マンハッタン・ダイアリーズ
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  マンハッタン・
ダイアリーズ

Manhattan Diaries

Chapter 1


Staff & OA
脚本 ◆ 青柳由美子  演出 ◆ 光野道夫
エグゼクティブ・プロデューサー ◆ 宅間秋史
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日時 ◆ 2007年1月5日(金)正午配信開始
 
 
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Cast
立花理亜:加藤あい  九堂絢子:黒木メイサ  小井戸美貴子:純名りさ
タケシ(山下 武):天野浩成
ゾラ:Geoff Roesch  シェイディー:Kyle Coffman  ケンタ:小林元樹
飯島:篠崎はるく  ジュンペイ:蛯名健一  ミッシー:Tinelle Matlock  ダンサー:Alvin Temba
《声の出演》 さとみやすゆき  大久保雅也
 
 
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Story
恋人・武(天野浩成)との新しい生活を思い描いてニューヨークを訪れた理亜(加藤あい)。
しかし、飛行機がニューヨークに着く前に、武が与えた鎮静剤が原因で愛猫のアリの様子がおかしくなり、ニューヨークに着くなり、理亜はアリを抱えて街を走り回っていた。
理亜はストリートで踊っていた絢子(黒木メイサ)に助けを求め、動物病院に連れて行ってもらうが、アリは死んでしまう。
これからどうしたら…と途方に暮れた理亜に、カウンセラーの美貴子(純名りさ)が声をかけ、ペットロスの人達のためのカウンセリングに誘う。

ニューヨークでの住まいとなるアパートに戻ると、武は、自分が与えた鎮静剤のせいではなかったのかと理亜に尋ねるが、理亜はは、本当のことを言ってしまったらもう武とやっていけないような気がして、本当のことを言えない。
武は、何かしてほしいことはないか等、しきりに理亜を気遣おうとするが、理亜はそんな武に応えることもできない。

そのあと、理亜は寝室の空調設備の中から、古い日記帳をみつけ出す。
冒頭に“1968〜 Hanako”と記された“MANHATTAN DIARIES”というタイトルの日記に、魅入られたようになる理亜。
そこに武がやってきて、ベッドに座って理亜を抱きしめ、アリが死んだのは理亜のせいじゃないと理亜を励ますが、そのままベッドで理亜を抱こうとする武と理亜は、言い合いになってしまう。
アリの喪に服したいから武はしばらくソファで寝てほしい、という理亜だったが、そのとき、部屋を出ようとした理亜の目の前で突然ドアが閉まったり、部屋の電気が突然点滅しだしてついには消えるという怪異現象が起き、武と寄り添った流れのまま、武と寝てしまう。

理亜は新しい職場となった旅行代理店のN.Y.支店で上司の飯島(篠崎はるく)休暇を申し出るが、猫が死んだからといって大騒ぎしているようではニューヨークで生きていけないと一喝される。

美貴子の主催するペットロス・スピークアウトの会で、理亜はアリを失った経緯や、喪に服しているはずなのに流されて彼と寝てしまったことを泣きながら告白する。
その会場には、絢子もやって来て、入り口のところでやってくる日本人相手にアルバイト先のキャバクラの営業をしていた。
会のあと、理亜、絢子、美貴子の3人は一緒にカフェで話をする。
キャバクラの名刺を渡され、理亜は絢子の年齢を尋ねるが、絢子は偽造IDカードの年齢を答えるのみ。
偽造IDカードは罪になるのでは、という理亜に、こんなことで驚いていたらN.Y.ではやっていけないという絢子。
絢子が去った後、偽装IDが必要ということ、ホームステイをしていること、妙にちゃっかりしているあたりから、絢子の年齢は19歳ぐらい、と分析する美貴子を見ても、理亜は感心するばかり。
そのとき、美貴子の携帯に、恋人から電話がかかってくる。ごはんを作らなきゃ、と、帰っていく美貴子。

