プロデュース ◆ 伊藤一尋 プロデューサー補 ◆ 佐々木雅之 演出補 ◆ 高津泰行 その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日時 ◆ 2006年4月30日(日)21:00〜
桑原裕介:天野浩成 藤田 翔:大東俊介 メアリー富田:石田未来 片瀬未来:清水由紀 社長秘書:大門マキ 白石ちはる:黒田 凛 大河内孝信:石井正則(アリ to キリギリス) 白石 徹:天野ひろゆき 平 岳大[日野原茂紀] 掛田 誠[八百屋の主人] 高林由紀子[葛城房栄] 剛 州 山田百貴 クリスト ピエトロ 飯島杏菜 カトー 高野ひろき 後藤 健 遊木康剛 芸プロ 稲川素子事務所 劇団ひまわり 劇団東俳 大河内民雄:西村雅彦 葛城道造:橋爪 功
愛されてるって、ああいうことを言うのかな、あたし達を見る目と全然違う、というウェイトレス達に、そういうのを表裏があるっていうの、ほんといやな奴、と顔をしかめる鈴子。 そこに大河内マネージャー(西村雅彦)が、乾杯しようとスタッフを呼びに来る。 その頃、春樹は沙織(小林麻央)を家に送り届けていた。 いい思い出になった、という沙織に春樹は、一度自分とのことを考えて見てほしい、と想いを告げるが、沙織は複雑な表情を見せる。 朝、鈴子がマキに家賃の半分を請求すると、マキはブランド物のバックを買ってしまってお金がないという。 いいバッグを持っている女に男が寄ってくる、という店員の言葉でも信じないと夢も希望もないというマキ。 そんな二人のやりとりを見ていたちひろは、星占いの通りの出会いがあったかと鈴子に尋ねる。 確かに最悪の男とは出会ったけど、と鈴子。 トラットリア・バンビーナに出勤後、控え室で、マキは春樹のことを、まさに“運命の恋人と最悪の出会い”ではないかと茶化す。 鈴子が車のミラーにぶつけられてからの顛末を話すと、よくよく縁があるってことじゃないの、とマキ。 そのとき、厨房のほうから、副料理長の桑原(天野浩成)の怒号が聞こえてくる。 何事かと鈴子達が行ってみると、一番下のシェフ・藤田(大東俊介)のミスで、痛みかけのいわしが大量に仕入れられていたのだった。 それを見た鈴子は、八百屋でういきょうを買ってきて、その香りとイワシを合わせ、ランチの日替わりパスタにする。 日替わりパスタは大好評。 よくこんな料理を知っていましたね、という桑原に、鈴子は、この“パスタ・コン・レ・サルデ”は、シチリアの港町で貧しい庶民が鮮度の落ちたイワシを買ってきて作ったのが発祥だと語る。さすがですね、と感心する桑原に、鈴子は笑顔で“Grazie!”と応える。 その時ちょうど店に来ていた春樹の秘書・大河内(石井正則)も、いわしとういきょうのパスタに舌鼓を打った一人だった。 しかし大河内秘書は、店に来たのはランチ目的ではない、と、店の売り上げ目標を大河内マネージャー(西村雅彦)に示し、売り上げ倍増を達成しなければ店は閉店、全員クビだと言う。 大河内マネージャーからその話を聞き、シェフが賭けに勝っても同じことではないかと憤る桑原達スタッフ。 鈴子も、あのバンビ! と、春樹への怒りを新たにする。 葛城フードコーポレーションでは、春樹が父・道造に呼ばれ、トラットリア・バンビーナの一件について、勝手なことをして、お前は甘い、と叱責されていた。 道造は春樹に、早急にイタリアの店と契約を交わすように申しつける。 春樹は、自分の部下である以上父に告げ口するなと大河内秘書に苦言を呈するが、大河内秘書は、社長の道造からも春樹のことは逐一報告するよう直々に言われている、今度の提携がうまくいけば社長の考えも変わる、と春樹を納得させる。 春樹が大河内をランチに誘うと、大河内はもう済ませたといい、安い材料であれだけおいしいパスタを作るとは、あの女のシェフはたいしたものだと鈴子のことをほめる。 大河内秘書からトラットリア・バンビーナのランチのことを聞いた春樹は、そのランチを食べに店に赴くが、ランチは好評で売り切れていた。 残ったソースだけを口にした春樹は、沙織に作ったナポリタンの時と同様、鈴子の腕前に感心する。 突然、春樹は鈴子に明後日の夜一緒に来てもらいたいところがあると言い出す。 