンの毒でアンデッドに取り込まれていると思い込んだ始(Cast:森本亮治さん)と睦月(Cast:北条隆博さん)は、それぞれカリス、レンゲルに変身。剣崎、橘に襲い掛かる。
 剣崎、橘らもわけがわからないまま、ブレイド、ギャレンに変身。天王路(Cast:森次晃嗣さん)の思惑どおりに、ライダー同士の潰し合いを始めてしまう。
 ワイルドカリスの喉元にキングラウザーをつきつけたブレイドキングフォーム、レンゲルをラウザーの連射で圧倒したギャレンは、それぞれ変身を解除。改めて始、睦月に誤解だと訴える。しかし始達は、今の剣崎、橘が元に戻っているのは毒の量が少なかったせいかもしれない、自分達を襲ったのは誰なんだ、と、信じようとしない。
 始と睦月は、剣崎と橘を見張ることにする。

 剣崎が白井家で、怪我をした手の手当てを栞(Cast:江川有美さん)に受けている間も、始は白井家のリビングの床に座り込んで剣崎を監視。
 そんな始に苛立つ剣崎は、虎太郎(Cast:竹財輝之助さん)が始の分もと用意したミルクプリンを「あんな奴にやることはない!」と食べてしまう。

 レッドランバスを走らせる橘にぴったりついてくる睦月を、橘はレッドランバスを停め「まだ疑ってるのか。悪いがそういう目で見られるのは好きじゃない」と拒絶して走り去る。

 剣崎と虎太郎がスーパーに買い物に来ている間も、始はついてきていた。
 その帰り道「落ち着かないんだ、悪いがこういうの」と、剣崎は買ったレモンのレモン汁を始の目にかけ、逃げ出してしまう。
 剣崎を追いかけた始は、公園でリンゴをジャグリングしている剣崎をみつける。その剣崎は突然鍋を頭に強くうちつけて鍋を変形させ、その鍋を手に始に襲い掛かる。そのとき、始は、襲い掛かってくる剣崎の腕に、剣崎がしていたはずの包帯がないことに気づく。
 何者だと問うて始が投げ飛ばすと、偽剣崎はティターンの姿を表す。
 始が攻撃しようとすると、ティターンは周囲に溶け込むように姿を消してしまう。

 始の尾行から逃れて家路に着く剣崎と虎太郎の前に、始が現れ、金具を装着した拳で剣崎を殴って消えてしまう。
 その直後、始が現れる。またジョーカーに支配されているのか、という剣崎に、始は「これが奴の狙いなんだ」と話を始める。

 偽者の始は、森の中で、今度は睦月に姿を変えていた。

 レッドランバスで走っていた橘に、偽者の睦月がレンゲルに変身して襲いかかり、片手で首を絞めあげる。

 アンデッドが剣崎達に化けていたことを、白井家で剣崎に話す始。
 そんな奴にうろちょろされると困るんじゃないの、と虎太郎が言うと、始は剣崎に、電話を貸せという。

 本当の仮面ライダーになったんじゃないのか、まだ心をカテゴリーAに支配されているんじゃないのか、と訴える橘を、レンゲルは続けざまに殴りつけると、河に飛び込んで消えてしまう。
 一人残された橘の携帯に、メールが届く。

 橘さん、どこへ…と、橘を心配する睦月のもとにもメールが届く。

 ライダー4人は白井家のリビングに集まり話し合う。
 姿を変えることができるアンデッドが…という話を始から聞き終えると、剣崎が、この中に偽者がいるかもしれない、みんな自分が本物だと証明するように、と言い出す。
 自分は皆さんに迷惑をかけっぱなしで、恩返ししたくても何もできなくて…と暗い表情をする睦月、伊坂に騙され、トライアルBに騙され、こんな情けない自分のせいで、大切な人を失ったこともある、という橘、疑われて椅子を振り上げて怒る栞、口許に牛乳をつけている虎太郎を見て、剣崎は本物だとうなずく。
 残るは始、というときになって、始が突然苦しみ出し、飛び出していく。

 始を追ってバイクを走らせる道すがら、橘は剣崎に、もし始が完全にジョーカーになったときには、わかっているな、と念を押し、剣崎も、覚悟はできています、俺の手で倒します、と答える。

