マンハッタン・ダイアリーズ
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  マンハッタン・
ダイアリーズ

Manhattan Diaries

Chapter 4


Staff & OA
脚本 ◆ 青柳由美子  演出 ◆ 光野道夫
エグゼクティブ・プロデューサー ◆ 宅間秋史
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日時 ◆ 2007年2月2日(金)配信開始
 
 
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Cast
立花理亜:加藤あい  九堂絢子:黒木メイサ  小井戸美貴子:純名りさ
タケシ:天野浩成  マーク:Daryl Emanuel  ゾラ:Geoff Roesch
飯島:篠崎はるく  ジュンペイ:蛯名健一  タイラー:Ryan Kim
《声の出演》 村田晴郎  さとみやすゆき  大久保雅也  清水麻友美
         奥村洋治  千木良奈央  伊藤敦子  船田 敬
 
 
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Story
ジュリーは理亜の言葉通りに駆け落ちしてしまい、理亜は絢子の紹介で、新しいルームメイトとしてジュンペイ達ゲイ男性のカップルを迎える。
さっそく、彼らが持ち込んだ大きなポップアートのことでモメる理亜。
ユダヤ人だからって結婚できないなんてひどい、と、ジュリーと彼氏について言う理亜に、N.Y.では自分の権利を守るのは自分しかいない、他人を簡単に信用するのもため、と、絢子、美貴子。
ジュンペイ達はゲイと言っているが大丈夫か、という理亜にも、絢子は、友達だからといって保証はできないと返す。
そこに、ゾラから急用の電話がかかってきて、美貴子は帰る。
理亜は美貴子がだまされているかもと心配するが、絢子は、美貴子の人生だし、恋愛は他人が口出しすると逆効果、理亜だって武のことを忘れろとかよりを戻せとか言われたらイヤでしょう、と、とりあわない。

美貴子が帰宅すると、ゾラは美貴子の前でひざまずき、プロポーズする。

理亜、絢子、美貴子は、理亜のルームメイトとなったジュンペイとタイラーの案内で、洒落たバーにやってくる。
そこで、別の男性に誘われたタイラーを、楽しんでね、と送り出すジュンペイに理亜は驚くが、ジュンペイは、僕達ゲイは本当にコミットするまでお互いを束縛しない、どれだけ相手の自由を尊重できるかが一生のパートナー選びのポイント、と言う。
そのとき理亜は、美貴子の薬指の指輪に気づく。
婚約した、という美貴子を皆で祝福しているとき、美貴子のオフィスのビルの屋上で理亜が締め出されたとき、助けてくれたアフリカ系の青年が偶然やってきて、理亜と再会する。
その青年・マークは、よかったら電話して、と、理亜に名刺を渡す。
マークは、美貴子のオフィスの上の階で開業している弁護士だった。
ジュンペイは、電話してデートぐらいしたら、と言うが、絢子は、デートしてもいいけど傷つけたりしないでね、ああいう人ってセンシティブなんだから、と釘を刺す。

理亜はまた美貴子のオフィスの屋上で一緒にランチを取りながら、ゾラのことを本当に信じているのか尋ねる。
美貴子は、信じているからこそみんなに紹介するのだ、と、迷いのない表情を見せる。
理亜が休みだと聞くと美貴子は、残りのサンドイッチを理亜に持って帰るよう言って仕事に戻る。

美貴子にもらったサンドイッチを持って、理亜はマークのオフィスを訪ねる。
弁護士を雇えない貧しい人たちのためのボランティアで忙しく立ち働くマーク。
多くはマークと同郷のブロンクスの人々で、断れないのだという。
ニューヨークには、まだまだ自分の知らない顔があるんだ…という理亜に、これと同じ、光輝くものや贅沢さで見えないんだ、マークは水中に封じ込められた雪が舞うN.Y.のおもちゃを理亜に見せる。
サンドイッチのお礼にあげるよ、というマークに、もらえないよ、と理亜。
いつかこの美しい街のこと、すべてわかるまでは…と。
何がみつかるかな、というマークに、何か私にとって大事なものになるといいな、と理亜は答える。

