プロデューサー ◆ 松田佐栄子（テレビ朝日） 日笠 淳 武部直美 宇都宮孝明（東映） その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日 ◆ 2004年9月5日 ※仮サブタイトル「ジョーカー（前編）」
橘 朔也：天野浩成 上城睦月：北条隆博 広瀬 栞：江川有未 白井虎太郎：竹財輝之助 山中望美：宮澤亜理沙 栗原天音：梶原ひかり キング：上條 誠 仮面ライダーブレイド：高岩成二 仮面ライダーカリス：伊藤 慎 仮面ライダーレンゲル：岡元次郎 渡辺 淳（ジャパンアクションエンタープライズ） 永井 努 樋口 靖 ピートプラム 原武昭彦 平田純一 スカラベアンデッドの声：塩野勝美 穴井勇輝 ナレーション：小杉十郎太 広瀬義人：春田純一 栗原遙香：山口香緒里
研究室の壁にはおびただしい数の剣崎の写真が貼られている。 男は部屋の奥にある金属の格納庫の覗き窓を開き、中に向かって剣崎の写真をかざす。「これが剣崎一真君だ」。 中には機械仕掛けの人型のものが、奇怪な声を上げていた。 男はなおも、その人型に話しかける。 「なかなかいい青年らしいよ。だが、彼は許されない存在だ」 夜の街に、性質の悪い悪戯をする少年（Cast：上條誠さん）が現れた。 携帯電話をかざしてアベックの男性の写真を次々に撮影して男性を怒らせ、わざと道の真ん中におびき出し、車にひかせ、その光景をさらに携帯で撮影する。 その少年は、睦月（Cast：北条隆博さん）が警官達に職務質問されているところをみつける。 学生証を見せなさいと言われてカテゴリーＡのカードを見せるなどしていた睦月はレンゲルに変身、事情聴取をする警察官を力でねじ伏せていた。 少年はそのシーンも携帯のカメラに収め、レンゲルに話しかける。 「へえ。とうとうその子の意識も身体ものっとっちゃったんだ、カテゴリーＡ」 レンゲルの中のカテゴリーＡは挑発されて起こるが、少年は「争う気はないよ」と、空中に浮かび上がり、消え去ってしまう。 剣崎（Cast：椿隆之さん）は早朝から橘（Cast：天野浩成さん）の部屋を訪ね、睦月を探すのに始（Cast：森本亮治さん）の力を借りようと提案する。 アンデッドである始が簡単に力を貸すはずがない、という橘を、剣崎は、Ｑのカードを届けてくれた礼ぐらい言ってもいいのでは、と、橘を連れ出す。 虎太郎（Cast：竹財輝之助さん）のパソコンに、差出人不明の“仮面ライダー”というタイトルのメールが届いていた。 栞（Cast：江川有美さん）がリンクをクリックすると、“仮面ライダーは破壊者？”という見出しのついた、レンゲルが警官を襲っている写真のあるページが現れる。 剣崎は橘を連れてハカランダに赴き、始の部屋をを訪ね、睦月を探すのに手を貸してほしいと頼む。 しかし始は、カテゴリーＫを封印して姿を消したということは、嶋（Cast：相澤一成さん）がカテゴリーＡの力に負けたのであり、カテゴリーＡはもはや睦月と完全に一体化している、次に会ったら自分がカテゴリーＡを倒す、という。そうしたら睦月はどうなる、と問う剣崎にも、始は酷薄な笑みを浮かべてみせるのみだった。 そんな始に橘は「お前の戦う意味は何だ。人間を守るためか…違うな」さらに「全てのアンデッドを封印したときにお前はどうする。…何が起こる」と問いかける。 その問いに始は、全てに勝利したあとの自分を想像する。滅亡した人類、その中には天音と遥香の遺体も…。 自らの想像に激しく動揺して答えない始に、橘は「本当の目的を明かさない奴と手は組めない」と、始への不信感を露にして去ってしまう。 始の部屋を出た橘は、ハカランダに望美（Cast：宮澤亜理沙さん）が睦月を探しに来ているところに行き合わせる。 始を信じる剣崎は、あくまでも共に戦いたいと「お前の秘密を話して欲しい」と迫る。 望美は橘に、ここは睦月と待ち合わせをした場所だから、もしかしたらと思って来たと話し、睦月の居場所を教えてほしいと懇願する。 しかし橘は、自分達も睦月のことは心配しているが…としか言えない。 そこに栞から、睦月の情報が入ったので、大至急帰ってくるように電話が入る。 悲しんでいる望美を気にしながらも、橘は白井家に向かう。 白井家に赴いた橘は、やはり駆けつけた剣崎とともに、“仮面ライダーは本当に人類の味方か？”といった扇情的な見出しが躍るサイトを見せられる。 サイトは都内のネットカフェからアップロードされたらしい。剣崎、橘達は手分けをしてネットカフェを回り、サイト制作者を探す。 虎太郎と栞は、あるネットカフェでサイトをアップした少年を発見した。 止めようとした２人だったが、少年の超能力と、少年が出現させたスカラベアンデッドに翻弄される。 