プロデュース ◆ 伊藤一尋 プロデュース補 ◆ 佐々木雅之 演出補 ◆ 高津泰行 その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日時 ◆ 2006年5月28日(日)21:00〜21:54
桑原裕介:天野浩成 藤田 翔:大東俊介 メアリー富田:石田未来 片瀬未来:清水由紀 社長秘書:大門真紀 白石ちはる:黒田 凛 大河内孝信:石井正則(アリ to キリギリス) 白石 徹:天野ひろゆき 中丸新将[ミチルの父] 元井須美子[ミチルの母] 高林由紀子[春樹の母] 剛州[ガードマン] 青木麻由子[受付嬢] 大村眞利枝 芸プロ 劇団ひまわり 劇団東俳 テアトルアカデミー ジュネス企画 藤森拓海:小澤征悦 大河内民雄:西村雅彦 葛城道造:橋爪 功
店を出た春樹を追って、鈴子は春樹の真意を質そうとするが、最後まで問い詰めることができない。 そこに鈴子の元カレ・藤森(小澤征悦)がやってくる。 鈴子と藤森の、訳ありそうな様子に春樹も気づくが、大河内(石井正則)とともに車に乗り込み、そのまま立ち去る。 藤森は店に戻る鈴子を追って、2年前のあの日、君が来てくれるのをずっと待っていた、と告げる。 店では大河内マネージャー(西村雅彦)、桑原(天野浩成)達スタッフが、突然の閉店勧告はひどいと憤り、意気消沈していた。 そんなスタッフ達に鈴子は、どんなときでも自分達はお客様のためにおいしい料理を作る、と言い、皆も鈴子の言葉に応え、ランチの支度にとりかかる。 厨房に戻り際、鈴子は藤森に、あなたと話している時間はない、と、話し合いを拒む言葉をかける。 会社に戻ると、大河内秘書は春樹に、あの店をなくしてしまうのは惜しい、鈴子の作る料理が好きだ、などと話すが、会社の方針は動かし難い。 春樹は鈴子に買ってもらった携帯ストラップを見つめ、せつない表情を浮かべてから、仕事にとりかかる。 春樹が店と鈴子を気に入ってくれていたのに…というマキ(小池栄子)に、鈴子は、それは違うという。 藤森とはなぜ結婚しなかったのか、という問いには、藤森は確かにいい人だが、それでも許せないことがある、と答える鈴子。 翌日、春樹の指示に納得できない大河内マネージャー(西村雅彦)は春樹に考え直してもらうよう掛け合いに出掛けるが、門前払いに遭って帰ってくる。 マネージャーは、かつて春樹のオフィスに乗り込んだことのある鈴子に頼もうと言い出し、皆に頭を下げられた鈴子は、しかたなく本社に向かう。 春樹は留守ということで鈴子も追い返されそうになっているところに、春樹が戻ってきて、鈴子は春樹のオフィスで話をすることに。 店のことをもう一度考え直してほしいという鈴子に、もうもう決まったこと、と取り合わない春樹。 おいしい料理はお金では作れない、料理人の心で作るものだと言ってくれたのは嘘だったのか、と問いただしてくる鈴子に、答える必要はない、と、春樹は鈴子を追い返そうとする。 そんな春樹に鈴子は、もしや亡くなったお兄さんの代わりに今の仕事をやり遂げようとしているのか、でもあなたはお兄さんじゃない、あなたが自分を押し殺してまで何かをしようとしても、お兄さんはきっと喜ばない、と言い募る。 春樹は激怒し、殴ってみなさいよ、と言われるままに鈴子に拳を振り上げかけた後、鈴子を追い返す。 その後、大河内秘書とともに、藤森が融資の打ち合わせにやってくる。 バンビーナのシェフを知っているのかと確かめる春樹、昔ちょっと、とだけ答える藤森。 そこで藤森はあらためて、トラットリア・バンビーナをつぶして従業員を全員解雇するという決定について聞く。 鈴子の報告を聞き、望みの消えたスタッフ達。 しかし、お役に立てなくて…という鈴子に、いいんだよ、という大河内マネージャー、あの葛城コンツェルン相手じゃはなからどうすることもできなかった、という桑原、と、鈴子をねぎらい、慰める。 