エグゼクティブ・プロデューサー ◆ 宅間秋史 その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日時 ◆ 2007年1月12日(金)配信開始 ![]()
タケシ(山下 武):天野浩成 ゾラ:Geoff Roesch シェイディー:Kyle Coffman ケンタ:小林元樹 飯島:篠崎はるく ジュンペイ:蛯名健一 ジュリー:Sunisa Kim 踊る女:Naomi Gingold 《声の出演》 さとみやすゆき 大久保雅也 清水麻友美 伊藤敦子 千木良奈央 ![]()
しかし理亜は、その映画では武は寝ていたじゃないなどと冷たくあしらい、週末は担当のツアーが入っているから行けないと断る。 そんな理亜に、武は、言いたいことがあるなら言ってほしいと告げる。 逃げるように朝食の場を立とうとする理亜の腕をつかんでを武が呼び止めた拍子に、理亜が東京から持ってきたお気に入りの皿が割れてしまう。新しいのを買えばいい、という武に、理亜はつい「じゃあアリは? アリの新しいのなんて」と声を上げてしまう。 理亜のその一言で、武はアリの死が自分のせいだと察し、なぜ嘘をついたのかと理亜に問いかける。 言ったってしかたがないから、と言いつつも、なぜ籠から出して抱きしめてやらなかずに、鎮静剤を与えたりしたのか、と、武を責めるようなことを言ってしまう理亜。 責めるつもりはない、でも、どうやって許していいかわからない、という理亜は、武がつらそうに手で顔を覆うようにしても、武に優しい言葉をかけることができない。 理亜が自由の女神の前でガイドの仕事をしていると、武がやってきた。 どうしても渡したいものがあって、と、武が理亜に手渡したのは、“Ali Forever”のロゴ等で飾られたフレームに入ったアリの写真だった。 「これでも、一番いい写真使ったんだ」という武の言葉に、思わず吹き出す理亜。 そんな理亜に、お前が笑ったの久しぶりに見た気がする、と武。 仕事に戻る理亜に、武は微笑んで、「理亜。がんばれよ」と声をかける。 理亜が部屋に戻ると、武はいなくて、武の荷物もなくなっていた。 部屋にはケンタが入ってきていて、武に頼まれたといって、武の荷物を運び出している。 ケンタは、武は自分のところにいる、ちょっと距離置いたほうがいいかなあっていう感じなんだよ、と理亜に告げる。 また武のほうから連絡するって、とケンタは言うが、理亜はショックを隠せない。 “記憶が消せればいいのに。そこの部分だけ。そしたらまた楽しくやり直せるのに” 武が理亜をロケ地に誘ってくれた、東京にいた頃武と観た映画の一節を、理亜は口にする。 一人で住むのが大変だったら大家さんに話をつけるから、というケンタは、武が持っていた分の部屋の鍵を理亜に渡して去る。 武が返してきた鍵を手に取ってみつめる理亜。 鍵とともに武が理亜にあてたメモには“ごめん 元気で 武”とだけ記してあった。 理亜は、N.Y.に来て絢子(黒木メイサ)や美貴子(純名りさ)と知り合って決めた“しっかり生きる”という目標を記した紙をみつめ、しっかり生きなきゃ、とつぶやく。 理亜は絢子と美貴子をカフェに呼び出し、ケンカ別れのほうがよかった、あんな風にあやまられちゃったら、自分がひどい人間みたい…と愚痴をこぼす。 武と毎日一緒にいられるからってN.Y.に来たのに、これじゃあ何のために来たのかわからない、自分はこれからどうしたら…、と愚痴り続ける理亜は、一人は寂しい、と、絢子や美貴子に一緒に住もうともちかける。 しかし、ゾラという恋人がいる美貴子も、いろいろ考えるとホームステイが一番安いから、という未成年の絢子も、理亜と一緒に住むとは言わない。 絢子の両親は心配しているのでは、電話等しているのか、という美貴子に、幸せな人ですね、と冷たく返す絢子は、理亜に対しても、理亜がどこに住もうと関係ない、私達友達でもないんだし、と言い放つ。 絢子にはそう言われたが、自分は美貴子のことも絢子のことも友達だと思っている、と、カフェからの帰り道、理亜は美貴子に告げる。 こんなに広い街で出会ったことは奇蹟に近いことだと思う、アリも武も突然いなくなってしまって、一人でどうしていいかわからなくて、ここにいるお友達が、今の自分の全てなんだなあ、って、と。 ストリートで絢子が仲間とダンスをしていると、シェイディーが顔を傷だらけにしてやってくる。 なんでいつも傷だらけなの、と絢子はジュンペイに尋ねるが、シェイディーの家はブロンクスだからいろいろあるんじゃないの、とだけジュンペイは答え、絢子が人のことを気にかけるなんて珍しい、と返す。 ジュンペイが絢子とシェイディーの仲を軽くからかっている横を、数人のアフリカ系アメリカ人が、日本人は簡単にやらせてくれるそうだぜ、などと揶揄しながら通り過ぎる。 絢子はくってかかろうとするが、ジュンペイにとめられる。日本人の女の子はだまされやすい、でも、殺されるよりマシよね、とジュンペイ。 