17th July, 2010  
脚本家さま認定“グズグズのトークショー”
“大地ーッ”コール満載! アフターイベント
 『デビルマン -不動を待ちながら-』は、昼公演は毎回アフターイベントつきというサービスぶり。
 とてもシリアスな舞台、そして天野さんは舞台『インディゴの夜』全国ツアーを終えてから一番最後の合流ということで、どんな雰囲気になるんだろう…と思っていたら…
 やんちゃな天野さんと、そんな天野さんと仲良しな“いいお兄ちゃん”兼崎さんの仲良しっぷりは相当で、『劇団VitaminX』への期待まで高まりました!!!

【“いいこと言ってくださいよ” 御登場&山田Pによる紹介】
 まずは山田とゐちPが御登壇。
 30分と時間が限られているので、さっそくキャストさん登壇に。

 兼崎健太郎さん、天野浩成さん、長谷部優さん、フォンチーさん、田中大地さん、Bキャストの友常勇気さんが上手から御登場。
 舞台上に横一列に並んだ椅子に、山田Pが下手側端の椅子、その隣に兼崎さん、天野さん…と、御入場順にそのまま着席。

 椅子のそばには、お水のペットボトル。
 が、兼崎さんの椅子のところには、大量に(笑)
 山田P「汗だくなんで多めに用意しました。一番汗かいてる!」

 そして、山田Pから見たそれぞれのキャストさん紹介。

 まずは大郷リョウ役の兼崎健太郎さん。
 「非常に男前!」
 最終の稽古は吉祥寺の近くでやっていたそうですが、その最終日、キャストさんが皆さんお帰りになった後、兼崎さんがおひとりで稽古場に掃除機をかけていた…というエピソードを披露。
 兼崎さん、立ちあがって他のキャストさんに向かって「オレきれいにしたからね! 感謝して!」。
 山田P、その答えを言う前に、お客さんに聞いてあっさり正解が出たのですが、山田Pに「正解者に水をプレゼントして」と言われた兼崎さん、たくさんペットボトルがある中から「じゃあ、オレが開けた水を」。
 たぶん、顔見知りのファンの方だったと思うのですが、もし違ったら、未開封のもののほうがいいんじゃあ…(笑)

 続いて、雨竜ハジメ役の天野浩成さん。
 山田P「僕がだいたいキャスティングしてるんですけど」と前置きをされてから(だからプロフィールについては詳しく知っているという意味?)、愛知県出身の天野さん、偶然なことに、山田Pと生まれた病院が一緒とのこと!!!
 “なんで…?”と天野さんがょっと驚いている風に見えたのか、山田P「目黒でそういう話したじゃない」。
 「同じ分娩台です」と、わざわざ生々しく言い直す天野さん(笑)。
 山田P「同じ病院で生まれてるのに、この顔の差ってどうなの!」
 天野さん「僕も、いいこと言ってくださいよ。かねちゃんみたいに」と、いい話をおねだりする天野さん。
 山田P「いいこと…あった!? ねえ、いろいろ話題はありましたけど(笑)」
 そう言われて、大ウケして声を上げて笑う天野さん!(いったい何が!)
 すっかり山田Pと、なかよしさん!(笑)
 天野さんが愛知県御出身ということで、愛知からいらしたお客様は…と会場に聞くと、やっぱりいらっしゃいました。

 牧村美樹役の長谷部優さん。
 天野さんと同じ事務所の長谷部さん、これまた偶然なことに、山田Pと同じ岐阜県出身とのこと。
 これを聞いた天野さん、横から「さっき愛知県って言ってませんでしたっけ」
 山田P「生まれた病院は一緒! で、岐阜県出身で」と説明。
 天野さん、1999年1月のセラミュファン感謝イベントの質問コーナーで「生まれたところは」の質問に「岐阜県」と答えていらしたので、山田とゐちPと一緒という生まれた病院は岐阜県のはず。
 それなら、山田Pは愛知県出身というより、岐阜県出身と思うほうが自然だと思うのですが、天野さん、なおも山田Pに「ごっちゃになってますね」と責め口調(笑)。
 しかも山田P、長谷部さんと同じ1月17日生まれ(当然星座も同じ山羊座)、血液型A型も一緒、干支も同じとのこと!
 なので、細木数子の九星占術も一緒等、いろいろな占いが一緒だけれど、ズームインスーパーの名前占いだけは違う…と(笑)
 長谷部さんは中学生のときに東京に出ていらして、dreamとして華々しく御活躍。
 その頃もう舞台制作をやっていらした山田P、“岐阜にこんなカワイイ子がおったか!”と思っていたとのこと。
 岐阜弁出ますか、と言われた長谷部さん「なにやっとんの! でぇムカつく!」等、披露。
 それを聞いていた天野さん、名古屋弁と近いせいか「全然入っていける!」と、うれしそう(笑)。

