プロデューサー ◆ 松田佐栄子(テレビ朝日) 日笠 淳 武部直美 宇都宮孝明(東映) その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日 ◆ 2004年6月27日 ※仮サブタイトル「約束の日」(前編)
広瀬 栞:江川有未 白井虎太郎:竹財輝之助 上城睦月:北条隆博 橘 朔也:天野浩成 神丘 令:藤田瞳子 吉永みゆき:肘井美佳 上城弥生:栗田よう子 上城隆一:田崎正太郎 栗原 晋:渡 祐志 仮面ライダーブレイド:高岩成二 仮面ライダーカリス:伊藤 慎 仮面ライダーギャレン:押川善文 仮面ライダーレンゲル:岡元次郎 永瀬尚希 渡辺 淳(ジャパンアクションエンタープライズ) 栗原天音:梶原ひかり 横川康次 高木李湖 秋山恭子 モールアンデッドの声:塩野勝美 ナレーション:小杉十郎太 高原:林 泰文 栗原遙香:山口香緒里
虎太郎(Cast:竹財輝之助さん)はあまりのショックに得意の料理もままならず、剣崎(Cast:椿隆之さん)と栞(Cast:江川有未)は、虎太郎の作ったスパゲティの味に顔をしかめる。そんな剣崎と栞の様子に気づくでもなく、橘(Cast:天野浩成さん)だけは黙々と虎太郎の料理を食べ続けていた。 ショックのあまり虎太郎は、いつもの牛乳ではなく、お茶などを飲んで剣崎と栞を驚かせる。 栞と剣崎はそんな虎太郎を励ますが、みゆきに裏切られたことに加えて、大嫌いなカリス=始(森本亮治)に助けられたことがショックに輪をかけている虎太郎には、その言葉も逆効果。 橘は、剣崎と栞に、もう少し睦月を育ててみる、と告げる。 「誰でも強い力に飲み込まれそうになるときもある。だが俺はあいつを信じたいんだ。」と、橘は笑顔を見せる。 その頃、地下鉄の駅のホームで、女性客がアンデッドにさらわれる事件が起きていた。 剣崎と橘は、現場の駅にやってくるが、何もみつからない。 栞が観ているアンデッドサーチャーの反応も弱く、じきに消えてしまう。 そのときアンデッドは、被害者を引きずって地下へと潜っていたのだった。 早朝、橘は特訓のため、睦月を竹林に連れてきていた。 橘は、睦月(Cast:北条隆博さん)に、竹棒を使って自分を攻撃するようにいう。 怪我しますよ、とためらう睦月を、させられるか? と挑発する橘。 睦月が振りかざす竹棒をことごとく避けた橘は、逆に竹棒を取り、睦月に同じことをやるよう命じる。 無理です、と最初は言っていた睦月だったが、バッティングセンターでの訓練の記憶がよみがえり、迫ってくる竹棒をよけることができるようになっていた。 そんな睦月に橘は、その感覚を磨いて、カテゴリーAの力を押さえ込むんだ、と睦月に教える。 始は、遥香(Cast:山口香緒里さん)の紹介で、かつて遙香の夫・晋(Cast:渡 祐志さん)の助手だったカメラマン・神丘令(Cast:藤田瞳子さん)のアシスタントをすることになった。 令とともに出かける始に、天音(Cast:梶原ひかりさん)は嫉妬する。 特訓に手応えを得て、睦月は上機嫌で帰宅する。 が、家に届いていた朝刊の記事を読み、すぐに家を飛び出していく。 睦月は橘に携帯で連絡を取り、地下鉄、ライブハウス、トンネルと、あちこちで行方不明が報告されていることを告げる。 共通点は地下か、という橘に、睦月は弾んだ声で、そうなんです、と応じ、橘に同行する許しを取りつける。 動物園で写真を撮る令を手伝う始の前に不思議な男・高原(Cast:林泰文さん)が姿を現した。 「どんな生物にもこの地上を支配するチャンスがあったはずだ。なぜ人間だけが…そうは思いませんか」と意味深長な言葉を投げかけられ、始が反応すると、高原は「また会いましょう」と言い残して去る。 モールアンデッドは、今度は工場に現れた。 橘と睦月はともに変身して立ち向かうが、レンゲルに変身した睦月は、またスパイダーアンデッドの意思に翻弄されかける。 