鈴子は断るが、大河内マネージャーはこんなのでよければどこへでも、と応じ、春樹に店を続けられるようにお願いするんだ、と鈴子をいいくるめる。 鈴子が葛城コーポレーションにやってきたとき、兄の徹(天野ひろゆき)から携帯にかかってきた。 上海にいると言っていた徹だったが、実際には、取立屋に追われ、バスで青森に逃げようとしているところだった。 その頃、春樹のところには、葛城クループと昔から取引のある浅倉照会の娘で、春樹の幼馴染のミチルが訪ねてきていた。 今日、葉山の別荘であるパーティーに連れていってほしいとねだるミチルだったが、春樹は、先約があると断る。 鈴子が待っているロビーに春樹が向かうと、ミチルもついてきて、鈴子のことを、おばさん呼ばわりする。 ミチルと言い争いになり「まだ30前なのよ!」と声を荒らげる鈴子。 人前で大声は勘弁してほしい、と、春樹はあわてて鈴子を連れ出す。 春樹は鈴子をブティックに連れていき、鈴子のためにパーティードレスを用意させる。 さんざん試着を繰り返した上、赤いロングドレスを選ぶ春樹。 ヘア、メイク、ネイルと磨き上げられ、春樹に靴を履かせられた鈴子は、春樹のエスコートでパーティー会場に連れて行かれる。 パーティー会場に着くと、春樹は鈴子にちょっと待っているよう頼み、厨房へ。 本場ミラノの味を楽しんでほしい、というシェフと、イタリア語で親しげに会話を交わす春樹。 その間、一人会場に残されていた鈴子は、社長秘書(大門マキ)に見咎められ、ボディーガードにつまみだされようとしていたところを、戻ってきた春樹に誤解を解いてもらう。 そこに道造がやってきて、「また新しい女か…いい女だな」と品定めした鈴子に「お嬢さん、具息だがよろしく」と声をかける。 そのやりとりで鈴子は、春樹が社長の息子だと知り、ほんとにセレブなんだと感心する。 会場に並んだ料理を、会場の片隅のテーブルに陣取り、おいしい! と食べる鈴子。 それぞれの料理に、的確な評価をしていく鈴子は、こんな贅沢な食材ばかり扱う料理はうちの店では出せないわ、という鈴子。 春樹は、あなたを連れてきてよかった、あなたの舌は一流です、と、鈴子の舌を褒め称える。 鈴子は、父にも食べさせてあげたかったとつぶやき、シェフで食べるのが大好きだった父は、おいしいものを食べておけばきっと財産になる、と、鈴子にもいろいろなものを食べさせてくれていたと、父の思い出を語る。 その父も2年前になくなったと話す鈴子に、春樹は、僕もそのころ身内を亡くしたので気持ちがわかるという。 そこに春樹の母がやってくる。 父親と同じね、女に手が早いところは、と笑う母親は、お仕事頑張ってるみたいだけど無理しなくていいのよ、あなたに修一の代わりが務まるとは誰も思ってませんから、と言い残して去る。 複雑な表情で座ってしまう春樹。 鈴子が料理を取っていると、ミチルが鈴子を押しのける。 春樹との関係を尋ねられた鈴子に、ヒミツ、とかわされると、ミチルは怒ってあなたも飽きられて捨てられるのがオチ、とくってかかってくる。 二人が小競り合いをしていると、沙織がパーティーにやってくる。 こういう場所は苦手だから誘わなかったのに、とい春樹に沙織は、日野原(平岳大)が招待を受けたからそれで、と答え、日野原に春樹のことを、私の弟みたいな人なの、と紹介する。 鈴子は、ミチルから、沙織が2年前に事故で亡くなった春樹の兄の婚約者だと聞き出す。 一人でプールサイドにいる春樹に気づいた鈴子は、春樹に声をかける。 沙織はお兄さんの婚約者だったのね、てっきり恋人だと…と言う鈴子に、あなたには関係ない、料理のことはわかっても、男と女のことは何もわかっていない、と怒った声を出す春樹。 私はあなたより年上なのよ、という鈴子に、恋愛の経験は僕のほうが多いと返す春樹。 鈴子が男なんて関係ないと思っていることはみればわかる、と鈴子のことを断定する春樹に、鈴子は、あなたこそ本気で好きになったことあるの?と問い質す。 私はあるわ、本気で人を好きになって、春も夏も秋も冬も一緒にいたいと思った、別れてしまったけれど後悔してない、私のこと何も知らないのに、わかったこといわないで、と激しく春樹に言い放つ。 春樹は鈴子に手を差し出し、ダンスを求める。 