 月野シグレ役のフォンチーさん。
 今回初舞台のフォンチーさん、舞台稽古が終わった後の演出家さんのダメ出しの際、役者さんはだいたい、テーブルについて座った演出家さんのダメ出しを、床に座って聞くとのこと。
 長谷部さんは女の子座り(横座り)、下川みくにさんは体育座り…とそれぞれのスタイルがあるとのことで、フォンチーさんはこんなカワイイ座り方で聞いている、という話になるのかと思いきや「フォンチーはM字開脚で、しかもボールペンをこう(ちょっとタバコでも垂らすかのように)持ってて、コンビニにいるヤンキーかなと! しかも演出家は上のほうにいるので、こう(ガンを飛ばすように)見上げる感じで、こえー! と…」…という、まさかの落とし!!
 フォンチーさん「たまたまですよ!」 山田P「毎回ですよ!」 フォンチーさん「女の子座りだってしますよ!!」
 …雨竜&月野師弟、山田Pに遊ばれてます(笑)。
 山田P「でも普段はアイドリング!!!で…アイドリング!!! もあんまり女の子っぽくないよね!?」
 フォンチーさん「アイドリング!!! も芸人さんぽいことやらされるんですよ!」

【“いいこと言ってくださいよ” 御登場&山田Pによる紹介(つづき)】
 湖浜ミナモ役の下川みくにさん。
 山田P「昨日の初日を観にきてくれた友達と飲みにいったら、なぜか下川さんがいて!」
 下川さん「昨日はどうしても飲みたくて…そしたらとゐちさんも来るからって。顔、真っ赤にして飲んでましたよね!」
 山田P「おっさんみたいですよね! 普段はアニソンとか歌ってらっしゃいますが…」
 下川さん「舞台はあまり踏んだことがないので、すごく貴重、めっちゃ楽しい!」
 女子大生役、ということに触れられると「うれしいですね! 女子大生っていう響きが!」
 そんな“女子大生”に大喜びな下川さんに、二人でじゃれあうように笑っている兼崎さん&天野さん。
 そんなお二人も、『劇団VitaminX』では、揃って高校生に…
 “ラケット振り回すミュージカル”で中学生をがんがん演じていらっしゃる兼崎さんはヨユウだと思いますが、天野さん…30歳で女子大生というこで喜んでいる下川さんの話題に、気楽に笑っていられるのでしょうか(笑)
 山田P「ほんと姉御肌だよね!」
 仲良くしてもらっている等(?)下川さんに語りかけられ「ね!」と言われる大学生男子達(田中大地さん、武田知大さん)、完全服従なケハイ。
 山田P「尻に敷かれてますね!」

【“大地ーっ!!” 山田Pによる紹介 田中大地さん〜】
 そして、城野アツシ役の田中大地さん。
 と、突然、天野さん、前に思い切り乗り出して田中さんのほうを向き、口許に手でメガホンを作って「大地ーっ!! 大地ーっ!!」と、大地コール!!

 山田P「大地君は今、渋谷に巨大大地くんが…」
 【109-(2)】(道玄坂と文化村通りの分岐点にある“109”ではなくて、JR山手線の原宿方面線路沿い、Q-FRONTの向かい側に建っている建物。109MEN'Sが入ってるほう)の壁面に、田中大地さんの写真を使った大きな広告が出ているという話題。
 19日の行きがけに見てきましたが、7階建ての 109-(2) の4フロア分ぐらいの高さのある縦長の広告スペースに、さわやかな田中さんの立ち姿で、カッコイイです!(違う写真掲載ですが、【109MEN'Sモバイル:SUMMER MEMORIES】で雰囲気がわかるかも…と、【Twitter-下川みくに:2010年7月21日 22:08】には、下川さんが撮影された写真 http://twitpic.com/27akkw
 …という話題が出たらまた、天野さん「大地!!!」と大地コール。
 …楽しくてしかたない感じです、天野さん!
 そして、そんな天野さんの腕を軽く叩いてたしなめる、いいお兄ちゃんな兼崎さん。
 山田Pが巨大看板を「巨大地」と表現すると、「巨大地」とうれしそうにリピートする天野さん。
 でも御本人はそれが出ていることに気づかず、テレビの“渋谷の天気”コーナー等で渋谷が映されたのを見て気づいたとのこと。