理亜は職場で、先輩の飯島を訪ねてきた飯島のルームメイトを見て、ルームメイトを募集することを思い立つ。 理亜はインターネットでルームメイトを募集し、たくさんの応募を受けるが、絢子も美貴子も、やめておいたほうがいい、N.Y.を甘く見ない方がいい、と忠告する。 自分達の部屋に帰った美貴子は、ゾラに再度、両親と会う段取りをつけてほしいと催促する。 そこに、ゾラの母親から電話がかかってくるが、ゾラは美貴子を紹介どころか、話題に出す気配もない。 理亜は華子の“Manhattan Diaries”を読み、華子と華子のルームメイト・マリが送っていた共同生活に思いをはせる。 その夜、理亜は、悪夢にうなされる。 泣きながらドアノブを抑えるマリ、マリ開けて、と叫び続ける華子… 「ごめんなさいマリ」と叫んで、理亜は目覚める。 ベッドに空いた、武が寝ていた場所をみつめて、「武…」と理亜は、武に思いをはせる。 絢子と美貴子に来てもらって、ルームメイトの面接を開く理亜だったが、当日になって、やっぱやめようかな、いやな予感がするっていうんじゃないけど…などと言い出す。 しかしたくさん集まった希望者を追い返すわけにはいかない、と、面接を始めた三人だったが、来る者来る者、問題のある人物ばかり。 でも、理亜は、これから何もかもうまくいきそう、と前向きに。 絢子と美貴子にうまくいっているか尋ね、二人とも問題を抱えつつそれでもなんとかやっているらしいとわかり、三人とも笑い転げる。 部屋の荷物を整理していて、理亜は、武が残していった荷物の中に、武が理亜との写真と一緒に、理亜と観て理亜が感動した映画の半券を大切にとってあったのをみつける。 「なんでとってあるの。いびきかいて寝てたくせに」 そのとき、ルームメイトの最後の希望者・ジュリーが部屋を訪ねてくる。 モデルをしていて、日本のブランドもやった、日本大好き、というジュリーは、黒い服を着た女の人に鍵をつけるように言われた、と、不思議なことを言う。 “1948年9月17日。 今日、ニューヨークが好きになりました。 新しいルームメイトがきたからでしょう。 仲良くなれたらいいなあと思います。” ![]()
![]() 自分は映画の途中で寝ちゃうほど興味がない映画でも、理亜がすっごく感動したと言っていたことは覚えていてそのロケ地をチェックしてあったり、理亜が何度もN.Y.に来ているなら覚えているのが難しいであろう理亜の行ったことのないところを調べてあったりと、理亜に関わることにすごく関心を払って、理亜を喜ばせようとするその気持ちとマメさ、感動もの。 かなり一所懸命調べたりしたはずなのに、理亜にはそんなところは見せようとしないで、軽い調子で誘っているように装っているのも、武くんの性格が出ているような。 ![]() つっけんどんな理亜の態度に不快感を感じているのでは、と思わせるより、“しょんぼり”という感じが先に立つ、しぐさ・表情・声。 ![]() 軽い調子で理亜をさそっていたのも、自分の気持ちを相当抑えて頑張ってたんだ…と、クリアに伝わる鮮やかな表情の変化。 「アリの新しいのなんて」と言われた瞬間の、武くんの表情。 それだけですぐに全てを察した様子、“アリが死んだのは自分のせいじゃないか”と、ずっと気にしていたんだろうな…と。 その直前の、お皿についての「また新しいの買えばいいじゃん」が、めんどくさそうな感じだっただけに、そのギャップで武くんの心が一瞬で凍りついた感じがよく伝わり。 「アリがどうしたんだよ」の、静かな声、「やっぱり、俺がアリを」の低い声、静かなほうが気持ちの大きな動きを表す不思議。 低い低い「俺のせいだ」から、トーンを上げた「なんで嘘ついた?」のあたりは、一緒に暮らしている恋人、夫婦の対話という雰囲気。 ![]() 「どうやって許していいかわかんない」と言われて、口許を手で覆うしぐさ、乙女の泣き! ![]() その、ファッショナブルかどうかは疑問なカバンのかけかた、『デザイナー』の明くんの頃から変わっていなくて(笑) ![]() ![]() 理亜が「行かなきゃ」と言ったときの笑顔のアップ、きれいな表情! そしてアップの表情では、天野さん、確実にその後の展開につながる雰囲気を伝えてくるような。 ![]() ダイジェストで観たときは“優しそう…”としかわからなかったこのシーンが、武くんがまさに理亜に別れを告げるシーンで登場するものだとは、思っていませんでした! ![]() ロングで、ちっちゃく映っているシーンでも、気持ちの伝わってくるそういうしぐさがなんとも可愛いのが、天野さん。 ![]() ケンタさんに、どんな表情で理亜と離れることを告げたのかと思うと、どきどき。 |
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15th January 2006
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