ギャレンは「睦月、今朝の感覚を思い出すんだ! 邪悪な意思を抑え込むんだ!」とレンゲル=睦月に向かって必死に呼びかけるが、コントロールを取り戻せないうちにレンゲルはアンデッドに土中へと引き込まれてしまう。 仕事を終えた始は、遥香の夫が持っていた写真を取り落として、令に見られてしまう。 栗原先生が御守り代わりだと肌身離さず持っていた写真を、なぜあなたが、と問いただす令に、始は答えることができない。 そこに、みゆきが現れる。この人と二人で話がしたいの、と割り込んできたみゆきに、今大事な話を、といいかけた令は、みゆきの手の一閃ではね飛ばされる。 みゆきはオーキッドアンデッドに変身し「あなたと私が組めば、人間は簡単に滅ぼせるわ」ともちかける。 始は一言「断る」と返すと、令を閉まっている売店に押し込め、カリスに変身する。 カリスの姿を見てオーキッドアンデッドは、戸惑ったように「あなたは…」そして「そうか」とつぶやく。 モールアンデッドに引きずり込まれた地底で気が付いた睦月は、倒れている人々を発見。 しかし、地底の闇でコインロッカーに閉じこめられた暗い記憶が甦ってしまう。 睦月にモールアンデッドが迫ったとき、ギャレンが助けに飛び込んでくるが、睦月はギャレンの「逃げるな!」という声も聞かず、その場から逃げ出してしまう。 ギャレンは一人でモールアンデッドと戦うが、ギャレンラウザーの連射に、モールアンデッドは姿を隠してしまう。 睦月を追って地上に戻ってきた橘は、なぜ逃げた、と睦月を問い質す。 闇が怖かったんです、光がほしかったんです、という睦月だったが、橘は「お前はその光の中に見えた人達の笑顔や涙を守りたいって言ったよな。だったら逃げ出してどうすんだよ」と睦月を責める。 睦月は自暴自棄になり「橘さんはいいですよね。死んだ恋人を守れなかったっていう理由がある。俺にはない。戦う理由なんてないんです」と言い捨て、立ち尽くす橘を残し、グリンクローバーで走り去る。 カリスとオーキッドアンデッドが戦っている現場に剣崎もやってくる。 オーキッドの花びら攻撃に苦しめられているカリスを見て、剣崎が参戦しようとしたそのとき、突如現れたイーグルアンデッドがオーキッドに襲い掛かる。 イーグルはオーキッドを追い払うと、カリスに「ようやく会えたな。1万年前の約束、今こそ果たそう」と言うが、カリスは「約束?」と、怪訝そうに問い返す。 イーグルは「約束だ、カリス!」と言い残して飛び去る。 剣崎は始に、あれは誰だと問うが、始は「上級アンデッドだ」としか答えない。 さらに「約束って何だ」という剣崎の問いにも、はじめは答えず去っていく。 睦月の家では、睦月の両親が、学校も休んでいる睦月のことを心配していた。 小さい時にひどい目にあわせてしまったから心配で、という母親に、あの子は大丈夫だ、という父親を見て睦月は、ここにいたら俺は強くなんかなれない、と考え、家を出る。 白井家にやってきた睦月は、剣崎や栞に、自分には戦う理由がない、と訴える。 剣崎のように両親を助けられなかったわけでもないし、橘のように恋人を殺されたわけでもないし…という睦月に、栞は「それじゃまるで不幸なほうがいいみたいね」、虎太郎も「そんなにいやならやめちゃえば」と、冷たい反応を示す。 「やめられるわけないでしょう! 俺は、カテゴリーAに選ばれた。これは、運命なんです」という睦月に、剣崎も「運命ねえ…そんなことも考えたことないなあ」と、とりあわない。 じゃあ、剣崎は何のために戦っているのか、という睦月に、剣崎は、これは自分の仕事だから、誰から押しつけられたわけでもない、自分が選んだ、命を賭ける価値のある仕事だ、給料以上のものをこの仕事でもらっている、と話す。 それでも睦月は、自分の答えをみつけることができない。 その頃橘は、アンデッドを追ってショッピングモールにやってきていた。 人々を襲うアンデッドを前に、橘はギャレンに変身する。 栞のアンデッドサーチャーにも、ギャレンとアンデッドが戦っている反応が現れる。 