 山田P「(田中さんは)チャラいでしょーっ、超チャラいけど、すっごい真面目なんですよ!」
 …と言われて、ちょっと田中さんが照れていると、天野さんまた「大地ー」。
 モデルとの仕事の調整も大変だったけどやり抜いたね、と山田Pに言われて田中さん「稽古に来れないときもたくさんあって、キャストの皆さんに迷惑をかけて…」
 …というと、田中さん話題だと思いっきりやんちゃっ子になってる天野さん「ホントだよ!」。
 6月20日まで舞台『インディゴの夜』全国ツアーで(大千秋楽は沖縄!)、『デビルマン』稽古合流が6月22日と全キャストさん中最後だった天野さんがチャチャを入れると、田中さんがモデルのお仕事でちょいちょい抜けたぐらいは全然迷惑じゃなさそう! というカンジになるマジック(笑)
 そしてまた天野さん「大地ーっ!!!」
 いいお兄ちゃん兼崎さん、またやさしくたしなめてくれてます!

 最後に、柴咲ヤマト役の友常勇気さん。
 山田Pプロデュースの舞台は3回目で、めきめき芝居がうまくなって…とのお話。
 そんな風に友常さんが紹介されている間、またじゃれあうように笑い合っている兼崎さん&天野さん。
 友常さんは毎回宇治川さんに千本ノックを受けている(たくさん怒られる)、という流れで、事務所の先輩の兼崎さんに話が振られ。
 兼崎さん「すごい真面目です。今日も劇場に向かって歩いてたら、後ろからきて…走ってました!」
 走ったりすると声も良く出るので…とのことでしたが、ちょっと小さな声でそう話す友常さんに兼崎さん「今、声出てないよ!」と、すばらしく通りのいい声で!

【“かねちゃんの後だからなんて答えていいかわかんない…”
 質問(1) 緊張をほぐす秘訣 etc.】
 ここから、開演前に皆さんから集めた質問用紙に基づく質問コーナー。

 第1問は“緊張をほぐす秘訣は。または緊張してしまうきっかけ”

 これにはいきなり友常さんが遠くから「(緊張)します!」
 山田P「しそうだよね!」
 アグレッシブです友常さん!!!

 そして以降、順当に兼崎さんから。
 「最近は緊張しません。緊張すると声も出なくなるし、硬くなって稽古通りに出ないので。
 とにかく集中して、リラックスする。今日も本番前、寝てました」
…と、意志の人!!!

 これに対して天野さんは、山田Pに緊張する? と聞かれて「はい」。
 どうやってほぐしてます? と聞かれると「ほぐしてないです」。
 山田P「緊張したまま!」 天野さん「出たとこ勝負…」
 山田P「火炎瓶もった手ぷるぷる…」 天野さん「ぷるぷる…」
 …天野さんと山田P、なんかいいコンビです(笑)。
 山田P「いい緊張は必要ですよね!」
 …と、なんだかんだいって、天野さんに助け船を出してくださろうとするのですが。
 天野さん「まあ…わかんないです…かねちゃんの後だからなんて答えていいかわかんない…」
 …立派すぎる兼崎さんのおこたえのあとで、チョー答えにくそうな天野さん。
 (兼崎さん、いやいやいや…と恐縮していたケハイ!)
 天野さん「はじめちょっと出れたらいいんですけど…空気感に慣れるから…」
 …という天野さん、今回のように登場していきなりセリフを…というような場合は「特に緊張します」。
 山田P「僕もたぶんそういうタイプです。今すっげー緊張してます」
 …やっぱり山田P、なんだかんだいって、天野さんに優しいです!!

