マンハッタン・ダイアリーズ
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  マンハッタン・
ダイアリーズ

Manhattan Diaries

Chapter 10


Staff & OA
脚本 ◆ 青柳由美子  演出 ◆ 光野道夫
エグゼクティブ・プロデューサー ◆ 宅間秋史
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日時 ◆ 2007年3月9日(金)配信開始
 
 
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Cast
立花理亜:加藤あい  九堂絢子:黒木メイサ  小井戸美貴子:純名りさ
タケシ:天野浩成  ゾラ:Geoff Roesch  シェイディー:Kyle Coffman
飯島:篠崎はるく  ジュンペイ:蛯名健一  ミッシー:Tinelle Matlock  ダンサー:Alvin Temba
《声の出演》 大久保雅也
 
 
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Story
 トニーがイタリアに行ってしまっても、理亜はN.Y.で強く生きていた。
 美貴子はゾラと、結婚に向けて共に歩んでいた。
 理亜のアパートを飛び出した絢子は、ベーカリーでアルバイトをして暮らしていた。
 シェイディーの死に直面して、理亜に投げつけてしまった言葉を思い出し、苦い思いになる絢子。

 結婚の準備に忙しい美貴子が、久しぶりに理亜のアパートを訪れる。
 理亜はN.Y.に来たばかりの頃の甘えた自分を振り返り、友達のいないN.Y.に来て、アリも武もいなくなってしまったとき、支えてくれた美貴子と絢子への感謝を言葉にする。
 そして、華子もマリーに対して同じような気持ちで、だからこそマリーに気持ちを伝えたかったのだろうと。
 絢子はどうしているか…とつぶやいた理亜に、美貴子は、前日に絢子に会ったことを明かす。
 ダンスをやめてベーカリーをやめているという絢子に、理亜が会ってさきほどの感謝の言葉を伝えたら、絢子も嬉しいと思う、と、美貴子は理亜に、絢子に会いに行くことを勧める。

 理亜が絢子のことを思って沈んでいると、シェイディーの妹が訪ねてくる。

 理亜は絢子が働いているベーカリーを訪れ、シェイディーの妹が絢子に届けに来たものを渡す。
 警察が保管していた遺品の中にあったというそれは、赤いダンスシューズだった。
 シェイディーに、赤い靴をはいた踊り子の話をしたときのことが、絢子の脳裏によみがえる。
 シェイディーからのカードには“May you Dance forever  Love Schady”(アヤが永遠に踊れますように 愛を込めて)というメッセージが記されていた。
 絢子は赤い靴を抱きしめて、なんでシェイディーがいなくなったのに一人で踊らなければならないのか、という。
 そして、一人にしてよ、理亜の顔を見ているとシェイディーのことを思い出す、理亜が悪くないのはわかっていても、自分でもどうしたらいいのかわからなくて…と、苦しい胸の内をぶちまける。

 理亜が仕事を終えて帰ってくると、アパートの前に武が待っていた。
 話がある、という武に、彼女にふられた相談だったらアドバイスするよ、と理亜。
 それより彼とはうまくいってるのか、という武に、理亜は、彼がイタリアに行っていつ帰ってくるかわからないこと、それでも話し合って納得して決めたことだからいい、短い時間だったけれど彼と一緒の時間を過ごすことができてよかった、と答える。
 以前武が、理亜が武についてN.Y.に来たのに、すぐに離れてしまって責任を感じている、と言っていたことについても、自分は自分、責任を感じていると考えてくれるのはうれしいけれど、それはちょっと違う気がする、とも。
 武は、そんな理亜は変わった、大人になった、と言い、自分は東京で行き詰って、東京では好きなことが何もできないと思っていたけれど、それは自分がだめだったんだ、と話す。
 そして武は、日本に戻って、もう一度絵の仕事に挑戦し、また戻ってきたいと打ち明ける。
 理亜に一緒に戻ろうと言おうと思っていたけれど、それを言うのはやめた、N.Y.に戻ってきたときに理亜がいたらうれしいから…と。
 理亜が飼うことにした新しい猫の写真を見て、可愛い! と歓声をあげる武。
 理亜は、武がもっと強くなって、もう一度戻ってくることを祈る。

