18th May, 2008 Matinee
5月18日(日)13:00の回は、B列上手端ブロック。人間模様いろいろ!
“近さ感”UP、前方端で見るフレンドリー
“近さ感”UP、前方端で見るフレンドリー
その前の5月17日(土)18:00の回はB列のセンターブロックだったので、そちらより舞台が遠い…と思っていたのですが、センターブロックだとB列は前から6列目だったのに対し、端ブロックはオケピ部分の座席がないため、センターブロックより格段に“前の方”巻が!
ただし、スピーカーの真ん前だったので、音と振動で酔いそう! と思いましたが、それもオープニングだけのこと、その他のシーンでは意外とスピーカーは気にならずに観劇できました。
いい席でした!
【青山劇場、回転! オープニング】
上手超前方から観ると、オープニング、秋山真太郎さんと J Soul Brothers、幼いジュウユウとシャオティンの乗った舞台が、回転する機構の動きが迫力をもって見え。そのオープニング、タレント部門の俳優さんという親近感からか、秋山真太郎さんに目がいき!
【スキンシップ。港シーンでの天野さんダニーと小林顕作さんタツ】
港のシーンはいきなりバイオレンスありで殺伐としたシーンですが、そういうシーンだからこそ、天野さんダニーをめぐるちょっとしたスキンシップがあたたかく見え。千原ジュニアさん岩本さんが「日本語でよろしくなー」と言った後、小林顕作さんタツ、すれ違うときに天野さんダニーの腕に触れ。
松本有樹純さんジュウユウの仲間をあざやかなアクションで殴る蹴るした後の天野さんダニー。
スーツの襟をもって、ちゃっ、となおすしぐさ!
1999年のセーラームーンミュージカル『かぐや島伝説』の、天野さんまもちゃんが暗がりにおびえて悲鳴をあげまくりつつ、その直後にクールな(!?)「大丈夫だ」を繰り返す“洞窟のシーン”(天野さんまもちゃんの十八番!)で同じように、パーカーの襟元をもって、ちゃっ、となおすしぐさを思いだし。
そのときから大人になったなあ…という感慨と、シチュエーションのあまりの違い(笑)に、自分的ものすごい見せ場に!
天野さんダニーに「鍵取ってこい」というときも、天野さんダニーの腕に触れる小林顕作さんタツ。
天野さんダニーがいなくなった後の日替わりコントシーンなどでのいいひとぶりがわかっているだけに、そんなちょっとしたしぐさも、かなりうれしく!
【丁寧な説明まで…。秋山真太郎さん“SAY Ho〜!”】
秋山真太郎さん最大の見せ場 & ハードな試練である《CROWN》ショーシーン冒頭のMC。今回の“SAY Ho〜!”も、返事はあまりなく、秋山さんMC「あれ〜?」
「もう1回! SAY Ho〜!」も、はかばかしくなく「あれあれあれ〜?」
ついには秋山さんMC「オレの言葉の意味がわからないヤツはいないか、“SAY Ho〜!”って言ったら“Ho〜!”と返してくれ」と、懇切丁寧にとるべきリアクションを詳細に説明しだし。
その甲斐あってか、最終的には、それなりに“Ho〜!”の返しがあったような気がします(笑)。
なお、この秋山さんの“SAY Ho〜!”については、当日23:00〜の平沼紀久さんが出演メンバーのネットラジオ【あっ!とおどろく放送局:時速246のとりあえずお生で!】に秋山真太郎さんがゲスト出演してお二人で劇団EXILEばなしをされた際、平沼さん、秋山さんのこのシーンのことを(ネタバレ不可なのでシーンの具体的な内容には触れず)「“あれあれあれ〜!”とか言って」と、ちょっとからかうように(笑)。
【人間模様いろいろ! ショー以降の《CROWN》フレンドリーチェック】
ショーシーンで始まる一連の《CROWN》のシーンは、登場人物達がふれあう“フレンドリー”いっぱい!天野さんダニーが吉瀬美智子さんシャオティンに「ちちくらいだせやー!」と野次を飛ばした後、月ゴローさんガリが“よく言った!”という感じで背中をぽん、と叩くのは、何度観てもいい感じ。
このシャオティンを囲んで脱がしそうなシーンでは、川畑博稔さん村井の兄貴がノリノリで楽しそうなのもツボ(笑)。
小林顕作さんタツが、MATSUさんマーサの出待ちをしている女の子達の相手をしているのを、月ゴローさんガリと天野さんダニーが二人でちょっと離れて並んで腰を下ろして見ているのは、可愛く、ほのぼの。
その小林顕作さんタツ、女の子達に「おじさんのは硬いよ、ジャイアントカプリコ!!」などと腰を突き出し、超ハイテンション!
そんな小林顕作さんタツ、MATSUさんマーサなんかがなんで岩本さんとつきあっているのかわからない、つきあいの長さはMATSUさんマーサが上かもしれないけれど「こちとら岩本さんと濃〜いつきあいしてるんだよ、命のやりとりっつーか?」と力説するあたり、小林顕作さんタツ、MATSUさんマーサにジェラシー!?(BL!?)と(笑)。
シャオティンが歌が得意だと岩本っちゃんが言うからステージで歌わせた、と弁明するMATSUさんマーサに、月ゴローさんガリが「岩本さんがんなこと言うわけねぇだろ!!」とすごんだ直後、千原ジュニアさん岩本さんが「言ったな」とハシゴを外して、小林顕作さんタツ、月ゴローさんガリ、天野さんダニーがコケてみせるところ、なんだか可愛く。
そのあと、月ゴローさんガリが額の汗をふきふきしてる姿もカワイイ!