 長谷部さん「30秒前くらいに緊張します」。
 …それまでは平気なようですが、そうおっしゃる長谷部さん、ほんとにサバサバしていて、緊張は一瞬だけというカンジ!
 兼崎さん「台本、こうやって握りしめてるよね!」
 と、女の子っぽく台本を握りしめる長谷部さんのポーズを真似。
 長谷部さん「そんなカワイイ感じですですか?」と、上機嫌に(笑)。
 さらに「直前に緊張するんでほぐせないけれど、自分より緊張してる人を見るとほぐれる」といって、フォンチーさんがすごく緊張していると指摘、「それ見てると、あたし大丈夫、って」。

 フォンチーさん、アイドリング!!!のライブ等ではあまり緊張しないそうですが、「19年生きてきて、この舞台が一番緊張します!」
 フォンチーさん「本番直前にみんなの楽屋に言って、どうしよう緊張するって言って回ってます」
 山田P「緊張を伝染させてる!」と、フォンチーさんの行為を迷惑行為扱い(笑)

 下川さんに対しては「出る前に一杯ひっかけてる?」と、酒飲みキャラネタの振り(笑)。
 下川さん「ほんとに本番前にちょっと飲んだほうがいいのかなとも思ったんですけど…飲んだらすっごいからみそう…」(笑)
 結局「気持ちいい緊張感で、早く出たい!って。楽しんでます」
 ポジティブ!

 田中大地さん「自分も直前に緊張するタイプ。最初に出るんで、第一声を大きく出せば、気持ちよくなって、もっとしゃべりたくなって」と話しだすと、兼崎さん、天野さんに話しかけ。
 天野さん、ここでまた“大地ーッ!”コールのしぐさをやりかけて、フォンチーさんにあきれられ、長谷部さんにもたしなめられ(笑)。

 友常さん「前の日ぐらいから常に緊張して! なので、とりあえず、動く!」と、友常さんらしいお答え。
 「あと、気合い入れの円陣組むときにほぐれて」というと山田P「あれでほぐれる? オレ、役者のとき、余計に緊張するんだよ」と、人それぞれ。

【“おれ、中国人みたい” 質問(2) 他にやりたい役】
 第2問は「自分の役以外で演じてみたい役」。

 兼崎さん「先生やってみたい」と、天野さんが演じた雨竜ハジメ先生を!
 山田Pは「先生いいですよね! かっこいいですよ」と言ってくださるのに、当の天野さんは「…はい」と困ったようなカンジで、笑いを誘い(笑)。
 山田P「逆も面白そうですよね!」
 兼崎さん「客観的にコウさんがやってるの観てるから…」
 と、話が始まると、天野さん唐突に「おれ、中国人みたい」
 …兼崎さんは、天野さんが稽古場で“コウセイ”の読み方が浸透しないと淋そうにおっしゃるから(【山田とゐち (gripper_stage) on Twitter:2010年6月29日 15:32:18】)、きっと気を遣って“コウさん”と呼んでくださっているのに、微妙に恩知らずな天野さん(笑)。
 それなのに、「コウセイさんだから“コウさん”って呼んでるんですけど」と、丁寧に“コウセイ”をアピールしてくださる兼崎さん、とってもオトナでいいひとです!
(でも、天野さんの取り扱い方法は、まだマスターできていないかも【笑】)
 「客観的に観てるとお互いわかることがあって、逆の立場でやってみたら、いい芝居ができそうな」

 フォンチーさんは「コンビニチームのエリカ役」
 これには山田P「できる!?」と驚愕気味の反応(笑)
 フォンチーさん「ドエスっぷりが…」
 自分の性格と正反対の役がやってみたいとのこと。
 ちなみに、演じていらっしゃるシグレは、最初のほうはフォンチーさんに近いそうですが。
 山田P「悪魔になっちゃうとことか…殺してみろよ! みたいなとこは?」
 フォンチーさん「あそこ気持ちいいですね」
 …とおっしゃる様子も可愛いフォンチーさん!!!