 理亜がクリスマスツリーを飾っていると、絢子がアパートを訪ねてきた。
 絢子は理亜に、シェイディーのことは理亜のせいじゃないのにひどいことを言ってごめんなさい、と謝る。
 絢子はシェイディーが、ダンスを踊っていると何もかも忘れられる瞬間がある、と言っていたことを話す。赤い靴を見ていて、自分もシェイディーと同じことを感じたいと思った、と言って、またダンスを始めることを告げる。
 今はジュンペイのところにいるという絢子に、よかったらまた一緒に住もうと言う。
 自分が心細かったとき、絢子がそばにいてくれてうれしかった、だから今度は、自分が絢子の力になる番だと。
 家賃、すぐに払えないよ、という絢子に、大丈夫、絶対払ってもらうから、と理亜。

 理亜のアパートの屋上で、パーティーをする3人。
 絢子は、大きな仕事のオーディションが決まり、ワールドツアーに。
 美貴子は、やはりゾラの母親とうまくいかず、距離を置くために二人で日本で暮らすことに。
 今回の経験を踏まえて生きたカウンセリングができるようになるから、と、仕事を続けるという美貴子。
 ダンサーの仕事といっても不安定な身分で給料も少なく、親に仕送りしてもらわなければならないので、親に頭を下げたという絢子。
 夢があるならやったほうがいい、その方が絢子の両親も喜ぶ、という理亜に、理亜がそんなしっかりしたことを言うなんて、と美貴子、理亜はこれからどうするの、と絢子。
 理亜は、つらい日々の間もしっかり仕事をしているうちに、もっとちゃんとガイドの仕事をしたいと思うようになった、と、サイトシーイングガイドという持っている人も少ないライセンスを取って、フリーのツアーガイドになり、自分が見たN.Y.、自分が感じたN.Y.をもっとたくさんの人に知ってもらいたい、という夢を語る。
 初めて会った頃の理亜とは別人のよう、と言われながら理亜は、出会った頃の美貴子の、みんなしっかりしようと思っているだけでできていない、という言葉を出して、当時はしっかりした二人がうらやましかったけれど、今はみんなそうなのかなあと思う、と。
 美貴子の宿題はゾラの母親とのこと、絢子の宿題は自分のチームを作って、自分のために踊って、一生ダンスで食べていくこと、理亜の宿題は自分のN.Y.をもっと知って、それをたくさんの人に知ってもらうこと。
 今は、N.Y.が理亜の恋人になっていた。

 美貴子は、理亜と絢子に見送られて日本へと出発する。
 ダンスチームの皆にダンスで見送られる絢子のことも、理亜は送り出す。
 そして理亜は、思い出深いアパートを引き払う。
 新しい飼い猫・アップルと、新しい生活を始めるために。

“自分に魔法がかけられるなら、私は何を願うだろう。
 何かひとつを選ぶなら、一体何を願うだろう。”

 理亜は華子を日記に別れを告げ、ハドソン河に投げ入れる。

“何か一つを選ぶなら、そして願いが叶うなら。
 N.Y.が好き。私はここで生きていく”

 
 
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Check! −天野さん武くんみどころ−

 理亜のアパートの前で、ジーンズのポケットに両手を入れて、やや上の方を見ていたり、うつむいたりと、ちょっと落ち着かない武くん。
 羊さんみたいにぽやぽやのおようふくでのその様子、かわいい…

 理亜に「武!」と声をかけられて、振り向く表情がきれい。
 その後の「よっ」の、ちょっと大人っぽい笑顔も。

 「オレも、ちょっと話したいことがあって」と、手をすりあわせながらの武くん。
 「彼女にふらちゃったとか? アドバイスほしいんだー」と、完全他人事モードで言われて、ちょっとしょぼーん?