マークに誘われてデートにでかけようとする理亜に、絢子は、武がいなくなってさびしいのはわかるけど、急ぎすぎじゃないかと言うが、マークはすごくいい人で気が合うし…と、理亜は気に留めない。
貧しい地区から奨学金で勉強して資格を取って、尊敬しちゃう、という理亜に、結構本気なんだ、と絢子が言うと、友達だよ友達、と、理亜。
そんな理亜を送り出した後、絢子はジュンペイを相手に、理亜にマークのような、差別に敏感な人達のことを理解できるのかな、と、心配する。
ジュンペイは、理亜の態度を見ていると、マークでなくても別な意味で誤解するのでは、と心配する。

二人はドライブをして、理亜が予約したレストランにやってくるが、一度クライアントと来たことがあるというマークは、入るのをやめたがる。
が、なかなかとれない予約を取ったんだよ、という理亜の言葉に、結局二人は店に入ることに。
店に入った二人は、後から来た白人客をどんどん先に案内する店側にずっと待たされた挙句、眺望のよくない席に案内され、やっと食事を取る。
さらに、ドアマンにまで自分の車を別の客に引き渡そうとされ、マークは激昂する。

その後、向こうの人あやまってたよ、という理亜に、あれは人種差別だ、と強く言うマーク。
それは考えすぎ、ガイドブックにも、予約しても待たされることがあると書いてあった、という理亜を、君だって僕を差別しているんだろう、日本人はブラックが嫌いだと聞いたことがある、と疑うマークに、理亜は、苦労して偉くなって困っている人を助けているマークは本当にすごくかっこいいと思う、尊敬する、と言って、マークの心をやわらげる。

理亜をアパートの前まで送ってきたマークは、理亜はすごい、特別な子だといって、理亜のことを心から好きだと告白する。
理亜は笑顔で、私も、と答え、自分の気持ちを自由にしてあげて、と言う。
その様子を、アパートの前で理亜を待っていた武が見ていた。
理亜は武のことを友達、とマークに紹介するが、武は「彼氏です」と主張する。
今は違うの、という理亜の言葉に、マークは、仕事は? 英語わかる? などと尋ね、武がグラフィックデザイナーだと知ると、自分は弁護士で、クライアントのデザイナーがアシスタントを募集しているが、君なんてどう、と、自分の社会的な優位を見せつけようとする。
武は、間に合ってます、とつっぱねると、実家から送ってきたから、と、理亜に明太子を渡す。
大喜びする理亜を見て、マークは複雑な表情で帰っていく。
武も、それ、食いたきゃ食えよ、と、ふくれっつらで言い捨てて行こうとするが、ありがとう、という理亜に、うなずいてから立ち去る。

武にもらった明太子を食べながら、私が好きなの覚えててくれたんだね…と、理亜は感激する。
武がくれたアリのフォトフレームに向かって、武ぜーんぜん変わってなかったよ、なんかなつかしかった、と、せつない表情を浮かべる理亜。

理亜はツアーの仕事中にマークから電話をもらい、また後でかけ直すね、と切る。
ツアーが終わってオフィスに戻ると、マークが電話してきたというメモがあり、一度かけるが留守電。
その後、美貴子の婚約祝いのホームパーティーに招かれていると、ゾラにメールを送ってきていた元彼女のアンナから電話がかかってきて、自分の携帯が鳴っていることに気づかず…と、マークとの連絡がことごとく行き違ってしまう。

夜、理亜が絢子と理亜のアパートに帰ってくると、マークが怒り心頭といった様子で詰め寄ってくる。
どこに行ってたんだ、ずっと待ってたのに、あんなに電話したのに、とマーク。
会いたくなかったら、はっきりそう言ってほしいのに、というマークは、君に持っていてほしかった、というあの水中を雪が降るN.Y.のおもちゃを、路上に叩きつけて割り、去ってしまう。

 
 