 ここで山田P、質問者の方に、誰に聞いてみたかったのか確認。
 質問者の方は、天野さんに聞いてみたかったとのこと。
天野さんは「リョウ」と、兼崎さんと相思相愛(?)。
 でも、兼崎さんが「はい」と言ったところで、次に行こうとする山田Pに、天野さんと兼崎さん、くちぐちに「すっごい流した!」「オレ、はいしか言ってないのに!」と(なかよし!)。

 兼崎さんと天野さんが相互にお互いの役をやってみたいというのは、舞台を観ていてもかなり納得。
 初主演作品が『BE-BOP-HIGHSCHOOL』シリーズで、若手俳優さんには珍しく任侠系作品出演本数が多い(わかっているだけでも8本)天野さん、兼崎さんリョウとの怒鳴り合いの最後には、任侠系の世界により近いキャバの店長さんより学校の先生の声がそんなにドスがきいていていいんだろうか…と思えるほどの迫力だったので、高校は先生とのケンカでほとんど行かなかったという、キャバの店長で武闘派のリョウ役はさぞかしハマると思えるし(ただ、基本的に“カタギのもん”のはずのキャバの店長さんなのに、やりすぎて任侠の世界の人そのものになっちゃったらまずいかも…)、イベント時の面倒見が良さそうで爽やかな兼崎さんは、熱血高校教師とかものすごく似合いそうだし(ただし、シグレとの恋愛関係を疑われたりするフンイキはあんまりなさそうだし、“生徒の問題を家庭や社会のせいにするのは学校だけ”とかごちゃごちゃ言う前に、生徒さんの家庭や社会に乗り込んで改善のためにばりばり行動しそう!)。
 逆配役も、観てみたいです!!

【“どうしてもバットが、ラケットに見えて!” 質問(3) 夏の思い出】
 質問用紙には、キャストさんへのメッセージ、質問を…という書き方がされていたので、次の質問は兼崎さんへのメッセージから始まる長文の質問。
 山田P「なんか、ファンレターみたいですね!」

 質問内容は結局「夏の思い出」。
 兼崎さん「最近夏休みないからなー。最近、毎日ラケットを振ってたりして…」と、ここのところ夏はミュージカル『テニスの王子様』づけだったことをほのめかし。
 兼崎さん「子供の頃の思い出はキャンプ。僕、野生児で。台風で増水した川で泳いでたり」
 さらに、お父さんに車を出してもらって友達と台風の中キャンプに行って(テントがバタバタバタッ!と風をはらんで激しく音を立てるような状況!)、UNOをしたことが思い出とのこと。
 さすがに危険だったので、2泊の予定を1泊で切り上げて帰ったそうで。
 山田P「そこで何かあったら、ラケット振ってないですよ!」
 兼崎さん「この舞台の最後に、くぎバットを構えるシーンがあるんですが、なんか自分の中で、何か違うもの構えてるように思えて(笑)。
 どうしてもバットが、ラケットに見えて!」
 この兼崎さんのお言葉を聞いて以来、ラストシーンで、兼崎さんと背中合わせでバットを構える(兼崎さんは高い姿勢、天野さんは低い姿勢)天野さんも、テニミュのワンシーンにいるように見えてくるという、楽しい効果が(笑)。
 ここで、山田Pから、最後のシーンで兼崎さんリョウの武器として登場するバットには、釘が刺さっているとの説明。

【“きちんとメイクしててよかった!” 質問(4) 女子大生役の感想】
 次の質問は下川みくにさんに「女子大生役を演じての感想」。
 下川さん「(Bチームの男子大学生3人は)みんな年齢的に同じぐらいだよね、そこに入れる勇気…
 今だけは同じ年齢になっていいんだ、って…若さをもらいました!」

 でも、Aチームのジュンヤ役の江前さんは、下川さんと同い年とのこと。
 兼崎さん「何歳か、知らないんじゃないんですか皆さん」
 下川さんの「30歳なんですけど」という言葉を聞いて、驚く客席。
 前の舞台で山田とゐちPが23歳に見えると言ってくださった(それをわざわざこの場でも、山田Pの口から言わせる下川さん【笑】)ことがうれしかったという下川さん「きちんとメイクしててよかった!」

 そして、同じ大学生役の田中さん&友常さんに向かって「仲良くやろうねー」と下川さん。
 田中さん&友常さん「はーい」
 その様子にウケまくる天野さん&兼崎さん(兼崎さんはともかく、次に兼崎さんと一緒に高校生役の天野さん、そこ、のんきに笑ってて大丈夫ですかーっ!!!)。
 山田P「こんな感じでいつも、男の子達を脅してます」(笑)。