 始はハカランダに飛び込んで、水を飲む。
 驚く天音(Cast:梶原ひかりさん)に「今俺に近づくな」と言い残し、また飛び出していく。

 川べりをさまよい、必死で人間体でいようとする始だが、ついには抑えきれなくなりジョーカーの姿になる。
 理性を失ったように剣崎達に襲い掛かるジョーカーに、橘はギャレンに、睦月はレンゲルに変身。剣崎も仕方なくブレイドに変身し、ジョーカーと戦う。
 ついにギャレンとレンゲルがジョーカーを押さえ込む。
 「やれ、剣崎!とどめを刺すんだ!」というギャレンの言葉に剣を振りかざすブレイド。しかし、どうしてもジョーカーを、始を封印することができない。
 そのときティターンが飛び出してきて、猛然とジョーカーに襲い掛かる。すると、ギャレンとレンゲルはジョーカーを離し、ティターンを拘束する。ギャレン「ひっかかったな」。
 ジョーカーから始の姿に戻ると、始は、ジョーカーになったのもすべてティターンをおびき出すための芝居だったと告げる。生き残れば世界が滅びるというジョーカーを倒したい、というティターンの、アンデッドの欲求を利用したのだった。
 始はカリスに変身。逃げたティターンを、4人のライダーは追う。

 一部始終を見ていた金居(Cast:窪寺昭さん)は、奴の力は死んだわけではなかったか、とつぶやく。

 4人のライダーの前に、天音が現れ、始を追ってきたらまた化け物が出てきて…と泣く。
 天音が“化け物はあちらに逃げた”と指し示した方向へとライダー達は向かいかけるが、カリスはとって返し、天音に襲い掛かる。
 その途端、偽天音は、ティターンとしての姿を現した。
 4人のライダーはコンビネーションでティターンを追い詰める。そして、キングフォームにチェンジしたブレイドに、カリス、ギャレン、レンゲルは6のカードをパス。それぞれのカードを力に変えたブレイドキングフォームは、壮絶な一撃でティターンを倒す。倒れたティターンはスコーピオンとカメレオンのカードに封印される。

 これで残るアンデッドはあと一体。いや……。  橘の不安げな視線の先には、語らいながら去っていく剣崎と始の姿があった。

 ハカランダにやってきて、始となごやかに語らう剣崎、虎太郎。
 剣崎にレモン汁をかけられた仕返しに、始も剣崎にレモン汁をかけ返す。

 モノリスの前に座する天王路のもとに、ティターンが倒されたという報告が届く。
 しかし天王路は、かまわんさ、と鷹揚に応じる。
 「いずれにせよアンデッドは全て滅びなければならない。
 生き残るのは究極のアンデッドただひとり…そして私は神の声を聞くのだ」。  天王路が手にして見つめるカードには、三つの頭で咆哮する獣の不気味な姿が描かれていた。


Check! −天野さん橘さんみどころ−
 睦月に殴られてレッドランバスに倒れこんだりしている橘さん。
 “暴力をふるわれています”感がなぜか、すごく高いです。

 疑う睦月に向かっての「俺は俺だ。橘朔也のままだ」。
 橘さんの口から出る“橘朔也”、日常の中とは違うセリフとあいまって、特別感。

 後をつけてくる睦月に、レッドランバスを停め、振り返るような視線を向ける、ヘルメットの中の横顔。
 きれいなかたちの目の動きが強調されて、いい映像。

 「まだ疑ってるのか。悪いがそういう目で見られるのは好きじゃない」
 最近、睦月に優しい声を出しているシーンが多かったので、睦月へのぶっきらぼうな物言いが、ちょっと新鮮。

 レッドランバスのまん前に飛び出してきた偽睦月を、急停車して見る橘さん。
 ヘルメットの中の、きりりVersionの驚きの表情が貴重。

 レンゲルに変身して、橘さんに襲い掛かる偽睦月。
 その変身を見て驚く表情がきれい、レンゲルに片手で首を絞められている表情が艶っぽいのはもちろん、その狭間。
 レンゲルに首を絞められる直前の一瞬、なんだかすごく可愛い顔でレンゲルをじっと見ている橘さんは、一枚一枚画面をめくって、ぜひ鑑賞すべき。

 レンゲルに投げ飛ばされ、倒れたところから起き上がりながら「睦月お前」というところの橘さん。
 胸元に手をやる、ちょっと(かなり)女の子っぽいしぐさが、【第21話】でレンゲルに暴力をふるわれているギャレンとおんなじで、感動!