この回も、千原ジュニアさん岩本がバーカウンターに物を投げて落ちた瓶を、天野さんダニーがずっと歩いていって拾いあげるシーンあり。
その帰り道、月ゴローさんガリとMATSUさんマーサをはさみ、肩に腕をのせかけて威嚇するところ、ちっちゃくてカワイイ月ゴローさんガリ、小柄なMATSUさんマーサとの身長差がイイ感じ。
なぜ吉瀬さんシャオティンがマフィアに追い回されているか話せ、と千原ジュニアさん岩本さんがUSAさんジュウユウに迫る間、いらいらと脚を小刻みにゆすっているダニー。
千原ジュニアさん岩本さんの苛立ちに共鳴しているようで、勝手に千原ジュニアさん岩本さんとのフレンドリーに認定(笑)。
千原ジュニアさん岩本さんがMATSUさんマーサに「(シャオティンと)結婚しろや」と言ったのに「えーっ!?」と驚くリアクションがカワイイ天野さんダニー。
そのあと、小林顕作さんタツ、月ゴローさんガリと3人で笑うところも、下ネタで盛り上がる思春期男子のようで微笑ましく。
その後、しゃがみこんだMATSUさんマーサを、タツ、ガリ、ダニーで見下ろすシーンでは、身長バランスのためか、ひとり長身の天野さんダニーがセンターというのもプチうれしく!
“明日チョロ蛇(北京グループ)をやっつける”というときも背中を叩き合う月ゴローさんガリと天野さんダニー。
つくづくいいコンビ!
【間近で観る迫力! 天野さんダニーの見せ場】
天野さんダニーがシャオティン & シュエメイを連れに来るシーン、近くで観るとものすごい迫力!MAXですごんだ時の声と普段の天野さんのギャップは、とにかくすごく…
そういう迫力勝負なシーンを生で感じることができるのも、舞台の醍醐味!
【ポカポカ日曜日〜♪ 日替わりコント】
日替わりコントは、日曜日ということで、小林顕作さんタツ「ポカポカ日曜日〜!」「日曜日でお子さんもたくさん。ちびっ子のシーンみたいに、ほんわかしたいですわ!」というわけで、小林顕作さんタツ、月ゴローさんガリに「とびきりほんわかにしてくれ!!」
これに答えて月ゴローさんガリ、KIDSのシーンで使われていた曲(EXILE『HERO』)をアカペラで歌いながらダンス!
…そしてこのダンスが、めちゃうま!!
月ゴローさんガリ、ダンス披露後「オレもEXILEに入れてくれ!」
…微妙〜に反応がなかったこれには小林顕作さん、若干困ったように「…なんでそんな妙な間作るんだよ!!」
続いてJ Soul Brothers KEIJIさん「水飲みます!」と、缶ビールを上からかける荒技!
小林顕作さんタツ「J Soul、ここまで頑張ってます!!」
その後、シャオティンを岩本さんのところに送り届けるよう言われて「オレがロリコンだって知ってるだろ!?」と抵抗しても結局ダメだった月ゴローさんガリ、脈絡なく「彼女募集中!」。
小林顕作さんタツ「なんだよそれ!!」
それでもMATSUさんマーサが「迎えは殺された。俺達襲われたんだ」と告げると、「ダニーが!」とみんな一気にシリアスになるのは、奇跡のよう(笑)。
【やっぱりわからない! 起こり続ける笑い】
どうしてそんなにも笑いが起こるのか、わからないシーン、多すぎ!千原ジュニアさん岩本さんがシャオティンと倉庫で二人きりになったときの「オレ女に興味ないねん」に笑い。
ずっと前にあった、MATSUさんマーサの同様のセリフにも、笑いが起こってたなー、と思いつつ。
千原ジュニアさん岩本さんが、MATSUさんマーサを自分で痛めつけておきながら、マーサがぐったりすると「病院や! 医者呼んでこい!」とあわてふためき、部下がマーサを助け起こそうとすると「さわるなー!」と叫ぶシーン。
確かに岩本さんの言動は矛盾しまくりで支離滅裂だし、あわてふためくさまは滑稽かもしれないけれど、不器用な岩本さんが心からMATSUさんマーサを大事に思っている心情が痛いほど伝わってくる、むしろせつないシーンなのでは…と思う立場からは、劇場の笑いは、ちょっとつらく。
USAさんジュウユウがシャオティンに(中国語で)逃げろと必死で言っているときの岩本さんの「日本語でしゃべれやー!」にも、笑いが起きるのもわからず!
(ここまで書いた笑いは、BL的なものへの反射的な笑いととらえれば、説明がつかないでもないのですが!!)
【まだ先は長く。 MATSUさん御挨拶】
最後の御挨拶は、MATSUさん。「本日はありがとうございました。
1ヶ月の稽古をして作ってきたものをお見せできて光栄です。
まだ先は長いですが、頑張りますので、よろしくお願いします!」
という感じの御挨拶だったと思います!