仮面ライダー
剣 ブレイド

Masked Rider Blade
EPISODE 36
最強フォーム
  


Staff & OA
脚本 ◆ 會川 昇  監督 ◆ 諸田 敏
プロデューサー ◆ 松田佐栄子(テレビ朝日)  日笠 淳  武部直美  宇都宮孝明(東映)
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日 ◆ 2004年10月10日

※仮サブタイトル「巨大な力(後編)」

Cast
剣崎一真:椿 隆之  相川 始:森本亮治
橘 朔也:天野浩成  上城睦月:北条隆博
広瀬 栞:江川有未  白井虎太郎:竹財輝之助

城 光:浜崎 茜  栗原天音:梶原ひかり
生原羽美:東海林愛美

仮面ライダーブレイド:高岩成二  仮面ライダーカリス:伊藤 慎
仮面ライダーレンゲル:岡元次郎
永瀬尚希  押川善文  中島俊介  高田 瞳(ジャパンアクションエンタープライズ)

ドラゴンフライアンデッドの声:穴井勇輝
シェルアンデッドの声・プラントアンデッドの声:大村 亨
モスアンデッドの声・センチピードアンデッドの声:塩野勝美
レンゲルの声:梁田清之
ナレーション:小杉十郎太

広瀬義人:春田純一  栗原遙香:山口香緒里


Story
 レンゲルはリモートでカリスを解放し、ジョーカーにけしかける。
 しかし、ジョーカーはカリスを圧倒、苛立って自ら戦いに加わったレンゲルも軽くあしらってみせる。

 ブレイドはジャックフォームに変身して、トライアルEと戦う。
 しかしトライアルEは、ブレイドの動きを見切ってすばやく地に伏せ、トライアルEを狙って低空飛行してきたジャックフォームを真下から銃の連射で攻撃。

 ジョーカーはカリスをあっという間に封印。
 レンゲルと、戦いを見ていた光(Cast:浜崎茜さん)の見ている中、咆哮を上げる。

 ジョーカーは封印したハートのA、マンティス CHANGE のカードを手に、変身が解けた睦月(Cast:北条隆博さんの)に近づく。「まさかお前が持っていたとはな」
 そのカードでカリスに変身したジョーカーは、足が震えて立ち上がることもできないまま後ずさりする睦月を通り過ぎて去ってゆく。
 そのとき、光もまた、木の陰に隠れて立ち去るカリスを見送っていた。

 ブレイドJフォームの攻撃は、“オマエノ攻撃ハ 予測シヤスイ”とめざましい銃テクニックをみせるトライアルEにことごとく反撃され、ブレイドは変身を解除されてしまう。
 剣崎(Cast:椿隆之さん)は羽美(Cast:東海林愛美さん)を庇い、消火器でトライアルEの目をくらますと逃走に成功する。

 広瀬(Cast:春田純一さん)の研究室で橘(Cast:天野浩成さん)は、これ以上関係ない人々を巻き込むのはやめてほしいと頼む。
 しかし広瀬は、それこそが剣崎の弱点なのでやめるわけにはいかないと橘を退け、さらに、トライアルEは橘のデータをもとにしたものであり、橘の心のどこかにたとえ犠牲が出ても剣崎を倒すという気持ちがあるのだと言う。いたたまれなくなった橘は、唇をかみしめて部屋を出る。

 カリスはハートの2で始(Cast:森本亮治さん)に戻ると、よろめいた足取りでハカランダへと帰る道を歩き始める。

 剣崎は栞(Cast:江川有未)に連絡、ケガをした羽美を病院に連れていく手はずを整える。
 羽美は「守ってくれないんだ。どうせ私を守ってくれる人なんか誰もいないんだから」と言った後、突然吐血する。
 剣崎は羽美を背負って病院へ行こうとするとともに、火事に巻き込まれた父母を助けられなかっこと、だから人間を一人残らず守ると決めたと話す。

