チョコミミ
《第10回》
第19話 バンドやろうZE!
第20話 ヨミビトシラズ
Staff & OA
原作 ◆ 園田小波脚本 ◆ 祢寝彩木 草野陽花 演出 ◆
その他のスタッフ ◆ 【チョコミミ:スタッフ&キャスト詳細データ】へ
放送日時 ◆ 2007年12月3日(月)17:30〜18:30
◆公式サイト◆
【テレビ東京公式(あにてれ):チョコミミ】【集英社コミックドラマニア:チョコミミ】
◆参考◆
【テレビ東京公式:番組表−『チョコミミ』2007年12月03日】
Cast
チョコ(桜井ちよこ):寺本來可 ミミ(猫田ミミ):増山加弥乃アンドリュー(安藤竜之介):木戸邑弥 ムムちゃん(桃山ムム):三浦透子
ミカちん(三上功明):碓井将大 バンビ(森 小鹿):剛力彩芽
タケちゃん(竹田正人):諏訪太朗
ガイコツ:金子弘幸
Story
《第19話「バンドやろうZE!」》
チョコとミミが教室で暇を持て余していると、ムムちゃんが、昨日駅前ですごいものをスクープしたと駆け込んでくる。ムムちゃんの携帯に写っていたのは、アンドリューが路上でギターを弾く姿だった。
チョコは、アンドーかっこいい…と思ったが、触発されたミミは思いつきでバンドをしようと呼びかけ、詳細な計画表を作ってくる。
ムムちゃんもノリノリだったが、アンドリューは参加しないという。
が、ボーカルを誰にするか話しているうちに、アンドリュー以外は誰も楽器ができないことが判明。
呆れたアンドリューは、皆がバンドらしくなったら参加するか考えるという。
1ヶ月後、チョコはロック・ベースの教則本を見せ、本気なところを見せる。
それより、どうしてギターをやってることを教えてくれなかったの? というチョコに、自分からそういうことを言うのはなんか恥ずかしいし、そんなにうまいわけではないから、とアンドリュー。
じゃあ、一緒に練習しない? というチョコに、本当にやる気があるなら教えてやってもいい、とアンドリュー。
そこにミミが、モーツァルトのコスプレで登場。
チョコによると、作曲活動にいそしむためのスタイルだという。
ベース・チョコ、ヴォーカル・ミミ、ドラム・ムム、と、とりあえず見た目だけはバンドらしい風体で現れた3人は、こんなに本気だったとは…とアンドリューを驚かせる。
アンドーも入ってくれるよね? というチョコに、じゃあ1か月の成果を見せてくれ、とアンドリュー。
するとチョコは、ベースについての勉強の成果を披露、と、ベースについての蘊蓄を立て板に水で述べる。
ムムちゃんはエアギターで“みんな今日は 本当にありがとう! 愛してるぜ〜い! バイバーイ!!”と“初の全国ツアーのワンシーン”を熱演。
ミミは、サングラスをかけ“今日はプライベートなんで、後日会見を開きますから。すみません、次の仕事がありますので”と、人気モデルとの熱愛発覚に対してのコメントを。
もうええわ! というアンドリューに、3人は“ありがとうございましたー!”とおじぎして、楽しそうに笑い合う…
《第20話「ヨミビトシラズ」》
期末テストの日程が発表され、ミミとミカちんが学生ホールで勉強していると、チョコが来て、アンドーは? と尋ねるが、アンドリューは選択教科が違うから今日は来ない、とミカちん。ちょっとさびしそうなチョコをじーっと見たミカちんに、安藤がいないとさみしいね! などと言われ、チョコはあせってそんなことないと否定。ただアンドリューに借りた本を返そうと…と必死なチョコをみて、ミカちんはニヤニヤ。
そこにやってきたムムちゃんは、ほおに大きなバンソウコウ。
姉ちゃんにやられた、というムムちゃんの話を聞くと、電話でデートの約束をしていたムムちゃんの姉は、ちょうどそこにムムちゃんの寝顔があったからと、ムムちゃんの顔に待ち合わせの時刻と場所をメモしたのだという。
油性で消えないんだよ! と怒り心頭のムムちゃんをよそに、ミミはメモの“ダーリン”という言葉に憧れ、私も弟ほしいな! やっぱり私の弟になって! などという。
しかしムムちゃんは、これ以上姉はいらない、しかも自分の誕生日8月20日はミミの誕生日3月3日より先だから、自分の方がお兄ちゃんだと主張する。
でも身長は私の方が15cm高い、中間テストは折れのほうが12点高かった、体重は私のほうが3キロ重い、視力は俺が2.0、お前1.5、指の長さは私のほうが3mm長かった、足の長さは俺のほうが1cm長かった…と、微に入り細に入り張り合うミミとムムちゃんに、お互いのデータ把握しすぎだから…と、あきれるチョコ。
もうこんな弟いらない、勉強してるんだからあっちいって! 俺だって勉強しにきたんです! とミミとムムちゃんがケンカしている間に、ミカちんはチョコに、本をアンドリューに返しておこうか、ともちかけるが、チョコは、明日アンドリューが来るなら明日にする、という。
教室でチョコとミミの二人になると、ミミは、ムムちゃんがいないと静かでいいね、という。
毎日会うたびに意地悪なことばっかり言ってくるし、早くクラス替えしたいなあ、というミミに、チョコは、離れたら離れたでさびしいんじゃない? と聞く。
ないない、アンドリューが同じクラスだったらよかったのに、というのでチョコが理由を聞くと、アンドリューがいないとチョコがつまらなそうだから、とミミ。
ミミまでそんな、そんなことないって、とチョコはあわてて否定、試験が終わってからにしよう、と言っていたプリクラを、帰りに撮りに行こう、と言い出す。
家に帰ってチョコが勉強していると、アンドリューからメールが届く。
“あかんっ!明日の古文絶望的や。ヘルプっ!”というSOSに、チョコは、万葉集さえおさえておけば大丈夫だよ、と返信する。
するとすぐにアンドリューからお礼のメールが来て、チョコはしあわせな気分に。
自分も覚えなきゃ、とチョコが勉強にとりかかると、またメールが。
“うち日さす 宮道を人は満ち行けど”
と上の句だけが書かれたメールに、チョコは
“わが思ふ君はただ一人のみ でしょ?”
