Wednesday, 5th June 2002 22:00-22:54(TBS)

First Love

第8話
運命を変えた一夜


Staff & OA
脚本 ◆ 大石 静  演出 ◆ 松原 浩
プロデュース補 ◆ 相場恵理子  演出補 ◆ 濱田明子
制作担当 ◆ 片岡俊哉  記録 ◆ 大下内惠子
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日 ◆ 2002年6月5日


Cast
藤堂 直:渡部篤朗  江沢夏澄:深田恭子
木葉清一:池内博之  五味妙子:久我陽子
浜田万里子:一戸奈未  青木千春:内藤陽子  小峰幸彦:内田朝陽  二岡孝作:天野浩成
真鍋周子:上原美佐  松原亜矢:眞野裕子  横倉 仁:芹沢名人  有賀裕子:西山繭子
堀井仙太郎:近藤芳正  前園もみじ:三田篤子  妹尾弘文:佐藤二朗
江沢あかり:大森暁美  江沢守:小野武彦  江沢朋子:和久井映見
沼崎 悠  西村直人(直の学生時代の友人、予備校講師)  星野光代  平井賢治
鶴田莉奈(子供時代の朋子)  森田海道  永井育々子
芸プロ  劇団ひまわり


Story
直(Cast:渡部篤郎さん)は、朋子(Cast:和久井映見さん)の気持ちを慮った夏澄(Cast:深田恭子さん)から「しばらく会わないほうがいい」と言われ、しばらく距離を置くことに。

岡忠で、二岡(Cast:天野浩成さん)達の口添えで木葉(Cast:池内博之さん)と差し向かいで食事をする機会ができた夏澄は、笑顔で話しながら食事を終える。
夏澄と木葉は、二岡が一本だけ差し出した傘に一緒に入りながら、家路につく。木葉は夏澄に、恋人にはなれなかったが、いい友達になれる自信はある、何かあったら相談してほしいと告げ、今日は駅までしか送らないと言うことで、夏澄とは友達としてつきあおうという決意を夏澄に伝える。

ある日、直は偶然朋子と再会し、失業中であることを朋子に打ち明けた。
朋子は顔色が悪い直の為にシチューを作ろうと一緒にスーパーで買い物をするが、直は、今日はここで別れようと、朋子が家に来ることを断る。しかし朋子は怒りもせず、荷物と自分の傘を直に渡すと、笑顔で別れる。

朋子の留守中、朋子の編集担当である有賀(Cast:西山繭子)が江沢家を訪れ、応対した夏澄は、有賀の言葉から直の身に何かが起きたことを知る。
居ても立ってもいられなくなった夏澄は直のマンションを訪ね、なぜそのことを言ってくれなかったのだと直に迫る。しかし直は、会わないでおこうと言ったのは夏澄のほうなのにそんなことを言われても困る、夏澄に言って何がどうなるものでもない、と、夏澄に冷たい態度をとってしまう。
夏澄は、キッチンに放り出された朋子の得意料理の材料、玄関に立てかけてあった朋子の赤い傘、を見て、朋子が来たのだと誤解する。直は、信じられないならそれでいいと、突き放したように応え、いたたまれなくなった夏澄は、直の部屋を飛び出す。

しかし、職を失った直を心配する夏澄は、自分の職場の新規採用の話を聞くにつけても、直のことを考える。東大卒の木葉なら意外な人脈を持っているかもしれない、という浜田(Cast:一戸奈未さん)の言葉を聞いて、夏澄は木葉に相談を持ちかける。

直のために力になりたいと思った木葉は、一緒に飲もうと直を呼び出し、直を励ましつつ、夏澄を愛しているなら夏澄のことを一人前に扱ってほしいと頼む。

その帰り、マンションの前で、カウンセリングセンターFUの堀井所長(Cast:近藤芳正さん)が待っていた。裁判の内容証明郵便が来たことを伝えに来た堀井は、裁判には勝てる見込みではあるが、クライエントからの信頼が第一であるカウンセリングセンターにとっては、裁判に勝っても致命的なのだと話す。

二岡の店で、直が仕事上のトラブルを自分に話してくれなかった、と悩む夏澄を、友人達はさまざまな言葉で励まそうとする。なかでも千春(Cast:内藤陽子さん)の、「反抗期の息子を持ってる母親だと思って構えてな」という言葉に、夏澄は心を強くする。

帰宅した夏澄は、朋子が直のところに行ったのではないかという疑いを朋子に向け、朋子と言い争いになる。
朋子は、自分さえいなければ父母と夏澄と直とでしあわせになっていたのだろう、死にたい、と、父・守(Cast:小野武彦さん)の胸で泣き出してしまう。

同じ頃、直は学生時代の友人(Cast:西村直人さん)をあたり、塾講師などの人員募集がないかを聞いてまわっていた。
その帰り、夏澄を職場まで迎えにいった直は、夏澄を連れて寿司屋に行く。
「逆境の時こそ、高い物を食べて、負け犬根性がつかないように贅沢をするんだ」と空元気を出そうとする直を、夏澄は、千春に言われた言葉なども口にしながら、精一杯はしゃいでみせて直の気持ちを明るくしようと努める。夏澄は、別れ際、直と一緒に寿司を食べられてうれしかったと、素直に気持ちを伝えられるようになっていた。