そこに藤森がやってきて、店を存続するための方法として葛城コンツェルン相手に不当解雇の訴訟を起こしてはどうかと提案する。 兄の借金の整理のためとはいえ、恋人でありながら担当の銀行員だった藤森に父の大事な洋食店を取り上げられたという辛い過去が拭えない鈴子は、藤森との関わりを受け入れたくないのだが・・・。 一方、春樹はある日突然、父の道造から昼食に誘われ待ち合わせたレストランに行くとそこにはミチル(サエコ)が両親と共に居り、道造からミチルと婚約するように言われる。 春樹は、道造が勝手にミチルとの縁談を進めていたことに怒る。 鈴子達の状況を知った藤森(小澤征悦)は鈴子に、不当解雇の訴訟を起こすことを提案する。 藤森の勤める銀行と取引もないトラットリア・バンビーナのために、どうしてそこまで…と問う大河内に、藤森は、自分が以前担当していた、近所でも美味しいと評判の洋食店を、借金のためにつぶしてしまったことがあり、あとには、後悔だけが残った、だから今回はみなさんの力になりたい、と答える。 皆が帰っていく中、鈴子と藤森は店のテーブルに向かい合って着いていた。 鈴子の父の店のことを謝りたかったという藤森。 もう済んだことだし、藤森も仕事だったとわかっている、それでももう以前のようには会えない、自分の家族や幸せ、父の店で父と一緒に料理を作るという自分の夢を全部なくしてしまったのだから…と鈴子。 君の気持ちはよくわかった、だからこそ今回は力にならせてほしい、君とこの店を助けたい、と藤森。 藤森が帰った後、マキは、藤森は鈴子のことがまだ好きだと見ていてわかった、という。 2年前、彼の福岡への転勤についていけなかったとき、彼とはもう終わったのだと鈴子。 なんで鈴子ばっかりモテるんだろう、オーナーも鈴子のこと気にしているみたいだし、というマキ。 否定する鈴子にマキが返した、マネージャーが行ったら追い返されたのに、鈴子が行ったらちゃんと会ってくれて鈴子の言うことに耳を貸してくれた、という言葉に、“だからあんたみたいな女は嫌なんだ”という春樹の言葉を、鈴子は思い出す。 ある日マキは、鈴子の兄・徹(天野ひろゆき)が公園で生活しているのを見つけてしまう。 マキは徹をハンバーガーショップに連れていき、もっと自分に自信持って、ダメなやつでもダメじゃないと思うように、と檄を飛ばす。 春樹が父の道造に昼食を誘われ、レストランに行くと、振袖姿のミチル(サエコ)とミチルの両親の浅倉財閥会長夫妻が。 そこでは、春樹とミチルとの縁談の話が勝手に進められていった。 そんな話は何も聞いていまい、と、春樹は席を立ってしまう。 春樹が去った後、春樹の義母は道造に向かって春樹の態度を責めるが、道造は、自分がよく話しておくから、と、妻をなだめる。 道造は春樹を呼び出し、今会社には危機的な要素がいくつかあると話した上で、ミチルと結婚しろ、そうすれば浅倉財閥が後ろ盾になってくれる、と、薦める。 金の為に結婚しろというのか、という春樹に、この会社の経営者となるお前の為だ、と答えた道造は、さらに、鈴子は春樹の結婚相手にはふさわしくない、と念を押す。 父の言葉、鈴子の言葉に、春樹は考え込む。 トラットリア・バンビーナでは、大河内マネージャーと従業員達は、今後のことを話し合っていた。 葛城コンツェルン相手に裁判起こすというのはどうだろう、そんなことをしたらどんな目にあわされるか…と心配する桑原だったが、このまま黙って店をつぶされてもいいのか、とマキに問われると、そんなわけはない、この店好きだし、シェフの料理からもっと勉強したいこともある、と、心のたけを打ち明ける。 マキが、自分は戦ってみてもいい、なんだか面白そうだし、というと、もっとこの店で働きたいという従業員達は、皆裁判を起こすことに同意する。 最後に鈴子が、私もみんなと同じ気持ち、と言って、皆の気持ちは一致する。 マネージャーの奢りで、ワインで飲み会を開く従業員達だったが、皆が一致団結してうれしい、と、酔っ払うマネージャーに閉口。 