Wednesday, 8th May 2002 22:00-22:54(TBS)

First Love

第4話
愛という名の別れ


Staff & OA
脚本 ◆ 大石 静  演出 ◆ 今井夏木  プロデューサー ◆ 植田博樹
プロデュース補 ◆ 平川雄一郎  演出補 ◆ 濱田明子
制作担当 ◆ 片岡俊哉  記録 ◆ 岩井茂美
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日 ◆ 2002年5月8日


Cast
藤堂 直:渡部篤朗  江沢夏澄:深田恭子
木葉清一:池内博之  五味妙子:久我陽子
浜田万里子:一戸奈未  青木千春:内藤陽子  小峰幸彦:内田朝陽  二岡孝作:天野浩成
真鍋周子:上原美佐  松原亜矢:眞野裕子  横倉 仁:芹沢名人  有賀裕子:西山繭子
堀井仙太郎:近藤芳正  妹尾弘文:佐藤二朗
江沢あかり:大森暁美  江沢守:小野武彦  江沢朋子:和久井映見
大鷹明良  看護婦:春木みさよ  樋渡真司
芸プロ  劇団ひまわり


Story
朋子(Cast:和久井映見さん)から、木葉(Cast:池内博之さん)も一緒にと誘われてレストランに出向いた夏澄(Cast:深田恭子さん)は、そこに直(Cast:渡部篤郎さん)がいて驚く。直もまさかそこに夏澄と木葉が来るとは知らず、動揺する。
直も夏澄も、自分達がかつて教え子と教師だった事を朋子に話していなかった。しかし、事情を知らない木葉が、直のことを「先生」と呼んでしまい、直がかつて青葉学園高校の教師で、自分や夏澄を教えていたことを話してしまう。
直は朋子に、夏澄が教え子であったことは認めたが、「見覚えはあったけど、まさか自分の教え子だとは思わなかった」と、苦しい言い訳をし、夏澄も直に話を合わせる。木葉も事情はよくわからないながらも、奇妙な雰囲気を察知し、話を合わせようとする。

朋子が直の教師時代のことを木葉に尋ねると、朋子を除く3人でつい話が弾み、夏澄達が直のことを“直ちゃん”と呼んでいたことなどもわかってしまう。
三人には共通の思い出があってうらやましい、という朋子は突然泣き出し、自分が養子で、コインロッカーベイビーだったことを木葉に話し出す。朋子は、自分を分け隔てなく愛してくれる家族に対しても、どこかその愛が信じられないところがあり、負い目を感じていると告白、夏澄はその告白に衝撃を受ける。
そしてこの食事を機に、木葉は夏澄の想いが直にあることに気づいてしまう。帰り道、「今日は帰りたくない」とつぶやく夏澄だったが、木葉は「俺にも気持ちはあるから」と、夏澄を帰らせる。木葉は夏澄に、高校時代から夏澄は直のことが好きだったのではと思っていたと話す。

朋子のためにも直への気持ちを諦めようと、夏澄は高校時代に直に書き送って返された沢山の手紙を捨てる。
直の気持ちは揺れ、カウンセリングの仕事のアポイントメントをすっぽかしてしまうなどしてしまう。

朋子は、連載を掲載している雑誌の編集者・西山(Cast:有賀裕子さん)に、考えている小説のあらすじを話す。
それは、直と夏澄の物語を、その細部にいたるまでそのままに、女教師と少年の話に置き換えたものだった。

直への気持ちを諦めようと決めた夏澄だったが、同級生の二岡(Cast:天野浩成さん)の店で、浜田(Cast:一戸奈未さん)の恋愛話の中で出た千春(Cast:内藤陽子さん)の「二股にも真実があるってことない?」という言葉に「ある」と思わず言い切ってしまうなど、その気持ちは割り切れてはいなかった。

そんな中、心筋梗塞で突如母・あかり(Cast:大森暁美さん)が倒れ、病院に運ばれる。気が動転した父・守(Cast:小野武彦さん)は、直のオフィスに連絡する。
直は、朋子と夏澄に連絡を取り、病院へ向かうように伝える。
病院に着いた朋子と夏澄は、あかりが一命をとりとめたことを医師から伝えられる。意識が戻ったあかりは、まず夏澄の名前を呼んで守のことを頼むが、朋子はあかりから締切りを守るように言われ、ひとり自宅に戻ることになる。
パニックを起こし、別の治療室で守が点滴をうけている間、夏澄は病院の屋上で夜風にあたる。そこに、遅れて病院に駆けつけた直がやってきて、まだ食事もとっていないと言う夏澄を病院前のラーメンの屋台に連れていく。