 「お前にできんのかよ。アドバイスなんか」と、ほんの少し沈んだ口調の武くん。
 ソファに座って肘を自分のもものあたりに突いて、両手をそろえて前に垂らしたポーズが、三つ指をついているみたいで、ちょっとたおやかさん(笑)。

 「オレの心配はいいよ。お前はどう。彼氏とうまくいってんの」と、精一杯オトナ口調での武くん。
 でも、理亜に「彼、イタリア行っちゃったんだ。いつ帰ってくるかもわかんない」と、もっとオトナの態度でさらりと言われて「…それでいいの」と尋ねるところは、あどけない感じに。
 「おまえのことだから、ガーッ、て好きだったんだろ」の“ガーッ”の言い方が可愛く。
 そしてその間の、揺れるキモチの表れた手の動きに注目。

 トニーとは短い間だったけれど一緒に過ごせてよかったと思ってる、という理亜の言葉を聞いての「オレのことも、そう思ってる?」。
 自分とのことが“過去”になってしまうさびしさと、理亜にとって価値のある思い出でありたいという気持ちと、いろいろな気持ちが混ざった感じの、静かな問いかけ。
 でも「オレについてー」で、またあどけない口調になるのが武くん(笑)。
 その後理亜が“自分は自分”としっかりしたことを言い出すと、理亜が完全に“お姉さん”。

 「オレがいうのもへんだけどー、おとなになった、っていうか」
 その“おとな”をとけちゃってるように発音するあどけない口調だと、“おとなになった、っていうか”は、確かにヘン(笑)。
 でも、武くんは、そこが魅力!
 「成長したっていうか」、と言って、笑って下を向くしぐさも“武くんだなあ”という感じ。

 「オレさあ、日本でにつまってたんだよ。東京だせえって。ここじゃ好きなことなんもできねぇって。でもそれってー、おれがダサかったんだよ、きっと」。
 “それってー”あたりは超あどけない口調の武くんなのに、ちょっとうつむいたときの表情がものすごくシブイことに、微驚愕。
 ほんとに、ギャップが魅力の武くん…

 「オレさ、日本に戻ることにしたんだ」の大事な宣言は、かなり大人口調。
 「こっちきてー、やっぱ絵ー描きたくなった。もう一度日本で挑戦してー」はややあどけない系、そして大事な「またN.Y.に戻ってきたい。」は、落ち着いた声のきっぱりとした大人口調。
 そのリズムが快感。

 「ほんとはさ、一緒に日本に帰らないかー、って言うつもりで来たんだけど」から「だけどやめたー!」で、一気にコドモ口調炸裂の武くん。
 “別れ”に連なる言葉でも、そんな風に言ってもらうと、悲しくなく、いとおしさだけが残るよう!

 「オレがN.Y.に戻ってきたときー、お前がいたらうれしいから」と、笑顔で真っ直ぐ前をみつめてから、理亜をみつめる武くん。
 その表情、すっごくきれい。
 『マンハッタンダイアリーズ』には、そんな武くんのきれいな表情が、たくさんとらえられていたなあと。

 …と、しみじみしていると。
 “来週来る理亜の新しいルームメイト”として、ネコの写真を見せられたとたん。
 「かあーいーっ! え、名前は!?」
 武くん、くいつきよすぎです!(笑)
 そんな風に、イイ感じでハズしてくれる天野さん、大大大好きです!
 (そして、ネコ大好きな武くん、かわいい…【笑】)

 スーツケースをひっぱって、肩から大きな図面ケース(?)を下げて、横断歩道を渡る武くん。
 最終話まで魅力的な表情をいっぱいみせてくれて、ありがとう!














Last update :
14th March 2007


















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