エグゼクティブ・プロデューサー ◆ 宅間秋史 その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日時 ◆ 2007年3月2日(金)配信開始 ![]()
トニー:Gio Crisafulli ゾラ:Geoff Roesch シェイディー:Kyle Coffman ボブ:Nick Palumbo ケンタ:小林元樹 マーク:Daryl Emanuel 飯島:篠崎はるく ジュンペイ:蛯名健一 Debra Jans Harri Moesse 《声の出演》 村田晴郎 さとみやすゆき 大久保雅也 清水麻友美 奥村洋治 船田 敬 トニー・ディ・フェリーニ:仲村トオル (※声の出演) ![]()
その墓地にトニーが、花束を持ってやってくる。 トニーはシェイディーの棺のところまでは行かず、ちょっとした昔なじみだったんだ、といって、理亜に花束を託して去る。 シェイディーを脅していたボブの背後に、トニーがいたことをはっきりと思い出す絢子。 トニーがシェイディーを殺した、あいつの仲間がよく来てシェイディーを脅してた…という絢子は、理亜なんかに出会ったからシェイディーは殺された、と言い放つ。 ちゃんとトニーに会って聞いてくる、と、理亜はトニーの許へと走る。 トニー達のアジトに行くと、トニーはいないという。 トニーと共に訪れたリトルイタリーのレストランに行っても、トニーの行方はわからない。 トニーとの楽しい時間を思い出しながら、途方に暮れる理亜。 絢子は、理亜のところになんかいられない、とにかく今は一人になりたいと、アパートを出て行ってしまう。 トニーは見つからず、連絡もつかず、理亜はアパートに戻る。 美貴子は、トニーが事件に関係があるかはわからないが、トニーの仲間が関係があるのは事実、トニーのことは忘れたほうがいい、と理亜を説得しようとする。 そして理亜は、絢子が出て行ったことを告げられ、涙にくれる。 理亜が出勤すると、先輩の飯島が、顔色が悪い、と心配してくる。 友達の彼が亡くなり、その友達もいなくなり、自分の好きだった人もいなくなった…と話すと、飯島は、自分の彼氏もいなくなったのに仕事どころではないでしょう、その彼のことが本当に好きだったら、意地でも見つけ出しなさい、と言い出す。 思いがけない飯島の言葉に驚き、感謝しつつも、仕事は仕事だから…と理亜。 美貴子から、事情を聞いたゾラは、三人が仲がいいのが好きだったのに…と残念がる。 理亜は仕事にうちこんでいると美貴子から聞いたゾラは、愛している人を失うのはつらいよ…と、言葉をしぼる。 そんなゾラに、美貴子は、もしゾラが自分の前からいなくなってしまったら、自分は…といって、お母様に紹介してほしい、もう一度二人でやり直したい、と、ゾラの気持ちに応える決意を示す。 ハドソン河の船上ガイドの仕事を終え、帰宅した理亜は、トニーからの手紙が届いているのをみつける。 トニーは、もう二度と理亜と会わないつもりでN.Y.を離れ、ある人の許を訪れていたのだった。 列車に乗り、トニーのいる場所へと急ぐ理亜。 車内で理亜が開く華子の日記の最後のページは、破り取られていた。 トニーの手紙には、トニーの家族は四世代にわたるマフィアで、トニーは長男としてその指揮を任されていたこと、取引をしていたグループの裏切りにより抗争が起こり、誰もトニーの指示に従わなくなり、何の罪もないシェイディーが犠牲になったことと、自分を責めるトニーの言葉が綴られていた。 理亜に二度と会うつもりはなかったが、理亜に話さなくてはならないことがある、とも。 理亜が訪ねあてた森の中の家の前で、トニーと理亜は再会する。 そしてとニーは、車椅子に座った老婦人を理亜に紹介する。 「理亜、マリーだ。僕の祖母だ。そして、あの日記に出てきた…」 マリーは理亜を見て「華子…あなた華子じゃないの」と声を上げる。 華子とマリーはルームメイトだった。 