佐々木
夫妻の
仁義なき
戦い

第10話
涙の法廷!!
夫婦の愛よ永遠に…


Staff & OA
脚本 ◆ 森下佳子  演出 ◆ 平川雄一朗

その他のスタッフ ◆ 【佐々木夫妻の仁義なき戦い:スタッフ&キャスト詳細データ】
放送日時 ◆ 2008年3月23日 21:00〜21:54

◆公式サイト◆
【TBS公式:佐々木夫妻の仁義なき戦い−STORY(第10話)】
【TBSテレビ番組表:2008年3月23日】

Cast
佐々木法倫:稲垣吾郎  佐々木律子:小雪
桜庭 元:小出恵介  鈴木 恵:酒井若菜  猪木鉄男:古田新太  小川信司:山本耕史
宇野浩子:銀粉蝶  所 進:天野浩成
佐々木健介:幼稚園の面接に来た父親  北斗晶:幼稚園の面接に来た母親
高杉航大  月見恭子  斉藤典子  石川裕司  木村悟  吉岡麻由子  詩織
高橋洋一  太田ルリ子  巨勢竜也  高橋佑輔  鈴木福  樋口里弥
佐々木ゆと子:江波杏子  蝶野 清:西村雅彦  馬場啓一郎:藤田まこと

Story

法廷で、「明日は父親が育てたほうがいい」と猪木(古田新太)が証言したことから、徐々に律子の形勢が危うくなってきていた。 今まで律子がしてきた破天荒な行動について週刊誌が目をつけ、そのことを悪く書き立て始めたのだ。 それら記事の影響でクライアントが離れ始め、窮地に立たされた律子。 仕事も育児も破綻寸前という記事を見て「こういう記事を証拠で出せば裁判官の心証を左右するでしょうね」との、ゆと子(江波杏子)の言葉に、それを聞いていた法倫はなぜだか複雑な表情を見せる…。 日が変わり、子どもの明日に対しての養育環境を問いただすべく、法倫は証人として律子の母・浩子の出廷を要請する。今まで離婚裁判の行方を見守っていた馬場(藤田まこと)や蝶野(西村雅彦)、恵(酒井若菜)ら事務所の面々だが、いよいよ自分たちの行く末を心配し始める。 また、証人を断って事務所を離れてしまった桜庭(小出恵介)は、スポーツ新聞の記事で律子の窮地を知り愕然としていた。 その頃、律子は友人のススム(天野浩成)を訪ね、ある協力を頼み込む…。 律子は、ススムと関係を持ったと偽証させ、子供の父親に なってもらおうとする。 もちろんDNA鑑定すれば一目瞭然なのだが、 律子の目的は、法倫が、自分に対する嫌悪感を抱いてもらうためであった。 法廷が始まる。 ススムとは、8年前に律子のクライアントだった人物なのだが 法倫は、関係を持ったという律子の証言を、時間と共に 覆し、「わたしの知っている佐々木律子はそういうことはしてないはずだ」と断言。 DNA鑑定も拒否した。 蝶野や、馬場は、法倫、律子にそれぞれ 接近し、少しずつ説得を始めていた。 蝶野は、「法先生は、律ちゃん先生に訴えたいことってなんですか?」と問い、 馬場は、「佐々木律子さんともう一度よく話し合って」と 自分を見つめなおすように問いかける。 律子の部屋には、母・浩子が手伝いにくる。 浩子は、「法倫くんはあんたのことようわかっとるね」 と、先日法廷で断言した法倫のことを一目置いていた。 「そんな風にあんたのこと理解してくれる人はいない」という浩子だった。 一方、法倫も自分のボイスレコーダーを聞きながら 腹が立つこともあったが同時に感謝することもあったと振り返る。 それを聞いた小川は、法倫が訴えたいことは 律ちゃんに納得して戻ってきてもらいたいんだろ?と 法倫を諭す。 最終口頭弁論。 律子と法倫自ら法廷に立つ。 律子は、原告の法倫に 「被告(律子)を今でも愛してるのではないですか?」と 問う。 律子は、今までの法倫の行動から つじつまを合わせるように話す。 「原告は、被告をもう愛してはいませんか?」 確認するような律子の問いかけに 法倫がいいかけると 桜庭が法廷に飛び込んでくる。 桜庭は、法倫が、律子のようにソースとマヨネーズをつけて ジャガイモを食べていることや 懐中時計を持ちあるいていることなど 証言。 「法先生は、律ちゃん先生のことが好きだと思います」という桜庭。 法倫は、被告・律子にどうして「明日」と名づけたか質問する。 「被告の原告に対する隠れた信頼への表れだと 考えてよろしいでしょうか」という法倫に 律子は、「あのそれは・・」と口ごもる。 「もしかして今そのことを自覚したのか? 気がつかず名前書いて届け出したのか?」と 驚く法倫。 律子は、「ほかに考えてなかったし 気づいたら明日と呼んでたし あなたがつけてくれたから当然というか 事前にそういうもんだと・・ それにすごくいい名前だったから。 今日までのことは全部水に流して 明日からは、新しいことをやり直せたら そんなことできたらどんなに幸せだろうって あたしもあの時そう思ったから」と律子。 法倫は「きみはどこまで大雑把なんだ。 あきれるよ。君には。 ほんと卑怯で嘘つきでがさつで大雑把で・・」 「大好き」と律子。 「・・なんで先に言うんだよ ケンカというのは、ほんとにばからしいな 相手の弱点を見つけて責めて 傷つけあって 実にくだあらない。 だけど すばらしいところがたった一つある。 それは戦うことで相手がどんな人間かわかる。 自分がどんな人間なのかもわかってもらえる。 だから前よりももっと 相手のことが好きになる。」 法倫と律子はいつのまにか近づいていた。 その法倫の言葉にうなづく律子 頬には、涙が流れていた。 「これからもよろしく」 律子は差し伸べられた法倫の手を握り 「よろしく」とつぶやいた。 数年後。 律子、法倫、明日は、入園試験の面接を受けていた。 しかし、法倫が その質問に意義ありと説明をはじめてしまう。 質問は、お母さんの料理は何が好きですかという質問だったのだが 法倫は、おうちで出される料理では何が好きですかという質問が 正しいと言い出したのだ。 質問をする先生は、おたくではお母さんは料理をされないんですか?と 聞かれ、法倫は、はいというが 律子はいいえと答える。 どうして嘘をつくんだよと 二人はケンカを始めてしまう。 先生は、こっそり明日に ほんとはどっちなの?と聞くと 明日は 「お父さんは、嘘はいけないっていうんです。 お母さんは嘘は方便だといいます。 どっちが本当なんですか?」と悩み・・。 面接の帰り道。 落ちたら君のせいだからなと律子と法倫は、 まだもめていた。 「お父さんがバカ正直だからだよね?」 「お母さんが嘘ついたからだよね?」 二人に聞かれる明日は 「・・もう僕のせいでいいよ」とつぶやく。 3人で手をつなぎ歩き始める。
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佐々木夫妻の仁義なき戦い