理亜がアパートに帰ると、アパートの前に、不審な黒髪黒衣の女性が立っている。
そこに書類を届けにやってきた飯島から、理亜は、このアパートは幽霊が出るので有名だという話を聞いてしまう。
理亜は部屋に駆け込んでそのことを訴えるが、部屋に来て武と乾杯していたN.Y.在住のケンタ(小林元樹)は、格安でこんなに広く、場所もいい部屋に住むには幽霊ぐらい出たっておかしくない、マンハッタンには幽霊スポットも多いから、ガイドの理亜にとっては勉強にもなる、などと言う。
理亜は怒って、クッションを武にぶつけて部屋を出て行ってしまい、また険悪な雰囲気になってしまったと武は嘆く。

ベッドの上でふてくされて横になっている理亜に、武は、ケンタが二人のために忙しいのに走り回って部屋を探してくれたことを教え、感謝しなくちゃな、と話しかけるが、理亜は耳を貸さない。
そんな理亜に、武は、こんなのはつらい、どうしていいかわからない、と訴える。
“何かの罰を受けているみたいだ”という武の言葉を聞いて、理亜は服を脱ぎ、武を受け入れるが…

食事の後片付けをしようとする美貴子を、性急に求めてくる美貴子の年下の恋人・ゾラ(Geoff Roesch)。
そんなゾラに美貴子は、こちらに来てもう2ヶ月になる、ゾラの両親にも挨拶しなければ、と、家族への紹介を求める。
しかしゾラは、美貴子を抱き上げベッドルームに連れ去ってごまかしてしまう。

絢子のキャバクラに、ペットロス・スピークアウト会場で誘った男性が客としてやってくる。
アフターを誘われるが、門限があるといって断る絢子。
朝、絢子がホームステイ先の家に戻ると、その家の家族みんなが絢子をとがめるように待ち受けていた。

翌日、理亜は絢子と美貴子を自分のアパートに呼び寄せる。
ビールで酔った理亜は、流されて武と2回もしてしまった自分は最低などと愚痴をこぼす。
理亜の心の動きは自然なことだとカウンセラー的意見を述べる美貴子、ズバズバと言いにくいことも言ってくる絢子。
そんな二人に理亜は、寝室で見つけた古い日記を見せ、日記の持ち主も飼っていたアリという名前の黒猫を失ったこと、生まれた町の名前、9月5日にN.Y.にやってきたこと等の共通点があると示し、この持ち主は殺されてこの世にいないらしい、だから自分も死ぬ運命なんだなどと訴える。
死ぬときひとりぼっちなのかなあ、という理亜の言葉に、死ぬときひとりだと寂しいから結婚する、という美貴子、死ぬときは誰でもひとりだという絢子。
とことん意見が合わない、と確認した絢子と美貴子は、飲み物をとろうとして冷蔵庫を開け、そこにアリの死体が保存されているのをみつけて悲鳴をあげる。
美貴子は、アリを思い出させるものは手放したほうが理亜のためにいい、と、アリの遺品をまとめようとする。
遺品をたよりに猫は化けて出る、と絢子が言った途端、部屋でまた怪異現象が起こる。

三人はそれから、公園にアリを埋葬する。
こんなところでやっていけるのかなと不安になる、という理亜に、無理なら帰れば、と絢子。
そんな絢子を、優しさが足りない、ととがめる美貴子に、動物病院も連れて行ってくれ、今日も結局来てくれた絢子は本当は優しい、と理亜。

薄暮のタイムズスクエア付近を歩く3人。
自分は絢子と美貴子の真ん中ぐらいの年齢だけれど、絢子の年齢の頃はしっかりしようと思ったこともなく、かといって、美貴子の年齢になったとき、しっかりできているかわからないという理亜。
二人もN.Y.もまぶしすぎる、という理亜に、絢子は、N.Y.は確かに光が多すぎるけれど、スポットライトだと思えばちょうどいい、最高の舞台だよ、と言う。
人生のスポットライト、ほんとうにそうかもしれない、と美貴子。

部屋に戻った理亜は“目標:しっかり生きる!”と紙に大書し、決意を固める。
そんな理亜の背後で“人は皆、ニューヨークをビックアップルと言います。何故でしょうか。その本当の理由がいつしか私にもわかる日が来るのでしょうか…”としたためられた“MANHATTAN DIARIES”を繰る、女性の人影があった…
 
 
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Check! −天野さん武くんみどころ−

 最初の登場から、2人分のスーツケースとアリのケージを抱えて、息を切らして理亜を追いかけている天野さん武くん。
 “りあー!”と叫んで、表情を歪めて座り込むところは、武くんのほうが死んじゃいそう! という感じ(笑)

