『デビルマン -不動を待ちながら-』は、ベケットの有名な不条理劇『ゴドーを待ちながら』を下敷きに、永井豪原作『デビルマン』（講談社コミックス）の第五集黙示録編126ページから141ページまでの15ページを、じんのひろあき氏が２時間の舞台に脚色した作品。
人間が生きていく上で一番大切なものを教えてくれ、なおかつ現在どこかしらで起きている戦争やテロ、暴動、それらをまるでハリウッド映画を観るかのように他人事のように観てしまっている平和な日本人など、現代社会への疑問をちりばめた秀作。

物語は、牧村美樹の友人である大学生３人組が、今まさに外で起きている「悪魔狩り」という大事件をまるで他人事のように受け止めているところから始まる。
最初はユーモラスに物語を進める大学生達、しかし物語が進むにつれ、自分たちに死が迫っているという危機感を抱いていく…。

その物語を、この公演では、宇治川まさなり氏の脚色を得て、ダイナミックなヒューマニズム溢れるエンタテイメント作品として上演する。

【GRIPPER プロデュース vol.2「デビルマン -不動を待ちながら-」】


【GRIPPERについて】
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蒼井優、徳山秀典、吉澤ひとみ、里田まいほか多くの人気俳優の演出・脚本を手掛け、ネルケミュージカル「DEARBOYS」ほかミュージカルから演劇と幅広く演出家として活躍中のスタンダードソング主宰・宇治川まさなりと、商業演劇を通じて若手俳優の育成者として注目を集めるLIVEDOG プロデューサー・山田とゐちがタッグを組み「GRIPPER＜グリッパー＞プロデュース」として、ステージ界に新たなる革命を起こす事を目的として設立。
老若男女問わず誰が観ても共感が得られるエンターテインメントドラマを制作していくと同時に、秘められた才能のある若手俳優や、俳優志望者達と積極的にオーディションを通じて出会い、彼等がGRIPPERプロデュース公演の稽古を通じて今まで気付かなかった自身の才能を開花させ、公演出演により役者として次なる一歩を踏み出すための「踏み台」になれるような公演を企画。
『デビルマン -不動を待ちながら-』は、2010年5月18日（火）〜23日（日）上演の『二丁目のグッドバイ』に続く、GRIPPERプロデュース公演第二弾。

原作 ◆ 永井豪
脚本 ◆ じんのひろあき （劇団ガソリーナ）
脚色・演出 ◆ 宇治川まさなり （スタンダードソングエンタテインメント）
企画・プロデュース ◆ 山田とゐち
企画製作 ◆ GRIPPER　　主催 ◆ スタンダードソングエンタテイメント

出演 ◆
兼崎健太郎　　天野浩成
下川みくに　　田中大地　　笠原竜司 (特別出演)

-Ａチーム-
武田知大　　主浜はるみ　　園田真子　　新森大地　　清水日向子
黛実希　　江前陽平　　谷口明日菜　　秋山大輔

-Ｂチーム-
友常勇気　　西舘さをり　　橋本祐樹　　安部慎二郎　　矢羽々昭幸
加藤千尋　　岡田久実　　土田ひろ子　　秋山大輔

フォンチー　　長谷部優

◆その他のスタッフ・キャスト配役、スケジュール詳細については ■ デビルマン -不動を待ちながら- 詳細DATA ■　[10.7.3 UPDATE!]

（初演脚本より）
悪魔の出現により世界は混乱の只中にあった。
世の中では悪魔狩りが始まり、デビルマン不動明が暮らしていた牧村家は殺気立った群集に包囲されている。 不動明に呼び出された一見何の繋がりもなさそうな人々。
彼らは何者なのか？　何のために牧村邸に集まってきたのか？
彼らの人間像を少しずつ浮かび上がらせながら物語は展開していく。
牧村家にバリケードを張り籠城しながら不動明を待つ。
彼らが迎える結末は・・・

天野さんが演じるのは、バツイチの女子高教師、雨竜ハジメ。
冒頭では牧村邸の中でリーダー的な役割を演じ、でもその内心は、人を殺してまで生き延びる何かがあるわけではないと戦うことを拒んでいる、複雑な人物。
連れて逃げていた女子高生・シグレの切実な願いに応えられず、苦悩する彼は、物語の展開によってさらに心に深い傷を負うことに…

※登場人物紹介ページには、WEB上で公開されている初演脚本・劇場で販売されていた2002年版脚本との役名対応も掲載。

■ 登場人物紹介 ■へ　[10.7.21 UP!]

グッズ情報、各種メディアでの情報等について。

■ 関連情報 ■　[10.7.16 UPDATE！]

出演キャストさん、スタッフ様のブログ等で、『デビルマン -不動を待ちながら-』の日々を立体的に…の試み。

■ キャスト＆スタッフ日記集 ■　[10.7.12 UPDATE！]


全７公演＋イベント全３回の感想等。
公演期間中はとてもレポを書くヨユウはなく、千秋楽後に書いたものですが、それぞれの回に感じたことを、再現するよう努めました！


美しい世界の中心に。
『デビルマン -不動を待ちながら-』開幕

チーム違えば。
Ｂ限定の名シーンも…Ｂチーム初日



脚本家さま認定“グズグズのトークショー”
“大地ーッ”コール満載！　アフターイベント

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