と下の句を返す。
アンドリューと交わした歌の意味を、チョコは調べてみる。
“大通りは 人であふれているけれど 私が恋しているのは この世で たった一人”
するとまたメールが。
“じゃあ、これはどう?
日並べば人知りぬべし 今日の日は”
ちょっと考えてからチョコは
“千歳の如く ありこせぬかも”
と下の句を返す。
この歌の意味もチョコは調べてみたら
“毎日毎日会っていたら みんなの噂になってしまう。
だから まだ 誰も知らないあなたとの時間が 千年続けばいいのに…”
歌の意味を知って、チョコが照れていると、アンドリューからメール。
“さすがやなぁ。今夜徹夜で丸暗記するわ。ありがとー”
そんなメールにも、しあわせいっぱいになるチョコ。
道を歩きながら、万葉集の歌を暗記するアンドリュー。
勉強を終えて、ベッドで横になるチョコ。
リビングで飲み物を飲もうとして、ふと窓を開けたチョコは、家の前にアンドリューが立っていて驚く。
なんで? というチョコに、ピッチョの散歩、と、ポケットの中のピッチョをさすアンドリュー。
じゃあな、と去っていくアンドリューを追いかけ、チョコは借りていた本を返す。
今度はチョコが、じゃあ、といって帰ろうとすると、アンドリューが、送るわ、というが、いいよすぐだし、とチョコ。
そっか、とアンドリューが帰ろうとすると、チョコのほうが、送るよ、そこまで、と。
じゃあ、そこまでな、と、並んで歩く二人。
今日もミミとムムちゃんが大変だったんだから、とチョコが話すと、あいつら毎日あんなんしてて飽きへんのかな、とアンドリュー。
通りに出ると、ここでいい、というアンドリューは、やっぱり送るわ、というが、明日試験だしいいよ、とチョコ。
遠ざかるアンドリューの背中を見送るチョコ。
「おとついも 昨日も今日も 見つれども…うん、なんやったっけ?」
と、万葉集の歌を暗記しながら歩いていくアンドリュー。
「おとついも 昨日も今日も 見つれども 明日さえ見まく欲しき君かも」
夕暮れの道を遠ざかるアンドリューの背中を見つめながら、チョコは、下の句を添えて歌を完成させる。
“おとついも 昨日も今日も 逢ったけど 明日もやっぱり 君に遭いたい♥”
《おしゃれノート:ガーリッシュパンク》
《FLASHアニメ 「セクシー」》
雑誌を見ていて、口許のホクロがモテアイテムだと確信するミミ。アイブローでホクロ書いちゃえ! と書き始めるが、もうちょっと上がいいな、いや下かな? と迷いに迷う。
チョコが声をかけると、大人っぽくなりたくて…と振り向いたミミの口のまわりには、ヒゲのように黒い点々がいっぱい…
おっさんっぽくなってるけど、いいの? とチョコ。
Check! −ミミパパ役天野浩成さんFAN的みどころ−

あの頃は、卒業していたとはいっても、天野さんが跡継ぎとしてやっている居酒屋・岡忠のシーン(【TBS公式:First Love−Lyric#02 渡部氏の映像&岡忠裏話-3(HTML版)】御参照)は学生ノリで、『チョコミミ』でメインのみんなが集まってワイワイやってるシーンに近かったなあ…と、しみじみ。
ミカちん役の碓井将大さんとアンドリュー役の木戸邑弥さんとの並び、ちょっと『First Love』小峰役の内田朝陽さんと二岡役の天野さんに見た目似た雰囲気があるのも面白く(上記リンク先のFlash版【TBS公式:First Love−Lyric#02 渡部氏の映像&岡忠裏話-3(Flash版)】では、そんな内田朝陽さん小峰と天野さん二岡が顔を寄せて話している写真が見られます)。