【“おいしそうな感じで” 質問(5) 浴衣は好き?】
 次は、関西からおいでの、浴衣を着て御来場の天野さんファンからの「浴衣姿は好きですか」。
 天野さん「浴衣、大好物です」。
 大好物です、を何度か繰り返していた天野さん、ついには「おいしそうなかんじで」
 すると、山田P「だめですよ!」
 …【2005年12月15日_FM FUJI『RADICAL LEAGUE−オクイシュージのオレがカバやねん』】で“スタッフしか知らない天野くんのこんな一面”でスタッフ様から“普段の会話は下ネタだ”とバラされていた天野さん、その当時は女の子ばっかりの撮影現場で(【Wanna be FREE! 東京ガール】)“ポロっと言っちゃったらどうしよう…仲間はずれにされる…”とおびえていましたが、今回の『デビルマン』は男子いっぱいで、かなりのびのび楽しくやっていた雰囲気(笑)。
(天野さんの“大好物です”“おいしそうなかんじで”に大ウケする兼崎さんをはじめとする男子キャストさん達のリアクションからしても!)

 兼崎さんも「大好物です。食べちゃえって」
 これは天野さんにあわせてくださったっぽい言い方で(いいひとです!)、山田P、全くとがめず(笑)。

 友常さんは「大好物です。三度の飯より」と、またアグレッシブな姿勢でくらいついてきていたのですが、せっかくの工夫発言も、マイクを通っておらず。
 マイク通して言い直す? と問われ、そこまでは…と辞退する友常さん(笑)。

 山田P「次の舞台で、浴衣着てきた人は割引の“浴衣デー”やろうかな…男どもは芝居にならなかったりして(笑)」

【“嫌いな人いる?って” 質問(6) 初舞台の感想】
 次はフォンチーさんに「初舞台の感想は」。
 フォンチーさん「お芝居自体も初めてに近い状態からだったので、みんなの足をひっぱるんじゃと不安ばかりだったんですが、優しいお兄さんやお姉さんに助けてもらえて、今日まで頑張れました」
 …と、優等生なお答えをするフォンチーさんに、山田Pいきなり「嫌いな人いる?」
 フォンチーさん「えっ!?」
 ここでフォンチーさんから、シグレの髪が白くなるシーンに際して、ウィッグを着けるのは一人ではできないので手伝ってくださる方を決めるときに、山田Pが、に女性キャストさんの中で嫌いな人はいるか、嫌いな人には手伝わせないから、とおっしゃっていたとの裏話。

 フォンチーさん「みんな大好きです!」
 山田Pも「いい人ばっかで、楽しい現場だよね!」

【鐘にうれしそうな天野さん(笑) 質問(7) 稽古中印象に残ったこと】
 時間があとちょっとに…というところで、手で鳴らす式のカランカランという鐘の音。
 ものすごーくうれしそうに、鐘を振るしぐさをしてみせる天野さん!(かわいい!)

 次の質問は長谷部さんに「稽古の際に一番印象に残っていること」。
 質問はオーソドックスでしたが、長谷部さんのお答は…

 長谷部さん「最終稽古のとき、稽古場でゴキブリが出て、女子が暴れはじめて…
 あたしがパコーンッ!ってやったら、男子が引いたっていう」
 …虫がコワイ天野さんとか、思い切り引いてそうです(笑)。
 長谷部さん「女性らしく美樹をやろうとしてたのに、そんなことしちゃって、後悔しました」

 そんな長谷部さんに山田P、原作コミックの美樹は結構荒っぽくて、そんな感じがプライベートで出ちゃったと…と、フォローなのか追い打ちなのかわからないフォロー(笑)。

 …この時点では“長谷部さん、結構勇ましいな”ぐらいに思っていたのですが、後日のトークショーでは、長谷部さんのさらなる…(笑)

【“…いないよね?” 質問(8) 心に響いたセリフ】
 最後の質問は、皆さんに「一番心に響いたセリフ」。

 兼崎さんは「なんやろな」とちょっと考えてから…
 「最後のコウさんの『俺にはまだやらなきゃならないことが残ってる』はぐっときました」
…と、天野さん雨竜先生のセリフを挙げてくださり!
 「二人だけのシーンだし、コウさんがあっつい芝居されてるし、観てると涙が出ちゃいそうな」と、天野さんを立ててくださりまくり!
 兼崎さんが一緒なら、『劇団VitaminX』、天野さん、超大丈夫そう!!!