マネージャーワインを取りに行っている隙に、マキの「撤収!」の号令一下、一人、また一人と、逃げ去るように帰っていく。 最後にマネージャーと二人、残された鈴子も「おいてかないでよー!」。 約束がある、といって、飲み会から飛び出してきたマキは、定食屋で徹と会っていた。 工事現場のバイトでお金が入ったので、どうしても御馳走したかった、マキさんに言われて、できることからコツコツとやっていこうかと思った、と徹。 二人とも焼き魚定食を頼むが、お金のない徹は、生ビールはマキの分しか注文できない。 うらやましそうにマキのビールを見る徹に、マキは、真面目に働いた御褒美だといって、ビールをおごることにする。 マネージャーと二人で最後まで残された鈴子が、帰り道、自転車を押しながら公園の脇を通りかかると、春樹の車が停めてあった。 夜の公園には、一人バスケットをする、春樹がいた。 春樹を怒らせたことを思い出し、鈴子は黙って立ち去ろうとするが、ボールが鈴子の方に転がってきて、春樹と向き合うことになる。 私達戦うことにしたから、これからはお互い敵、という鈴子に、やってみればいいさ、と微笑み、バスケットを続ける春樹。 プロのバスケ選手になりたかったけれど、会社は俺が継ぐしかないからしかたがない、兄がいなくなってからいろんなことを諦め続けている…と、鈴子に語る春樹。 あなたはお兄さんじゃない、あなた自身だという鈴子の言葉はその通りだが、自分がどう思おうが何を感じようが何一つ思うとおりにはいかない、自分はたいした男じゃない、と、春樹は心のたけを語り、なぜ鈴子にはこんなことを話すのかわからない、と告げる。 さらに春樹は、沙織がアメリカに行く前に、春樹はきっと鈴子のことが好きになると言い残していったことを打ち明ける。 あり得ないと言った、と春樹、そんなことあり得るはずないじゃない、と鈴子。 そうかな、そうよ、そうだな、という鈴子とのやりとりの後、春樹はシュートを決める。 それからしばらく、二人は、バスケットボールに興じる。 春樹の車を鈴子が見送っているところに、弁護士の資料を届けに来た藤森がやってくる。 藤森は鈴子に、少し歩こうと誘う。 春樹が家に戻ると、ミチルが待っていて、なぜ自分ではだめなのかと春樹を責め立てる。 お前のことは妹のようにしか思えない、お前が幸せになるには、お前のことをちゃんと愛してくれる男と結婚しなきゃいけない、その相手は俺じゃない、と、春樹はミチルを説き伏せようとする。 しかしミチルは、小さいときから、ずっと、ずっと春樹さんのことが好きだった、本当に好きだったんだから! と、春樹に抱きつく。 鈴子を送る藤森は、鈴子に、もう一度、やり直せないかと鈴子に言う。
![]() やっぱり冒頭からくると、気持ちいいです! ![]() シリアス度No.1? ![]() わるもの(?)セリフですが、藤田くんが「そうですよ」と即座についてきてくれるのが可愛くうれしく。 ![]() 自分を元気づけるように、小さく拳を“よし!”と握りしめている天野さん桑原くん、けなげ! (& 細やかな演技プラン!) ![]() 天野さん桑原くんはすぐに画面を外れますが、それまでの間、ちゃんとその後鈴子が話しかける、トラットリア・バンビーナ入り口に立っている藤森さんに視線を投げつつ歩いてます。 その一瞬の表情も、“誰だろう?”というニュアンスが伝わる、きれいなもの。 ![]() ソースに向かってうつむく表情も、きびきびと指示に応える動きも、うつくしく。 ![]() イタリアン・レストランの料理人役ならではの、新しい動き! ![]() 天野さん桑原くんの、きりりとした決意の表情。 ![]() 行く前から、だめなんじゃないか…と思っていた感じが伝わってきます。 ![]() きれいな表情! ![]() 優等生タイプの桑原君の、冷静な一面が。 