仮面ライダー
剣 ブレイド

Masked Rider Blade
EPISODE 12
カテゴリーA
  


Staff & OA
脚本 ◆ 宮下隼一  監督 ◆ 鈴村展弘
プロデューサー ◆ 松田佐栄子(テレビ朝日)  日笠 淳  武部直美  宇都宮孝明(東映)
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日 ◆ 2004年4月11日

※仮サブタイトル「俺たちの世界(後編)」

Cast
剣崎一真:椿 隆之  相川 始:森本亮治
広瀬 栞:江川有未  白井虎太郎:竹財輝之助
橘 朔也:天野浩成

一ノ瀬 仁:藤間宇宙  深沢小夜子:粟田麗  伊坂:本宮泰風

仮面ライダーブレイド:高岩成二  仮面ライダーカリス:伊藤 慎
仮面ライダーギャレン:押川善文
永瀬尚希  矢部敬三  渡辺 淳(ジャパンアクションエンタープライズ)

栗原天音:梶原ひかり  塚田:小野 了
大関正義  小宮詩乃  桜井ひかり

スパイダーアンデッドの声:塩野勝美
シェルアンデッドの声:福山弘幸
ナレーション:小杉十郎太

一ノ瀬 優:井上高志  栗原遙香:山口香緒里


Story
 蜘蛛型アンデッドと戦うギャレンは「カテゴリーA(エース)は俺が封印する」と何かにとりつかれたように戦い、助太刀しようとするブレイドを邪魔者扱いして攻撃を仕掛ける。
 これまでのアンデッドとは比べものにならないパワーを感じるが、カテゴリーAとはどういう意味なのか、ブレイドは理解できない。
 そんなブレイドを置いて、ギャレンは伊坂(Cast:本宮泰風さん)の指示を受け、姿を消したアンデッドを追いかけていく。

 天音(Cast:梶原ひかりさん)は仁(Cast:藤間宇宙さん)の路上ライブをテレビで見たときの記憶を頼りに始(Cast:森本亮治さん)を探し回るが、手がかりすら得られない。
 そんな天音を心配する遥香(Cast:山口香緒里さん)を見た虎太郎(Cast:竹財輝之助さん)は天音を探しに出かける。

 カテゴリーAを見失った橘は大丈夫ですかね、と問いかける塚田(Cast:小野 了さん)に伊坂は「奴には今戦うことしかない。戦わなければ自分をなくしてしまう。その本能だけが、今のあいつを突き動かしている」と答える。
 橘がひたされていた黄金色の溶液を見ながら「その本能さえもいずれ…恐ろしいほどの効果ですなあ」と感嘆する塚田に返した伊坂の言葉は「全ては究極のライダーを作り出すためだ。奴には文字通り、その人柱になってもらう」というものだった。
 その頃、伊坂の言葉の通り、橘は自身の拳をみつめながら「力を。俺は俺の力を証明するために…戦う」とつぶやいていた。
 ギャレンがカテゴリーAという言葉を口にしていたと剣崎から聞いた栞(Cast:江川有未)は、ギャレンもブレイドもカテゴリーAから作られていたことから、伊坂が新たなライダーを作ろうとしているのでは、と推測する。
 それなら、橘も目的のために戦っているのだろうか、と、剣崎は表情を曇らせる。

 仁の船上ライブの準備を手伝う合間に目にした一組の母娘の姿に、始は遥香・天音母娘に思いをはせる。
 その始の目の前で、シェルアンデッドがその母娘を襲いれかけた。
 始は2人を安全なところに隠すと、カリスに変身。なんとか撃退するが、母娘はカリスをアンデッドと同じ化け物扱いし、さしのべた手を払いのけ、逃げていってしまう。
 そんな一部始終と、カリスがSPIRITのカードで始に変身するところを目撃した仁は、カリスが始であることを知り驚く。

 バイクで走る橘を見かけた小夜子(Cast:粟田麗)は、必死に橘の名前を呼びかける。
 橘はバイクを止め、小夜子を振り返る。

 飛行場の見える公園で小夜子は橘に話をしようとする。
 橘に飲み物を渡そうとする小夜子の手に巻かれた包帯を見て、橘はどうしたのかと尋ねるが、ジャガーアンデッドに襲われたときの傷だということを、小夜子は橘には言えなかった。
 「あなたこそ大丈夫なの、身体」と尋ねる小夜子に橘は「なんともない、前より調子いいぐらいだ」と答えるが、「あの植物のせいで?」と問われて驚く。
 剣崎君達からいろいろ話を聞いた、とても心配してた、今すぐ一緒に行こう、と説得する小夜子に、橘は正面から向き合うことができない。

 仁の父・優(Cast:井上高志さん)は始に、仁に本当に言いたかったことは、仁は自分を知ること、自分の才能のなさを知ることが怖くて逃げている、ということだ、と話す。誰の力も借りないといいながら、始のような仲間を作って群れ、甘えている、一人で立つのが怖いのだ、と。それならうちに戻ればいい、苦しい思いはさせない、と。
 自分は息子を取り戻したい、好きな金額を書き込んでくれ、といって、優は白地の小切手を始に差し出す。
 そんな優のふるまいをみて、始は、やはり自分には人間が理解できない、とつぶやく。

 カテゴリーAのスパイダーアンデッドが現れ、剣崎は栞の指示を受けてその現場に向かう。
 橘の耳にも、カテゴリーAを追うよう促す伊坂からの声が届く。
 小夜子は橘を引き止めようとする。しかし橘は「君には…君にだけはわかってほしい、そう思ったこともあった。だがもう」と言い残し、小夜子の制止を振り切って走り去る。