 で、天野さんは「いいセリフが多くて、全然選べないですね」。
 確かに、天野さん雨竜先生のセリフは、特に文学的な香りの高い“西海岸へ行くバス”にしろ“ごらん、世界はこんなにも美しい”もあり、兼崎さんが挙げてくださったような、雨竜先生の魂の底から熱く湧き起こるようなセリフありと、名セリフが多すぎて、選べないのはわかります!!
 天野さん「だいたい今までの役って、これが決めゼリフみたいのあったんですけど、ないですね」
 山田P「明日のトークイベントまでに考えておいてください」
 天野さん「ここでダメ出しですか」

 長谷部さんは「美樹が“殺す”と決意する瞬間が好きなセリフ」。

 フォンチーさんは「最後にみんなが自分の名前を言ってひとつにまとまるシーン」と、この作品の名シーン中の名シーンを挙げ。
 そんなフォンチーさんを、戸惑ったように指さして天野さん「…いないよね?」
 …兼崎さんだって天野さんのセリフを挙げてくださったように、自分のセリフじゃなくてもいいわけなので、フォンチーさんがいないシーンをフォンチーさんが挙げても、そんなにびっくりすることないです、天野さん(笑)。

 下川さんは「ジュンヤに『おまえのこと守ってやるとか言ってくれてもいいんじゃないの、嘘でもいいから言ってみたらどうなのよ』っていうセリフ。そんなこと言ったことないし、ミナモが素直な気持ちをぶつけてると思うと、大事にしなきゃと思い、いつもうるうるします」

 田中さんは「ヤマトがうちらをかばって『殺します!!』って言ってくれるセリフ」。
 真っ先に“殺します”と宣言し、その理由をはっきりと言わないヤマトのあの言葉が、友達をかばってのものという発想はなかったので、目からウロコ。
 そしてそのセリフを選ぶ田中さんのハートも素敵。
 そんな田中さんに天野さん、またちっちゃく「大地ー!」コール(笑)!

 そして最後は友常さん。
 セリフじゃなくていいですか、ということで挙げたのは。
 「オープニングで、タイトルの『デビルマン』が、どーんと出るところで、こう、歩いてるとこ」
 皆さん、友常さんの意図が理解できず。
 「笠原さんが」と言われて、ああ、と、笠原さんが悪魔狩りの犠牲者を引きずっていくところとだとはわかったものの、なぜそこ…? と、客席にも忍び笑いが(笑)。
 「あと、最後に、銃を構えるところ」
 …確かにその両者は、笠原さん悪魔特捜隊員の圧倒的な強さがびんびん伝わるシビレるシーンですが、なぜ“心に響いたセリフ”という質問に、そこ…
 山田P「要するに、笠原さんが好きなのね!」

【“グズグズのトークショーでしたが” じんのひろあきさん登場】
 30分という短い時間でしたが、これでトークショーを終わり…
 と、山田Pが締めようとしているところに、突然じんのひろあきさん登場!
 ステージにすたすた上がって「作家のじんのです」。
 じんのさんに席を譲ろうと、あたふたする山田P & キャストさん達。

 構わず立ったままお話をされるじんのさん。
 この作品は19年前(「君と同い年」と突然言われて、とっさに反応できないフォンチーさん【笑】)、お嬢さんが生まれたときに書かれたものとのこと。
 そして「グズグズのトークショーでしたが、ありがとうございました!」と、いきなり山田P仕切りのトークショーを“グズグズ”と断定すると(笑)「これに懲りずに、また足を運んでください!」とPR。
 そして「本日はどうも、ありがとうございました!」と締めてしまうじんのさん、かなり自由で、ステキです!!!

【誰へのサムズアップ? イベントのおわり】
 イベントの最後、これから退場、というときに、天野さん、上手側にサムズアップ!
 その方向にいらして、天野さんにサムズアップされそうなのは…
 天野さんが終始“大地ーッ!”コールでいじっていた、田中大地さん?

 比較的整然と進行したわりには、天野さんはかなりカオス状態で(笑)、楽しいイベントでした!!