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Check! −天野さん武くんみどころ−

 武くん登場の前、理亜がマークとのデートに出かけようとすると、日記帳“Manhattan Diaries”の上に置いてあった理亜と武の2ショット写真が吹き飛ぶ映像。
 その写真がまた見られたこと、理亜が写真を見えるところに置いていたことがうれしい一方で、一体何の暗示? と、ちょっと心配にも。

 理亜に気づかれたとき、理亜とマークのいい雰囲気のところを見ていたせいか、身体の前に両手で明太子の袋を提げて、ばつが悪そぉ〜うにしている武くん。
 その困ったよぉ〜うな様子も、そこから笑顔になっての「よぉ!」も、やたらとカワイイ系。


 その状況で、理亜(隣にはマーク)の方に歩いていく武くん。
   その状況で、よくその笑顔! という感じのニコニコ顔と、“平行移動してます”という感じのすっとした歩き方が、実は状況のややこしさの表現?

 理亜に“おともだち”と紹介されて「彼氏です!」と、思い切りきっぱり主張する武くん。
 “彼氏です!”の発音までものすごくクリアで、永田杏奈さんが大昔やっていたTOSOSINのCMでお父さんが頑固に主張していた正しい発音なのが、また可笑しく。

 理亜に「違うの今は」と言われて、憮然として理亜のほうをみる武くん。
 向こうを向いていても、表情が見えるような。

 マークに「君、仕事は? 英語わかる? こっちに住んでんの?」とみくびられた尋ねられ方をされて「一応、グラフィックデザイナーの仕事してます」と答えるときの、口をとんがらせはじめた感じの表情。
 ちょっと目を伏せたり、手を動かして袋をカサカサさせたりの、ちょっとしたしぐさがツボ。
 このときマークが、武くん(設定:)
 ダイジェスト映像にも出てきた「間に合ってます」、ダイジェスト映像の部分だけでも“ムキになってる”感ありありだったところ、続く「結構仕事あるんで」が、さらにケンカ感いっぱい!
 映像だけだと、ちょっとイヤミな感じにも見えるかもなところ、声と口調がいかにも若い感じで、微笑ましい系に…。

 さらに「…ていうか、デイビッド・サンソンって、もう終わってんじゃん」で、一気にコドモっぽく!
 ちょっとうつむいて口をとがらせるところ、“終わってんじゃん”でちょっと口許を歪めるところ、“終わってんじゃん”の口調、とてもオトナの男性という感じではなく(笑)。

 「これ。実家から送ってきた」と、理亜に明太子を渡すときには、完全に口をとがらせている天野さん武くん。
 ポケットに突っ込むか何かしてる手をつっぱらせるしぐさも、超すねたコドモ!
 それが、理亜が「うれしーい!」と歓声を上げるや、カメラが切り替わる直前の瞬間、満面の笑みになっているのが可愛いすぎ!

 「それ。食いたきゃ食えよ」が、もう小学生レベルの意地の張り方!
 (さっきあんなに笑顔だったくせに!【笑】)
 でも、理亜に「ありがとう!」と言われると、こくん、とうなずいてからまたスタスタ歩き出す動きが、また可愛い系…

 武くんの実家から送ってきた明太子に「博多の味だなあ〜」と、しみじみつぶやく理亜。
 もしかすると理亜も武も、福岡出身?

 「私が好きなの、覚えててくれたんだね」という理亜のセリフ。
 武くんの優しさを感じさせる、理亜の武くんが好きという気持ちも伝えてくれる、いい響き。

 「ねえアリ。武ぜーんぜん変わってなかったよ」という理亜の言葉、甘えんぼで、武がずっと大人の優しい顔で理亜に接してくれないとイヤがりそう、という印象だった理亜は実は、武があんなふうに口をとんがらせてコドモみたいな意地を張っていてもよかったんだ…と、目からウロコ。
 「なんかなつかしかった」という言葉、武くんの出番はこれで終わらないな、と、予感させてくれるような響き。













Last update :
2nd February 2007


















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