 仁が自ら修理し、装飾していた船が完成した。
 俺たちの出航だ、という仁に始は、一緒には行けないと告げる。
 俺はお前と違って人間じゃない、という始の告白を聞いた仁は、始が自身が仮面ライダーであることを隠そうとしているのだと取って、絶対誰にも言わないから大丈夫、などと軽く返す。

 いよいよ船の試運転を、というときにシェルアンデッドが現れた。
 始を狙った攻撃で、アンデッドの攻撃で大切な仁の船に火がついてしまう。
 父親が始にした話を物陰から聞いていた仁は、必死に火を消そうとしていながら、自分が甘ったれているのはわかっている、だからこそ海に出て、自分を試してみたいのだと叫ぶ。
 そんな仁の目の前で、始はカリスに変身し、シェルアンデッドと戦う。

 ブレイドがスパイダーアンデッド相手に苦戦していると、橘が現れる。
 「カテゴリーAは俺のものだ!」と叫び、猛然と走りながら変身した橘は、ブレイドを蹴散らすと、スパイダーアンデッドに戦いを挑む。

 シェルアンデッドを封印した始は、船を失って呆然とする仁に近づくが、その仁から意外な言葉が発せられる。
 「来るな! 本当だったんだな、人間じゃないって」
 始の身体からは、緑色の血が滴っていた。
 「お前のせいで船が…俺の夢が…。消えろ。消えてくれ!」
 またも人間から拒絶された始は「俺ももう自分から逃げない。俺は、俺だけで生きる。俺だけで戦う!」と決意を固める。

 ブレイドはギャレンとアンデッドの間に割って入ろうとするが、ギャレンはアンデッドと同じようにブレイドを攻撃する。

 小夜子は橘を変えてしまった植物の新たな分析結果を入手した。
 小夜子はあわてて橘の携帯に連絡するが、橘は出ない。留守電に伝言を残そうとするが、窓の外に現れた伊坂に襲われてしまう。

 激しくスパイダーアンデッド、そしてブレイドと戦うギャレン。
 彼の耳に小夜子の悲鳴が聞こえるはずもなかった…。


Check! −天野さん橘さんみどころ−
 「カテゴリーAを見失った。橘は大丈夫ですかね」と、橘さんの心配をしてくれる(?)塚田さん。
 心配してくれた! トモダチ!(笑)

 小夜子さんに呼び止められた橘と小夜子さんが話をするのは、降りてくる飛行機が見える海辺の公園。
 そして降りてくるのはANA機!
 気分はすっかり『GOOD LUCK!!』(笑)。

 飲み物を買ってくる小夜子さんが戻ってくるまでの間、柵にもたれかかってうなだれたり、足を地面をけるように動かしてみたり、と、落ち着かない橘さん。
 引きのカメラでも、小夜子さんに現状を追及されたくないキモチが見えるよう。
 最後に柵におなかをくっつけるような動作が可愛く(笑)。

 小夜子さんが差し出した飲み物を「ありがとう」と受け取るときの、ごく微かに笑みになったかならないかの微妙な表情。
 口許だけは微かに笑みの形にかったかも、でも、目は笑うことができない、そんな感じの。

 そこから、小夜子さんの手の怪我をさして「どうしたの」と問いかける、真剣な表情。
 小夜子さんの「なんでもない」に、その後橘さん自身のことを問われてひるまなければ、橘さんはどうリアクションしていたことか。

 あなたこそ身体の具合は、と聞かれて「ああ、なんともない。前より調子がいいぐらいだ」の声が、明らかに嘘をついてます声な橘さん。
 小夜子さんの目を見て言うことができないどころか、明らかに小夜子さんに背を向けて天を仰いだりするしぐさ、嘘のつけない人だなあ、と。

 「あの植物のせいで?」と問われて、びくんと振り向く橘さん。
 びくんとした感じの動きがなんだかカワイく、振り向いた表情がきれい。

 橘の顔が見られる位置に回りこんで「ねえ、行こう?」という小夜子さんに、困ったように「いや、俺は」とさらに背中を向ける橘さん。
 いかにも困ったようにうつむいて身体の向きを翻すところ、そういう場合ではないとわかっていても、可愛く思えてしまうしぐさ。

 伊坂に呼ばれてレッドランバスにまたがりながら小夜子さんにかける「君には」という声のやわらかさ。
 「君にだけはわかってほしい。そう思ったこともあった」といってちょっと笑って、ちらっと小夜子さんを見る表情、特に正面きっての上目遣いではなく、表情の造型そのものはややシャープな感じなのに、そのタイミングがなんとも繊細な感じ。
 そこから急激に「だがもう」と硬い表情、声になる、その落差。

 「カテゴリーAは俺のものだぁ!」と叫んで、戦うブレイドとスパイダーアンデッドのほうへとダッシュする橘さんに、追いすがるように巻きつくベルト。
 追いかけていって背中から抱きしめる、という風情が。
 このベルトなら“あすなろ抱き”だってできるかもしれない、と、わけのわからないことを考えた瞬間。

 小夜子さんが伊坂に攻撃された直後、小夜子さんの悲鳴に感応したかのように、一瞬振り向くようなギャレンの映像。
 でもそのすぐ後、戦いの本能しかないような声を上げながら銃を連射するギャレンが哀しく。

EPISODE 11STORY PAGEEPISODE 13










Last update :
17th April 2004














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