虎太郎からの連絡を受けて剣崎が駆けつけると、栞は椅子に座った状態で宙に浮かせられ、虎太郎は剣崎に連絡しようと携帯を手にしたままの状態で、時間を止められていた。二人を助けようと駆け寄った剣崎も、時間を止めた空間の壁に跳ね返されてしまう。 剣崎に少年は、キングと名乗る。 ブレイドに変身しようとした剣崎だったが、変身の途中で時間を止められ、その間にカードとバックルを少年に奪われてしまった。 少年を追って剣崎がカフェを出た後、栞と虎太郎は、警察に逮捕されてしまう。 一方、捜索の途中で橘は、嶋が連れていたカナリヤ・ナチュラルを見つけ、その後を追って、怪しげなバーに入り込む。 そこで橘が、用心棒の屈強な男達に取り囲まれたとき、声がかかった。 「その人はいいんだよ。お客さんだ」 声の主は、カテゴリーＡに支配され、すっかり様子の変わった睦月だった。 その人達は、ちょっと挨拶をしたら、ここを明け渡してくれた、などという睦月に、橘は「挨拶か」と、厳しい表情を向ける。 そんな橘に睦月は不敵に笑い、七並べをしませんか、と誘う。 キングからカードとバックルを奪い返そうとする剣崎。 その２人の前に、カテゴリーキング気配を察知した始が現れた。 「これはこれはジョーカー！」と、少年は始を呼ぶ。 始はカリスに変身するが、時間を止められてはなす術もなく、スカラベの攻撃を受ける。 ここで何をしている、と問いかける橘に、睦月は、相川始、カリスと呼ばれるアンデッドを倒す、という。 なぜ相川始にこだわる、という橘の問いに、七並べにおいてジョーカーがどんなカードの代わりにでもなるように、どんなアンデッドの姿にでもなれるジョーカーが相川始の正体だと睦月は話す。 カリスはスカラベアンデッドに拉致されてしまう。 ジョーカーはもらったよ、というキングは、ジョーカーとは何か、という剣崎の問いに答え、ジョーカーとは53体目のアンデッドであり、この戦いを影で支配する残酷な殺し屋だと告げる。 取り戻してみろよ、無理だと思うけど、とブレイドのベルトとカードを放り出したキングに、剣崎は始を取り戻すため、ブレイドに変身。キングに立ち向かうが軽くいなされてしまう。 ジョーカーはどのカテゴリーにも属さない、しかし、封印したどのアンデッドもジョーカーの力となる、という睦月の説明を聞いた橘は、放っておけば全てのアンデッドの力を手に入れ、最悪の敵となるわけか、と表情を険しくする。 そんな橘に、睦月は、御安心を、その前に俺が倒しますから、とうそぶく。 そのまま立ち去ろうとする睦月を止めようとした橘に睦月は、ジャックフォームを手に入れたそうですね、どうします、戦いますか、と、挑戦的な言葉を投げる。 そして、今の俺は強いですよ、と橘の肩を人間離れした力で突き、倒れこんだまますぐには起き上がれないほどのダメージを負わせる。 拉致された室内で気がついた始に、キングは、まず一枚もらったよ、と、変身に必要なカテゴリーＡ・マンティス CHANGEのカードを差し出してみせる。 始を探そうと、剣崎はアンデッドサーチャーを操作するが、反応はなかった。 そのとき、目の前に新たなアンデッドが現れた。 サーチャーがなぜ反応しないんだ、と驚きながらも、剣崎はブレイドに変身。 謎のアンデッドは「ケンザキ・カズマ」と剣崎の名前を呼び、ブレイドをさらに驚かせる。 その頃、大量の剣崎の写真が貼られていたあの研究室の中、開かれた格納庫の扉の前にあの男が座っていた。 ブレイドは謎のアンデッドをなんとか倒しカードを投げるが、それは封印されるどころか、カードをバックルに吸収し、再び立ち上がった。 「オ前ハ…許さサレナイ…」。 不可思議な言葉とともに、謎のアンデッドは再び剣崎に襲い掛かる。
橘さんの「なんだ、こんな朝早くから」と、剣崎の「ゆうべ話したでしょう、睦月のことを」のやりとり。冷蔵庫を覗き込みながらの剣崎の「ゆぅ〜べ話したでしょう」の口調が、いったい橘さんとどういう御関係ですか、というフンイキ。
床に薄い寝袋（？）を敷いただけの寝床から起き上がりながら「奴が簡単に力を貸すか。奴はアンデッドなんだぞ」という橘さん。そのワイルドな寝床、自分の腕を枕にした寝姿、黒のＴシャツ姿で強調される思いがけないほどの体格の良さ、と、かなり男っぽいワンシーン。 枕元に携帯等が置かれているのがツボ。
そんなに男っぽく起き上がった橘さん、引いたカメラで、立っている剣崎を見上げる座り姿を映されてみると、不思議とどこか可愛く（笑）。橘さんに視線を合わせるようにしゃがんでくる剣崎君のしぐさも、橘さんの可愛さを強調。