ラーメンを食べ終えた夏澄は「そういう、時々やさしくするところが残酷なんだよ…」と告げ、これが最初で最後のデートだとつぶやく。
ラーメンぐらい、また食べられる、と言う直に、朋子が傷つくからそれはできない、と夏澄は言い切る。
「お姉ちゃんを幸せにして」と言い残して去ってゆく夏澄の後ろ姿を、直はずっと見つめていた。
夏澄は振り返らず歩いてゆく。
直の頬を、いつしか、止まらない涙が濡らしていた。


Check! −天野さんニ岡君みどころ−
 浜ぽんの「あたし、たかぽんと別れる!」宣言への「えーっ!」表情、正面から見られます(位置的にベストポジション)!
 そのあと小峰君にビールを渡した後、しばらく小峰君の表情を伺うように顔を見てるあたり、小峰君との親しさを感じさせます。(そういうときは内田朝陽さん小峰くん、ちょびっとでもいいからリアクション希望〜!)

 フタマタは失礼だから別れる、それがあたしの誠意、愛、ときっぱり言い切る浜ぽんへの天野さんニ岡くんの「お前さ、案外真面目なんだな」と、空いたジョッキを二岡くんに押しつけるように渡しながらの浜ぽんの「今頃気づいたのかよ!」のやりとり、天野さんニ岡くんのちょっと落ち着いた口調と、奈未さん浜ぽんのボーイッシュな物言いのとりあわせがなんともツボ。

 陽子さん千春ちゃんが「二股って、そんなにいけないこと?」と言い出した瞬間、視線をそちらに移す目許の動きが微妙にツボ(笑)

 浜ぽんの「(フタマタは)たかぽんにもしまぽんにも悪いと思う」という言葉に、笑顔で「(新しい相手は)島っていうんだ」と、衝撃モードから脱した冷静な尋ねかけをする天野さんニ岡くんに、「島本」と、聞いてもらって嬉しそうな笑顔で答える浜ぽん。
 他のみんなが激論モードの雰囲気の中、二人だけ笑顔で交わすこのやりとり、天野さんニ岡くんと浜ぽんがちょっと抜け出てオトナ、という感じでいいです。今週のベストフレンドリーショット!

 「フタマタにこそ真実があるってことない?」という千春の言葉に、「ある」と思わず断言してしまった夏澄に向かって「おいおい!」と声を発する天野さんニ岡くん。
 この夏澄のひとことは、直ちゃんへの思いを諦めようとして凛とした態度を見せている第4話の夏澄の、ほんとうは諦め難い気持ちがつい出てしまった、という重要シーン。そこで夏澄からその言葉があったということを指し示す天野さんニ岡くんのひとこと、大事なおしごとです!
(と、千春がフタマタおっけー論を展開してもフリーパスなのに、夏澄までそう言い出すと「おいおい」なあたり、千春と夏澄がどういうキャラなのかもよくわかるという点もポイント。)

 夏澄が電話しているときの雑談モードは、天野さんニ岡くんのいろいろな表情(特に笑顔!)が見られていいです!
 なんとなく聞こえる話し声もいい感じ(天野さんニ岡くんが「とれたてなんだよ」と言ってたのが何なのか、気になります【笑】)

 職員会議が長引いて来られない、という木葉君のことを「あーいーんだよ、先公は休みの日多いんだから、普段はたっぷり働かないと」という天野さんニ岡くん。さらりと出た“先公”という言葉がすっごくこなれてる感じがするのは、さすが三代目ヒロシの貫禄とでもいいましょうか(笑)。
 これに「そーだよねー」とすかさず応えてくれるのが、口に食べ物をほおばった浜ぽん、というあたりが、またまたしあわせー!











Last update :
13th May 2002





















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From Guestbook −皆様の御感想−
 守峰 優

 『First Love』第4話、“岡忠”シーンも、動きましたね!
 『Kindai』 6月号に一戸奈未さんのインタビューが載っていて、そのなかで一戸さんが“浜ぽんについてもストーリー的にいろいろある”とおっしゃっていたので、ずっとたかぽんと今のままはっぴーぽんぽん、というわけじゃないんだ、とは思っていましたが、こんないきなり「別れる!」宣言とは!  でも、みんなが最後まで「えーっ!」の延長の激論モードだったのに対し、天野さんニ岡くん、すぐににこにこと受け止めて「(新しい相手)しまぽんって言うんだ」なんて平然と浜ぽんと言葉を交わしてるあたり、おっとなー! と思いました!
 今回、その前の結婚式場のシーンでも浜ぽんの「五味のやつ、横倉の愛人のくせに」という爆弾発言で“えええええっ!”状態で(今日、五味妙子役の久我陽子さんが『はなまるマーケット』に御出演だったそうですが、伏線!?)、その衝撃が完全に冷め切っていないところに“またまた浜ぽんです!”だったもので、もうどきどき!  今日は先週とうって変わって、“岡忠”シーン、静かな語らいの印象でしたが、そういう回になってみて、天野さんニ岡くんと奈未さん浜ぽんのちょっとしたフレンドリー(ほんとに、顔を見合わせるぐらいのレベルでも!)に、自分がもんのすごく喜んでることに気づきました。
 浜ぽんの物語がどうなるのか、それを天野さんニ岡くんはどんな表情で見守っていくのか、それを観て自分がどこまでよろこぶのか(笑)、楽しみです!