 橘さんを殴って河の中にレンゲルが飛び込んだ後、橋の上から河を覗き込んでいた顔をあげて、あたりを見回す橘さん。
 見てもしかたのなさそうな方向をみつめている姿が、なんとなく可愛く。

 携帯に入ったメールを見ての、驚きの表情。
 驚いたのはことの真相か、“剣崎携帯”から“相川始”のメールが入っていたことか…

 二対のアンデッドが合成されている、という始の説明に「なるほど。姿を自在に変えることのできるアンデッド、それなら説明がつく」と応える橘さん。
 話題が話題なだけににこやかではないものの、剣崎君や栞ちゃんに向ける先輩モードの声より、ソフトなぐらいの声。
 ちゃんと最後には始さんの方を見るあたりが、仲間とみなしている雰囲気。

 それぞれ“本物の証明”という段で、憂鬱トークをはじめた睦月を、じっと見る橘さん。
 睦月を心配するその心に感動という前に、なんだかカワイク。

 「伊坂にだまされ、トライアルBにだまされ。こんな情けない俺のせいで、大切な人を失ったこともある」
 目を伏せ、眉根を寄せての悔恨の表情。
 まばたきが繊細な感じ。
 剣崎君が「橘さんも本物だ」と言うのはともかく、それまで黙ってた栞ちゃんまでもが「間違いないわね」と太鼓判を押すのは、どのあたりがポイントだったか知りたいところ(笑)。

 疑われてキレた栞ちゃんが「あたしはあたしよ!」と椅子を振り上げたときのリアクション。
 振り上げた瞬間にぱっと逃げ腰になった睦月(真っ先!)と剣崎に対し、最初は(栞ちゃんの影になっていて見えないこともあり)動じていないのかな? と思えたものの、栞ちゃんがずんずん迫っていくと、ぱっと組んでいた手が離れてびくん、としている橘さん、なんだかカワイク(表情が見えないのが惜しすぎ! 虎太郎が入ってきたとき、栞ちゃんから剣崎君へと流れるカメラに不鮮明に映っている橘さんは、栞ちゃんを見上げて驚いたような表情に見えましたが…)。

 ジョーカーに戻りそう?な始を見て、口を開けて驚いた表情をしてみせる橘さん。
 よく見ると、隣で睦月がちょっとヘンな驚き顔をしていて、解決を見ると“やはりそういうことか!”という感じが(笑)。
 始を追って部屋を飛び出していくところの表情は、かなりきれい。

 「やはり相川始の中には、まだジョーカーの力が残っている。もし奴が完全にジョーカーに戻ったときには…わかっているな剣崎」と念を押す、バイク上の橘さん。
 ヘルメットの中の鋭い表情がいいシーン。

 ジョーカーに戻った始を見ての、驚きの表情。
 やたらと無防備な感じの(笑)。

 ジョーカーにやられているときの表情が、結構男前系。
 橘さんがジョーカーに突き飛ばされると、睦月が可愛いコートの両腕を伸ばして助けに行っているのが微笑ましく。
 その次のカットで、睦月の腕にすがるような格好になっている橘さんも可愛く(笑)。
 なんとなく橘さんをかばいながら前に出ようとしてる睦月、かっこいいぞ睦月!

 「無駄だ! 奴はもう人間じゃない! 変身!」
 この必死な感じが、ティターンさんにとっても“こりゃ本当にジョーカーが…”と思うポイントだったのでは(笑)。

 ティターンがつかまったときの「ひっかかったな」。
 その直前の必死な「どうした、剣崎! チャンスは今しかない!」とのギャップがたまらない、いい響きの声。
 ギャレン、心なしかうれしそう(笑)。

 ティターン封印後、センターで一番最後に変身を解き、封印したカードをみつめる橘さん。
 「2体封印。これで残るアンデッドは、あと1体。…いや」の低い声。
 そんな橘さんを睦月が見ていたり、橘さんが顔を上げて見つめる先にいるのが、談笑しながら帰る剣崎と始だったり、睦月は橘さんと同じものをみつめていたりと、なかなか人間模様なシーン。

EPISODE 43STORY PAGEEPISODE 45










Last update :
19th December 2004














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