 睦月はジョーカーに対する怖れを打ち消すことができないまま、トンネルの壁を伝うようにして歩いていた。
 そこに光が現れる。睦月は「封印されに来たのか」と言うが、光は「ジョーカーから逃げてきたんだろ」と、睦月の恐れを見透かしたような言葉で睦月を苛立たせる。
 カードが足りなかっただけだ、貴様を封印して俺の力に、と、睦月はレンゲルに変身する。
 しかし、タイガーアンデッドに変身した光はレンゲルを圧倒、すでに封印したアンデッドを解放しろと迫る。バトルファイトは選ばれし者の神聖な戦い、ライダーシステムなどはそもそも存在しなかった、ライダーに封印された奴らは元に戻すべきだ、と。
レンゲルは5体のアンデッドを解放、ジョーカー探索を命じる。あくまでも卑怯な手段を使う睦月にあきれる光。
 睦月は苛立たしげに「俺が…最強なんだよ」と、拳で壁を叩く。

 ハカランダの近くまでやってきた始だったが、レンゲルが解放したアンデッドの気配を察知、ハートAのカードをもってしても、ジョーカーに戻ろうとする自分に抵抗できないことに気づく。
 道を引き返し、戦いの場へと進んでいく始を発見した虎太郎(Cast:竹財輝之助さん)は止めようとするが、始は虎太郎の手を振り切る。  「新たな強大な力が生まれようとしている。ジョーカーはそれと呼応して…」
 さらに始は、俺がジョーカーに戻ったら、天音ちゃんでも見分けがつかないだろう、と言い残し、去ってしまう。

 全ての人を守るなんてできっこない、という羽美は、自分が吐いた血がニセモノだったと明かす。
 ヒーローぶってるあんたを困らせたかった、ヒーローなんてどこにもいないって笑ってやるつもりだった、と言い捨てて、走り去ってしまう。
 そんな羽美の前に、トライアルEが現れた。

 トライアルEのカメラを通して羽美を認識した広瀬は、これで剣崎をおびきだすことができる、とつぶやく。
 そんな広瀬に橘は、かえって剣崎の怒りに火をつけることになりますよ、と抵抗を示す。

 今日一日はつきあうっていう約束だからな、と羽美を追ってきた剣崎は、羽美を人質にとったトライアルEに遭遇する。
 トライアルEは剣崎に、変身するな、変身しなければ彼女には何もしない、と迫る。
 仕方なく変身しないまま、トライアルEに近づこうとする剣崎だったが、トライアルEの威嚇射撃を受け、傷ついてしまう。
 トライアルEは羽美を離し、剣崎に向かっていくが、傷つきながらも自分を守ろうとする剣崎を見かねた羽美は、トライアルEにむしゃぶりついて攻撃を阻止。剣崎はその隙をついてブレイドに変身、キングフォームとなってトライアルEを攻撃する。
 「剣崎…オレハ…」
 キングフォームのロイヤルストレートフラッシュを受け、トライアルEは、足跡の痕跡のみを残して消滅する。

 ブレイドの戦いを観察していた広瀬はつぶやく。
 「さらに危険は増したようだな」
苦渋に満ちた表情で、橘は応える。
 「このままでは…剣崎は本当に…」

 再び眠りに落ちた剣崎を見て栞は驚くが、羽美は「なんだか寝てるだけみたい」と教える。
 病院で、眠る剣崎をはさんで、羽美は栞に剣崎を困らせた全てを話す。
 羽美も剣崎の思いを理解し、晴れやかな笑顔で剣崎らのもとを去っていく。
 そんな羽美に、栞は、剣崎を守った羽美も、剣崎と同様、ヒーローになろうとして頑張る一人だと告げて見送る。