 Voyagerさん

 『First Love』第4話観ました! 今日は野球中継がありましたけど、早く終わってよかったです。8時すぎにはまだ7回だったのでどうなるかと思ってました(笑)。

 今回は、いつもにまして天野さん二岡くんのいろいろな表情が観られて面白かったです。  深田恭子さん夏澄さんからなにげなく飛び出した大胆発言に、驚きと困惑をあわせたような表情を浮かべていたり、池内博之さん木葉くんが職員会議が長引いて「岡忠」に来られないのを知った二岡くんがちょっとすねた感じで、「先生は休みが多いんだから平日は働けばいいんだよ!」と言っていたのも印象的でした。やはり、二岡くんも最近「岡忠」に来てない木葉くんに「おかんむり」なのでしょうか(笑)…。
 それにしても、今回は一戸奈未さん浜ぽんにも大胆発言があったり、やはり「おかちゅう」はハードボイルドに生きる女の止まり木です(笑)。同窓生グループのみんなにとって、言いたいことが言える大事な場所ですから。


 Voyagerさん への守峰レス

 天野さん二岡くん、ポジションが良く、ポイントポイントで表情が正面からばっちり観られましたよね!
 深田恭子さん夏澄ちゃんの発言への「おいおい」、夏澄ちゃんが直ちゃんへの想いを抑えよう抑えようとしている第4話の中でぽろりと本音を漏らした重要セリフなだけに、ポイント高いですよね!
 木葉君も“岡忠”に来ないからふしあわせ街道まっしぐらなんじゃあ…(笑)。でもフタマタばなし、木葉君がいたら、気まずい雰囲気になっちゃってたんじゃあと思いますので、欠席、許してあげたいと思います(笑)。
 一戸奈未さん浜ぽんの大胆発言、天野さんニ岡くんの実は動じない性格を浮き彫りにしてくれて、よかったですー! 浜ぽんと二岡くんが視線を合わせるだけで、よろこんでしまってます(笑)。
 でも、ワタシ的に衝撃だった浜ぽんゼリフは、「たかぽんと別れる」よりも、結婚式場のシーンで五味チーフ(Cast:久我陽子さん)に意地悪なことを言われての「ちっくしょーう、横倉(支配人)の愛人のくせしやがって」でした! 浜ぽんの「知らなかったの?」というセリフに、心の中で思い切り「知らなかったーっ!」と叫んでしまいました!
 と、昨日の野球ですが、経過の確認のためにちょっとだけチャンネルを合わせたら、仁志選手の打席なのにアナウンサーさんが間違えて“ニ岡”って言ってくれちゃったんですよ! 仁志選手には申し訳ないですが、大喜びしてしまいました(笑)。らっきー!


 ともえ さん

日の「FirstLove」岡中での浩成様結構アップでご出演でしたね。
最近見慣れたので、直に確認できてうれしいです。
店員が板についてきたような・・
それにしても夏澄のお姉さん朋子さん性格悪いわね(笑)
結構好きな女優さん(和久井映見さん)なんですけど


 ともえ さん への守峰レス

 『First Love』の天野さん二岡くん、ぱっとわかるようになっていただけてうれしいです!
 天野さん二岡くん、居酒屋のオーナー一家ということで、そういう自覚に満ちたセリフや表情がところどころに見られて、お仕事と性格がすごく結びついてる感じのキャラクターですよね。雑誌等のインタビューを見ていると、天野さん御自身、すっごく“仕事”が思考や行動の元にあるなあ…と感じられることが多いので、そういうところをうまく生かして二岡くんを演じていらっしゃるのかも。
 朋子さん、これから何をしようとしているのか注目ですね! 和久井映見さん、家族のちょっとした言動に傷ついた表情をするところなどお見事で、そんな朋子のためにどんなラストが用意されているのか、気になります!



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