マリーの恋人、ヴィンセントが理亜に愛の告白をしたことで、二人の仲にひびが入ったのだった… マリーは、華子は初めてできた本当の友達だった、と語りだす。 言葉も文化も育った環境も違うのに、本当に心から解り合える親友だった、と。 でも、華子がヴィンセントをとったから、と、華子がヴィンセントの家族とうまくいかずに傷ついていることを知りながら華子と縁を切った、そして華子はマリーの誕生日に姿を消した、華子は自殺したのではないかと思う、それ以来華子の話は誰にもしたことがない…と、涙ながらに語るマリー。 ヴィンセントは僕の祖父なんだ、と、トニーは明かす。 そしてトニーは、祖父の遺したシガレットケースにこの紙切れが入っていた、と、ちぎり取られた紙片を見せる。 それは、理亜が持っていた華子の日記の、破り取られたページだった。 「マリー、華子さんは自殺したんじゃない。 あなたに会いに行こうとしていたの。 あなたの誕生日に、日本に戻る前に、もう一度あなたに会いたいって」 日記の他のページには、私は殺されるかもしれないと書いてあり、自殺ではなく何か他に事情があったのだと思う、といって、華子が最後に書いた言葉を理亜は読み上げる。 「“私達の友情が今も真実であることを願って”」 私もよ、うれしいわ、とマリーは号泣し、理亜はマリーを抱きしめる。 “1950年10月20日 本日日本に帰ります。 生まれ故郷で全てをやり直す決意をしました。 ただ心残りなのは、マリーと喧嘩別れしたまま、帰国しなければならないことです。 マリーは不安だった時に支えてくれた友人でした。 今日はマリーノ誕生日、勇気を出してマリーに会いに行こうと思います。 私たちの友情が今も真実であることを願って” 理亜はトニーに、華子さんは今もマリーが苦しんでいるのを知って、どうしても自分の気持ちを伝えたかったんだね、親友同士で同じ人を好きになっちゃうなんて、どんなに苦しかったか…と語りかける。 華子がいなくなってから祖父は祖母と結婚した、理亜から日記の話を聞いて、祖父の名前が出てきて驚いた、というトニーは、誰かの記憶が見えたりして、見えない力で理亜にひっぱられていくのがこわかった、それでも君に惹かれてしまって、どうしようもなくて…と。 もしファミリーの話をしたら、君は僕の前からいなくなっていただろう、君の友達の彼があんなことになって、もう会わないほうがいいと思った、でもあの紙を見て、もう一度君と会わなければ…というトニーに、理亜は、トニーから手紙をもらってうれしかった、小説家になる夢を語ってくれたトニーを信じたかったから、と答える。その夢が本当なら、きっとかなえてほしい、と、理亜はトニーに告げる。 トニーは、あの街を出て、自分のルーツを知るためにイタリアに行き、夢をかなえるために何かしようと思う、と決意を語る。 理亜も、自分も自分が信じられるわけではないが、友達にトニーのことを反対されてもトニーを信じたいと思う自分がいた、夢とは違うかもしれないけれど、それでいいのかなと思った、と話す。華子にこだわったのも、そういうふらふらした自分をごまかしたかったからかも…と。 でも、マリーに華子さんの気持ちを伝えられてよかった、トニーを信じてよかった、何かを強く信じたら、ちゃんとした結果になるとわかったから、と、理亜はすがすがしい気持ちでいた。 これからは、自分の人生をしっかり生きなくっちゃね、という理亜に、理亜なら大丈夫だよ、そして僕も…とトニー。 小説家になる、そして君のことを書くよ、とトニーは理亜に約束し、理亜を抱きしめる。 “私はあなたが好きだから。別れる今も好きだから。” いつの日か、きっと会えると、二人は信じていた。 ![]()
![]() 最終回はどうなるか! |
Last update :
9th February 2007
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