剣崎は睦月に「行くぞ!」と声をかけるが、睦月は冷淡に「仕事ですか」と、剣崎の呼びかけに応じず、剣崎は不機嫌に「そうだよ!」と言い残して、一人現場に急行する。 モールアンデッドと戦っていたギャレンだったが、背後で動けずにいた親子連れをかばって被弾、変身が解け、橘に戻ってしまう。 橘は、いったんは倒れながらも、生身のまま、崩れてきた壁から親子連れをかばう。 “橘さん、俺を置いて一人で…” 白井家のリビングで沈んでいた睦月だったが、サーチャーからギャレンの反応が消えたと聞いて、たまらず現場に急行する。 崩壊したショッピングモールにやってきたブレイドは、橘の名前を呼んで橘を探す。 それに応じた橘の「剣崎、気をつけろ!」という声がブレイドに届いた途端、ブレイドはモールアンデッドに襲われ、戦闘状態となる。 自宅に戻った令は、雪山で遭難死した晋のカメラに残っていたネガの写真を拡大し、雪山に薄着で立つ始の姿を発見する。 ショッピングモールにやってきた睦月は、その暗がりの中で、おそるおそる橘、剣崎を探す。 睦月の声を聞きつけた橘の声に導かれ、睦月は、負傷した橘と、取り残された人々を発見する。 橘は、自分がかばった少女を睦月に託し、いつアンデッドが戻ってくるかわからない、みんなを早く連れ出すんだ、と促す。 睦月に先導された人々は、笑顔で睦月に礼を言って地上へと戻っていった。その人々の笑顔を見ているうちに、睦月は、あんなに怖かった闇が怖くなくなっていることに気づき、この人達を守りたい、という思いが心に満ちてくるのを感じる。 橘のところに戻った睦月に、負傷で息を切らせつつも橘は「アンデッドは奥だ! 行け!」と命ずる。 ブレイドとモールアンデッドが戦う場所に、睦月は満ち足りた表情で駆けてきた。 見つけたみたいだな、お前の給料の代わり、というブレイドに、睦月は「はい!」と大きくうなずき、レンゲルへと変身する。 “ありがとうございます。お名前は” 助けた人に問われて名前を答えなかった睦月だったが、今、その問いに答えるように「俺は…俺は…仮面ライダー…仮面ライダーレンゲルだ!」と、誇らかに宣言し、力強くアンデッドへと立ち向かっていった。
![]() いいお婿さんになれそうです(笑)。 触れてほしくない部分には触れず、失敗料理を黙々とおいしそうに食べる…さらりとした距離感が、一緒にして居心地のいい人という感じ。 ![]() かなり画面奥の背景的動きなのですが、その反応、可愛すぎ…(ちょっと動物っぽい感じが!) ![]() 「あてあんのか」というくだけた言葉(しかも食べてる途中に!)、フォークを持った手で剣崎君を指差すしぐさ、と、カジュアル感いっぱいで、なごみます。 ![]() さらに「だが俺はあいつを信じたいんだ。」と言うときの、白い歯の見えるさわやかな笑顔。 言葉の内容に感動する前に、曇りのない表情のキレイさにクギヅケ。 ![]() その、シュールなのになぜか自然な流れが、ステキ過ぎ(笑) ![]() 剣崎君とシンクロするような動きでヘルメットを取り(結構きれいに揃ってます【笑】)、剣崎君と顔を見合わせてうなずきあってからバイクを降り、そこから一人あたりを探し出す一連の動き、流れるようで&剣崎君とのコミュニケーションが感じられて、いいです。 ![]() 「ケガしますよ」という睦月(その表情が可愛い!)に「させられるか?」と挑発した後、睦月が突き出した竹棒をスレスレのところでよけたときの、フフン、という表情がCOOL! 睦月から竹棒を取り上げて「行くぞ」と向かう表情、鋭い視線、さすがの迫力です。 ![]() 睦月からの事件の報告を受け、「共通点は地下か」と携帯で通話しながらエスカレーターを上る橘さんの横顔がまた、目元の動きが印象的できれい。 エスカレーターを上ってくるところを正面から撮った「また近くに現れる可能性があるな」の部分も、エスカレーターの光がきれいな映像。 ![]() 全く動きの大きさや性質の違う変身ポーズなのに、合わせるとWinkの振りのように合うのが不思議! ![]() 睦月が心配でしかたないというのが、声ににじみ出てます。 押川さんの、小刻みに足踏みするような動きも、天野さんぽくて秀逸! ギャレンの銃撃でモールアンデッドが姿を消したとき、回りながらあたりを見回すところのしぐさも。 ![]() そこから一転、睦月の胸ぐらをつかむしぐさの激しさと「だったら逃げ出してどうすんだよ!」と少しくだけた言葉(実のお兄さんのような!)への切り替えが、感情があふれた、という雰囲気。 優しげな動作から一転、というあたりは、第20話で睦月からベルトを取り戻そうとする河原でのシーンも思い出させたり。 ![]() 立ち上がって歩き出した睦月に、ちょっとの間反応できず振り返れないでいる橘さん、振り返った表情が、憤りの混ざったような、でも泣きそうな表情で、振り返る一瞬一瞬の表情が鮮やか。 「俺にはない。戦う理由なんて、ないんです」と言い捨てて、グリンクローバーで走り去る睦月を見送る姿は、立ち尽くす、といった状態。 ![]() シュッ、とカードを構えるだけで、変身シーンを思わせるかっこよさ。 ![]() さらに生身で二人をかばって、崩れてきた天井の下敷きになる、自己犠牲的なところがヒーロー! ![]() そんなに“橘さんに”連れて行ってほしかったのか、と思うと、ますます“よし、可愛いぞ、睦月!”状態。 ギャレンの反応が消えると思わず立ち上がり、栞ちゃんの「変身が解けただけ…だと、いいんだけど…」という言葉を聞くや、たまらず飛び出していくところは、感涙もの。 ![]() 剣崎君は橘さんがどうなっているか、まだ知らないんだと思うと、ちょっとせつなく。 ![]() 橘さんにひどいことを言ってしまって、悪かったと思う気まずさや、兄に対するように橘さんに甘える気持ちが表れているよう。 ![]() うめく表情が、すごく痛そう。 ![]() 青暗い光に浮かぶ、ぱっくりと裂けた服から見える血まみれの肩が苦しげに上下している様子、かなりの重傷の気配。 それでも「アンデッドは奥だ、行け!」と、睦月君に有無を言わせない迫力。 ![]() そこに至るまでの過程が、出てくるのか出てこないのか、どきどき。 ![]() キングのカード4枚をかざした最初のアップのカットはものすごくかっこよく、手品を始める表情もとてもクールなのに、明らかに4枚より多い重ねたカードから、1、2、3、4、と数えて4枚のエースのカードを出してみせるたどたどしさと、栞ちゃんに「あーエースになってる、すごぉーい!」と肩と腕を揺さぶられながら、ちゃんと重なってなかったKのカードをこそっときれいに直したりして照れくさそぉーうに笑う橘さん、奇跡のように可愛すぎ(最後のほうは、カードで口許を隠しちゃってる感じなのが、また照れ照れな感じで、愛らしさ倍増!)。 こんな映像を撮ってくださって、ほんとうにありがとうございます!級のすばらしさ! そんなコドモの手品のような橘さんのマジックでも、ものすごいハイテンションで(しかも髪をアップにしていたりして、いつもよりむちゃむちゃ可愛い!)「あーエースになってる、すごぉーい!」と歓声をあげてくれる栞ちゃん、いつもながらの橘さん命っぷりで「さすが橘さんじゃないですか!」とほめたたえてくれる剣崎君も、最高です(笑)。 ![]() (あのマジックを見てしまったら、小夜子さんも、みていないわけにはいかないだろうという、ベストマッチっぷり!) 橘さんにはじまり、橘さんに終わった感のある第22話でした!
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Last update :
4th July 2004
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