その天野さん桑原くんの言葉に、鈴子が桑原くんのほうをちらりと見てくれたり、「それでも世の中には人の情けというものが…」という西村雅彦さん大河内マネージャーの大熱演が天野さん桑原くんに向けてされていたりするのが、なかなかうれしく。 ![]() 鈴子が振り返ったときの、天野さん桑原くんの期待に満ちた目がカワイク。 ![]() かわいいです、バンビーナのみなさん!(笑) ![]() ストーリーの中心にトラットリア・バンビーナが出てきたという感じで、うれしく! ![]() 鈴子の一番近くに立っている天野さん桑原くんの、身体の前で両手を組み合わせている立ち方が、なんとなくたおやか。 ![]() 「あの葛城コンツェルン相手じゃ、はなから俺達はどうすることもできなかったんですよ」 以前のシーンから、オーナーに逆らうのは最初から無理、という思いだった桑原くんが、その思いそのままに言った言葉ですが、ささやくような口調がとても優しくて、鈴子を慰めるような響きに。 ![]() 藤森さんの言葉に落胆したり、注目したりのリアクション。 ![]() 藤田くんとお互いイヤそうに顔を見合わせるコンビネーションもナイス。 ![]() 「なかった」と言葉を発するときの表情が、なんとなくなじみのある天野さんの表情。 そこからぱっと藤田くんのほうを向く、その動きの速さがなんとなく可愛く。 ![]() こういう風にリアクションが分かれるところ(かつて春樹が、評価に値する従業員は新しい店で働いてもらうかも、と告げたときなど)も面白く。 ![]() そのときの、ダークな色のシャツの天野さん桑原くん、なかなかカッコイイような! ![]() 年上の大河内マネージャーに対する、天野さんキャラらしい折り目正しさ。 「口実っていっても、そんなことをしたら、どんな目にあわされるか…」と心配する天野さん桑原くん、身体の前で組んだ両手の親指を動かしながらというしぐさが、揺れる気持ちを表現。 珍しく「このまま何もしないってのもしゃくじゃないですか」と反対意見を言ってくる藤田くんへの「そうだけど!」がちょっとあどけなく、桑原くんと藤田くんの親しさがにじんでいるような。 ![]() こちらはナイスなケンカ相手コンビという感じで、味。 ![]() 第1話で、春樹と沙織が完食した皿のソースを味見しにさっと動いた、勉強熱心さがここでまた。 ![]() 最初二人でうつむいていて、天野さん桑原くんがマキの方に向かってちょっと顔を上げて言葉を発してまた二人でうつむいた状態になって、天野さん桑原くんが鈴子に向かって言葉を発して、鈴子がお天野さん桑原くんのほうを見上げ、入れ替わりに天野さん桑原くんがうつむいて…という映像、音声を消してみると、いろいろなシーンを想像できそう! ![]() うつむいたハニカミ笑顔も、それから藤田くんに向けた笑顔(一瞬で切れるのが残念!)も、ナイス! ![]() 超適役(笑) ![]() 天野さん的にはフツウですが、桑原くん的には、あの優等生的で鈴子への当たりがキツかったりする桑原くんが…と、ちょっと意外な一面発見状態? ![]() 天野さん桑原くんの身体に藤田くんが触れて、押すようにして逃げようとしているところが、なんとも仲良しさん! ![]() くるりと向きを変えて、ワンテンポ遅れて戻ろうとする動きが、かなり可愛く! ![]() なにもそこまで大声を出さなくても! という叫び(ちょっと『仮面ライダー剣』でのプレゼント告知での“御応募!”を思い出したり【笑】)と、脱兎のごとくという表現がぴったりの逃げ去り方が、これまた可愛すぎ! 残された鈴子の必死な「おいてかないでよー!」も、いつになく可愛く(笑)。 ![]() また大河内マネージャーに触れているのは、天野さん桑原くん?(そういうフレンドリー、小さなしあわせ!) |
Last update :
4th June 2006
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