「（始は）橘さんにＱのカードを届けてくれたじゃないですか」という剣崎の言葉に、都合の悪いことを言われた、という仏頂面で、視線をそらす橘さん。コワイ顔なのに、やはりどこか可愛く。
「そのお礼ぐらい、言ってもいいんじゃないですか」という剣崎の言葉に、ちょっと目を伏せてから剣崎のことを見て、また目を伏せ、視線を横に揺らして考える橘さん。ほんの一瞬の間に、一連の視線の動き、細やか。
始の部屋には入ろうとせず、始と話す剣崎の後ろから、始を睨んでいる橘さん。全体としては静かで涼しげな表情なのに、眼光がかなり鋭くなってます。
睦月と完全に一体化したカテゴリーＡに次に会ったら俺が倒す、と言い放ち、そんなことをしたら睦月は、という剣崎に始がニヤリと笑った後の、橘さんの「お前に聞いておきたいことがある」。完全に目つきが変わってます橘さん！ かなり怖いです。
「お前の戦う目的はなんだ。人間を守るためか。違うな」声は穏やかで爽やか系。 が、下からねめ上げるように睨みつけてから、顎を挑発的に上げ、ちょっと半眼気味に相手を眺めやる表情は、かなりBE-BOP系… 基本的に静かな表情なのに、スゴイ迫力です！
「全てのアンデッドを封印してお前はどうする。何が起こる」“何が起こる”で、すっと目を細めるあたりも、静かな威圧感。
「答えられないようだな。本当の目的を明かさない奴と」のあたり、ちょっと口を開けて言葉を切る表情が、またかなりBE-BOP系。「手は組めない」の前に、剣崎君を見る表情、立ち去る前にもう一度剣崎君を見る表情が、三人の関係を見事に表し。
階段を上がって、ハカランダに来ていた望美を見たときの、橘さんの表情。さっきまでの迫力の表情から一転の、せつない表情。
遙香さんに微笑みかけられて、律儀な感じで会釈する橘さん。この後、ジョーカーとして始を封印しなければならなくなったら、遙香さんや天音ちゃんから始を奪うことに大きな痛みを感じそうな、そんなしぐさ。
睦月がどこにいるか教えて、と望美ちゃんに言われ、「睦月のことは…俺たちも心配してる…だが…」と答える橘さん。心底苦しげな表情。
栞からの携帯が鳴ったときの橘さんの横顔、「すまない」と望美に声をかけて出る姿。とにかくきれい。
「どうした、広瀬」と電話に出る、先輩モードの声。睦月の情報が入ったので大至急帰って、という内容に「わかった」と答える声は、それよりちょっと同級生モードで、その段差がまた趣きあり。 ハカランダの中で泣いている望美ちゃんを見やる表情も、しなやか。
レンゲルが警官を襲う写真を見て、目を伏せる橘さん。「カテゴリーＡに支配されている。嶋さんも取り込まれてしまったのか」の傷心。
このサイトのせいで仮面ライダーが悪者だと思われるよ、という虎太郎の言葉を聞いたときの橘さんの顔。探すネットカフェの分担の紙を渡されている姿とともに、どこがどうとは説明しにくい可愛さ。
ネットカフェ捜索中、を表現する、ヘルメット姿の顔アップ。ちょっと目をすがめた表情、渋い系。
ナチュラルを発見した橘さん。ヘルメットを取る動作のあいかわらずのすばやさ、階段を３段飛ばしで駆け上がる動作の軽やかさ。
屈強なお兄さん達３人に取り囲まれ、指をボキボキ鳴らされてしまう橘さん。強いのに、お兄さん達を見回す姿や、のどをゴクリと鳴らしている感じが、ヒロインの危機！ という雰囲気たっぷり。
いきなり怪しい扮装で登場した睦月を見上げる橘さんの表情。驚きと悲しみが静かに入り混じった、みずみずしい表情が、赤いライトに照らし出されてうつくしく。 睦月がサングラスを取り、「睦月」と声が出たときの素直な驚きの表情は、それまで睦月に見せていた“師匠”の表情から一転してあどけなささえ感じさせ、二人の関係が劇的に変化したことを一瞬に思い知らせるもの。
屈強なお兄さん達に暴力をふるって言うことを聞いてもらったらしい睦月に向ける、怒気を含んだ「挨拶か」。感情がこぼれでてしまったような驚きの表情から、師匠としての責任感を引き戻した頑張りが感じられ、健気。
始の正体＝ジョーカーについて聞いた橘さんの表情。人類を守りたいという心の表れた、憂いと厳しさ。
ジョーカーの恐ろしさを思う厳しい表情から、「待て睦月！」と睦月を追う瞬間、ふっとみずみずしさを取り戻す表情。「戦いますか」と睦月に言われての、悲しそうな顔。
睦月に肩を突かれた瞬間に上げた声、倒れこんでの苦悶の表情。本当に痛そうな… 橘さんには痛々しい系の表情が似合う、と、思ってしまう瞬間。
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Last update :
14th November 2004
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