そんな気分じゃ…としりごみする鈴子だったが、春樹にエスコートされて、踊り出す。 失礼なこといってすみませんでした、と、謝罪する春樹。 その様子をミチルが悔しそうに見つめていた。 沙織も日野原と踊る。 鈴子もいつのまにか楽しそうに踊っていた。 パーティーが終わり、春樹は鈴子を車で送っていた。 そこで春樹は、今夜のパーティーの料理を出したシェフは、このパーティーのためにイタリアから呼んだシェフであり、日本でチェーン展開をする提携するための味見を鈴子にさせていたのだと明かす。 最初からだますつもりだったの? と激怒する鈴子に、春樹は、鈴子には新しいレストランで今よりいい給料で働いてもらう、という。 鈴子は拒否、車を降りてしまう。 「あんなバンビにまんまとさまされるなんて」と、悔しがる鈴子。 少し先のところで待っていた春樹に、なんでもお金でどうにでもなるって思わないで。あなたこそいちど本気で人を好きになってみれば? と言い放ち、本当に春樹の車を追い返してしまう。 歩きにくいパンプスで靴ずれができ、薄いドレス一枚で夜の外気は寒い。 ようやくみつけた自動販売機で鈴子は、コーヒーを買って暖を取る。 春樹もさすがに鈴子を放っておけず、鈴子を探し回っていたのだが、自動販売機に入れようとしたお金を落とした鈴子が自動販売機の裏に回っていたため、すれ違ってしまう。 春樹が鈴子を見つけたのは、朝になってから。 バス停でバスを待っている鈴子の前に車を止め、送ろうとするが、鈴子はやってきたバスに乗り込んでしまう。 肩を出したデザインの真っ赤なパーティードレス一枚でバスに乗り、乗客の視線を集めてしまう鈴子。 そこに、春樹もバスに乗ってきた。 「そんな格好じゃ周りも驚くって」 スーツのジャケットを放るように鈴子にかけると、憤然とした様子で降りていった。 鈴子は、春樹のジャケットをほっとした表情で羽織りかけるが、すぐに慌てて脱いでしまう。
![]() そのおそれを知らない行為も、ウェイトレスちゃん達には全くスルーされているあたりが(笑)。 ![]() 鈴子と藤田くんがそのまま作業を続けていたのと対照的。 ![]() すごい迫力です! ![]() 自分より上のシェフ相手に抑えた口調でも、憤然としている感じが、かなり。 ![]() 巻き舌になってるし、声も任侠系ながなり入りかけてるし、これはコワイです! …でも、続く小池栄子さんマキの「ったく、いつまでたっても成長しないんだからさぁ!」のほうが、“どう落とし前つけてくれるのよ”感に満ちあふれていてこわいかも…(笑)。 ![]() あのパスタひっくり返し、動きのある絵だけに、営業中の厨房の雰囲気を象徴しているような。 「シェフ!」な西村さん大河内マネージャーの大声に、ぱっと振り返るしぐさも。 オーダーに答える声も。 ![]() その間に、首筋の表情も含め、きれいな表情の連続! ![]() 第1話の、ちょっと意地を張ったままの「腕は認めてますから」に比べて、ちょっと憧れまで入った感じの口調。 それを聞いての鈴子のうれしそうな“Grazie!”がまたうれしく。 “職場での鈴子の評価、信頼度”のバロメーター役が、天野さん桑原くんという感じが! ![]() “せっかくシェフが”の口調は、かなり鈴子寄りにも聞こえて、ほんとうに鈴子と桑原くんの関係は複雑微妙! ![]() そんな様子を眺めやる天野さん桑原くん、定番になりつつあり。 “Oh, My God!!”につきあわない天野さん桑原くん、大河内マネージャー、鈴子、マキの4人が“年長組”な雰囲気。 ![]() 定位置に着いて包丁を使っている天野さん桑原くんが手前に、奥の調理台に鈴子と藤田くん、という配置。 天野さん桑原くんが大きくてうれしく(3人のキャストさんで唯一、全く料理をしない天野さんなのに【笑】)。 包丁を使う手つきもきれい。 ![]() ムッとした感じが出てます! 鈴子の「…残ったソースですけど」の言葉に合わせるように、左右の足の間で体重移動しているように揺れるところも、厨房スタッフのシンクロ感(笑)。 |
Last update :
7th May 2006
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