 始を探して天音がやってきていた港に、レンゲルが解放したアンデッド達が出現する。
 虎太郎が剣崎と栞のいる病室にやってきて、始と会ったことを話していると、アンデッドサーチャーそれら5体のアンデッドを感知。
 剣崎は現場へ急行するが、途中フラフラと歩く始を発見する。
 「もうすぐ俺は、アンデッドを倒すことしか考えられない獣に戻る」
 大丈夫だ、必ずお前のカードを取り戻して…という剣崎に、始は無言でハートのAのカードを示す。そのカテゴリーAのカードでも始が自分を抑えられなくなっていると知って、剣崎は愕然とする。
 剣崎の目の前で、始はジョーカーへと変身、剣崎を飛び越えて走り去ってしまう。

 始がジョーカーに目覚めたことを、橘は広瀬の研究室のパソコンのモニターで捉えていた。
 多数のアンデッド、剣崎の見せた力にジョーカーも過剰に反応しているんだ、という広瀬に、どうすればいいんだ、このままでは剣崎がジョーカーに…と、橘は思い悩む。

アンデッド達から逃げ惑う天音。
 その場にジョーカーが現れる。
 底知れぬパワーを見せ付けながら次々とアンデッドを封印していくジョーカー。天音も含めた人間に向かっていくジョーカーを見て、光は「ジョーカー…戦いに酔っている。人間もアンデッドも区別がついていない」と、軽蔑したように吐き捨てる。
 ジョーカーに迫られ脅える天音と、天音のこともわからず近づいていたジョーカーのところに、剣崎が到着。
 剣崎はブレイドに変身。そしてキングフォームへと…。


Check! −天野さん橘さんみどころ−
 低空飛行で襲ってくるブレイドJフォームを、さっと地に伏せて真下から狙い打つトライアルE。
…かっこいい!

 「これ以上関係のない人々を巻き込むのは…やめてください」と広瀬氏に頼む橘さん。
意に反してデータを取られ、トライアルEを作られた後も、広瀬氏に対する節度を失わない穏やかな口調が良。
 その範囲内で「それこそが剣崎君の弱点だ」と言われて「そんな」と返す口調のやや上司に対するものとしては…な感じが、ほんとうは卑怯なことはしたくない橘さんの心情が思わずあふれた感じで○。

 「それに忘れてはいけないよ。トライアルEは、君のデータをもとにしている。君の心のどこかに、たとえ犠牲が出ても、剣崎君を倒すという気持ちがあるんだ」と広瀬氏に言われて(一見先生的優しさのある、諭すような口調なのが凶悪!)の橘さんの表情。
 ちょっと泣きそうなニュアンスで心持ち細めた目で広瀬氏をみつめた後、左右に小刻みに揺れながら伏せられ、また広瀬氏を見てからさらに伏せられる目、微かに開かれた状態からぐっとかみしめられる口許、“傷ついた”という表情が繊細に描き出されている、天野さん橘さんの十八番的表情の動き。

 羽美を人質として利用しようとする広瀬氏への橘さんの「かえって剣崎の怒りに火をつけることになりますよ」。
広瀬氏への、若々しさの感じられる、静かな怒りの口調。

 「ヤムヲ得ナイ。行動ヲ停止サセル」等々、トライアルEの微悪役的“目的のためには手段を選ばない”系セリフ。
ミリタリー系、警察系のライバルキャラを演じる天野さんなどへと想像が広がる楽しみが。

 トライアルEの最後の言葉「剣崎…俺ハ…」。
トライアルEの声として悪役系のかすれは入っているものの、なぜか橘さんのもののような真情がこもって聞こえ、心に残るセリフ。

 「さらに危険は増したようだな」と広瀬氏に言われ、目を伏せる橘さんの表情。
「このままでは…剣崎は本当に…」の、心配でたまらないという口調。

 「相川始が、ジョーカーに目覚めた」とモニターを見つめる、きれいな表情。
「どうすればいいんだ…このままでは、剣崎がジョーカーに」の、静かな声。


EPISODE 35STORY PAGEEPISODE 37










Last update :
17th October 2004














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