 「理亜、ほんとうのこと言ってほしいんだけどさ。アリ、俺が鎮静剤あげすぎたから死んだんじゃ…」という、セリフ第一声。
 心配そうで、武くん結構いいひとじゃん! と、“うるさくした猫に鎮静剤を飲ませて死なせちゃった彼氏”(後の黒木メイサさん絢子のセリフによると“猫殺すような男”)の悪辣なイメージをくつがえす、優しそうな声。
 理亜の“腫瘍があって気圧の変化で破裂した”という嘘にも「腫瘍って、東京でみてもらったときには、そんなこと言ってなかったじゃん」と、ちゃんと真剣に考えてるんだなあと。

 デブすぎて(腫瘍が)わかんなかったんだよ、という理亜の言葉を聞いての「確かにアリ、でぶだったもんな」。
 ちょっと泣きそうな顔での“でぶ”という言葉、微妙に可愛く。

 「元気出せよ、な。腹へってないか」「じゃあなんか、してほしいことは。言ってみろよ」と、少しずつ理亜に近づきながら理亜を気遣う天野さん武くん。
 最後にワインをとりだした「アリの冥福を祈って、飲もう。な」に至るまで、理亜の気分とはちょっとズレているけれど、とりあえず理亜を元気付けようと一所懸命なことは伝わってくる一連の言葉やしぐさ。
 理亜に少しずつ近づいていくところは、『キャバギョ!』第1話のキャバクラシーンで、すすすっと独特の(いかにもストーカーっぽい?【笑】)動きで岩佐真悠子さんサキに近づく天野さん龍ちゃんの動きと比べてみても楽しく(笑)

 華子の日記“Manhattan Diaries”を見る理亜を見下ろす天野さん武くん。
 加藤あいさんが小柄で華奢なので、おっきい! と、ちょっとびっくり!
 理亜の手から“Manhattan Diaries”を「んーちょなんかきもちわるいよーおいとけよー!」と取り上げてわきにおく天野さん武くん。
 このへんからなんとなく、武くんの甘え口調が出てくるような(笑)

 「つらいのはわかるけどー、しかたなかったんだ。お前のせいじゃないよ。お前は悪くない」と、理亜を抱きしめる天野さん武くん。
 “抱きつく”じゃなく“抱きしめる”ぽい雰囲気が出ているのは、理亜の二の腕のあたりをぽんぽんするしぐさのおかげ?

 「アリはきっと寿命だったんだよ」と言いながら理亜をベッドの上に寝かせて、上からキスしようとする天野さん武くん。
 色っぽいシーンのはずなのに、理亜にやーだー! と突き飛ばされたあとの「どうしたんだよりあー」がややコドモっぽいうえに、それに応える理亜の「なんでそんなきもちになれるのー!」までものすごく甘えん坊声で、このカップル、微妙に小学生…というフンイキに(笑)。

 その直後の「おれだっておまえをなぐさめようとおもってー」は、かなりコドモ口調。
 「オレだってアリ可愛かったし、悲しいのは一緒だよ」は、普通の大人男性口調に戻ってきているものの、“おもってー”のあどけなさの余韻があるので“オレだってアリ可愛かったし”が、アリとちょっとコドモみたいな天野さん武くんの絵が浮かんで、妙に微笑ましく。
 「でもしかたないだろー、しんじゃったものはしんじゃったんだから」は、かなり冷たい言葉かもしれないのに、ここでまた口調がコドモっぽくなるので、あんまりつめたくなく(笑)。
 理亜の「何度も死んだって言わないで!」のあとの、すごく低い声での「…ごめん」と、理亜の可愛い口調での「…ごめん」まで、やっぱりとことん微笑ましいふたり。

 “ごめん”の後、ベッドの上であぐらをかくように座るポーズが、なんとなく可愛く。
 そのポーズで、理亜にしばらくソファーで寝てといわれての「えーっ!」がまたコドモ口調(笑)。
 「こんなときだから一緒にいるんだろ」も、頼りになる男性というより、理亜となにかカワイイモノどうし、寄り添うイメージ…

 部屋の電気が点滅しだしたときの「ええっ」という声、ほんとにコワそう(笑)。
 理亜と寄り添うところ、やっぱりカワイく…
 「もう、寝ろってことなんだよ」「消灯時間?」「そう、消灯時間」というやりとりも、ほんとのびびってる感じがにじみ出ているあたりが、“言葉巧みにえっちにもっていく口のうまい男”というイメージを成立させず(笑)。

 自分達のアパートには幽霊が出ると聞いて理亜が駆け込んできたとき、ケンタさんと飲んでいる天野さん武くん。
 お酒を飲んだり何か食べたりしているシーンは十八番!という感じで、ものすごく“飲み”感が出ているシーン(笑)。
 流されていきなり乾杯に加わっている理亜も微笑ましく。

 ケンタさんの「やっぱり出たか」に、邪気のない顔で「やっぱりって?」と応える天野さん武くん。
 ケンタさんとの親しさが、そのひとことでもすごく伝わる感じ!
 こんなによい条件で格安で、幽霊ぐらい出たっておかしくない、としゃべるケンタさんをぽかんと見上げる表情もナイス。

 理亜ちゃんにクッションをぶつけられて(微妙に腕でガード!)、「あーあ、もうまた険悪になっちゃったー」という天野さん武くん。
 ここでのホンネが、次のシーンのために効果的。

 「りあー」と“険悪になっちゃったー”よりずっと明るくした声で理亜に声をかける天野さん武くん。
 カラ元気を出してます! という口調での「やっぱさー、このアパートいいよなーっ! ふるいけどさー、家具つきだしー、なにしろこのひろさ!」
 “頑張ってこの部屋をステキだと思い込もうとしてます!”という感じがにじみ出る口調に続く「ケンタさん、俺達のために、あっちこっち見て回ってくれたらしいぜ。忙しいのにさー、感謝しなくっちゃな!」に、そういうあたり義理堅そうな武くんの性格の一端も覗き。

 それでもふてくされて横になっている理亜ちゃんのベッドに手をかけて、正座の姿勢でちょこんとベッドに飛び乗る動き。
 …萌えすぎ!!!
 (なんでそんな萌え動きでちょこんと飛び乗るかなあと!!)

 ベッドにちょこんと正座しての「りあー」からの「おれ、こういうのむり」。
 カワイイ系口調、炸裂!
 「どうしていいかわかんないよ」は多少普通かなー、と思わせたやいなやの「だからたのむー、なかよくしよー!」
 こんなカワイイ系のセリフを書いちゃう青柳祐美子センセイもすごすぎ! と思ってしまうほどの“なかよくしよー”…
 加藤あいさん理亜ちゃんの「わたしだってそうしたいよ。でも、どうしたらいいかわかんないんだもん」も、ものすごく甘え口調で可愛いのに、それに応えての天野さん武くんの「じゃあー!」が、いきなりそれを上回るイキオイ!
 「なにもんかんがえないのがいちばん! よーし!」と、理亜ちゃんをベッドに押し倒すところは、かなり“スケベ男の本性見たり!”になるはずなのに、“なにもかんがえないのがいちばん!”と“抱きつく”ところから、無邪気すぎ(笑)。

 「お前ニューヨーク来てからずっと機嫌悪いし。にこりともしねぇしさ」のあたりは、ちょっとドスがきいてきたかな? と思った次の瞬間、「つまんねえよ」の“つまんない”というちょっとコドモっぽいワーディングが、これまでは理亜と一緒にいるととても楽しかったという関係、理亜と一緒のN.Y.での生活へのあどけない期待を思わせて、なかなか深く。
 次の「正直、しんどいよ」に、ちょっと泣き入ってくるところまでのシークエンス、おみごと。

 それでいて「オレさ、何かの罰受けてるみたいなんだけど」という、核心に触れるセリフは、大人口調でクリア。
 でも、泣きそうな表情との組み合わせで、いやみになりすぎず、絶妙。

 脱ぎ始めた理亜をしばらく見ていた後、立ち上がってTシャツを脱ぎ捨てる天野さん武くん。
 Tシャツを床に叩きつけるシーンはワイルド!
(予告ダイジェスト映像でこのシーンを見たときには、その直前にあんなにコドモ口調の可愛い系シーンが繰り広げていたとは、想像もつきませんでした! 天野さん武くん、奥が深いです…)














Last update :
7th January 2006


















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