夏澄と食事をしているときに堀井所長からかかってきた電話に従い、翌日FUに赴いた直は、一同に笑顔で迎えられ、退職届を返される。
そこで直は、朋子の力で、遺族が訴訟を取り下げたことを聞かされる。朋子は、自分が連載を持っている出版社の顧問弁護士が、宇治原社長の遺族側の伊藤弁護士の師匠筋にあたるという人脈を使い、伊藤弁護士を通じて遺族を説得させるとともに、遺族に300万円の見舞金を届け、今回のトラブルを示談に持ち込んだのだ。見舞金の返済は無用だという朋子がつけた条件は、直が出した退職届を受理しないということだった。

そのことを聞いた夏澄は、朋子に礼を言う。しかし朋子は、自分はそれを自分が愛する直のためにしたのであって、夏澄に礼を言われる筋合いではないと明言し、直に何もしてあげられないのだったら、身の程を知って直のことを諦めるべきだと夏澄に迫る。しかし夏澄は、「直ちゃんのことだけは誰にも譲れない」と、朋子に言い放って飛び出す。

夏澄は、入院中の母・あかり(Cast:大森暁美さん)の許に向かっていた。あかりは、夏澄が直と結ばれるなら、家族の誰とももう二度と会ってはいけない、あかりの葬式にも来てはいけないとさとした上で、自分は朋子の母親でもあるので、夏澄と直とのことを手放しで喜ぶわけにはいかないが、夏澄に本当の覚悟があるなら、心の中で応援している、と話す。
そこにやってきた父・守は、直とのことは絶対に認めない、朋子も夏澄も直にだまされているのだと直のことを強い口調で非難する。夏澄は、自分のことを悪く言われるのはしかたがないが、直のことを悪く言わないで、と訴え、守と争いになる。間に入ろうとしたあかりは、発作を起こしてしまう。

朋子の力でカウンセラーに復職した直は、結婚式場のキャンセル料と今回の和解金を受け取ろうとしない朋子にそれらを返すため、朋子が指定したレストランで朋子と食事をする。
朋子には感謝している、朋子の力がよくわかった、という直に、わかったのは朋子の力なのか、愛ではないのか、と問いただす。直が返そうとした500万円の札束を「ほしいのはこんなものじゃない」とシャンデリアに向かって放り上げた朋子は、「今でも愛してる」と告げて立ち去る。
街のウィンドウに映った自分の姿を見て、朋子はつぶやく。
「どうして私泣いてるんだろう」










Last update :
11th June 2002





















* About *
First Love
詳細DATA
登場人物
LINK

* Story *
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話

* 牧天 *
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映像の
部屋
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TV
GUEST BOOK
MAIL

Check! −天野さんニ岡君みどころ−
 焼魚定食を食べながら仲良く談笑する木葉くんと夏澄ちゃんを見て「どうなってんだぁー」と首をかしげるコミねくんと頭を寄せ合って、二岡君「頑張れよー、木場ぁー」。
 温かい応援の気持ちが伝わる笑顔、人柄のよさが表れていて、それでいて“可愛く”なりすぎない、いい笑顔!

 夏澄と岡忠から帰ろうとして雨に降られた木葉くんに「木葉ぁ、傘持ってけよ。一本しかないけどさぁ」と、相合傘で帰れるよう1本だけ傘(しかも“岡忠”と黒マジックで大書したビニール傘!)を渡す二岡くん。
傘を渡した後、木葉くんの腕をぽんと叩いて、人差し指を立てた手を突き出してみせるしぐさ、お父さん世代が若いモンを応援するしぐさみたいで、それがしっくりするのが二岡くんらしく。

 木葉くんに傘を渡している二岡くんに店内からかかった「孝作、秋刀魚あがったよ」の声。
 二岡くんのお父さん初登場? 優しそうな声でした!(二岡くんが“孝作”と呼ばれるのも初めて!)

 「ごまめと筑前煮、まだぁー!」と千春ちゃんに催促されて「はいはーい、ごまめと筑前煮お待ちー」と出てくる表情、いつも以上にきれい。

 「直ちゃん、オレ達のことまだ生徒とか思ってんじゃないかな」と、女の子達の会話に割って入った小峰くんは即、浜ぽんに「うっわ、立ち聞きすんなよ小峰!」と却下されてるのに、「だけどさぁー、そういうのって永遠に変わんねえよ、親子は永遠に親子だろ」と、座敷に上がりこんで話に入ってもOKだった二岡くん。人徳?(笑)

 浜ぽんに「立ち聞きすんなよ」と言われてすごすごひっこんで「聞こえちゃうから…」とか小声でゆってた小峰くん、二岡くんが「そういうのって永遠に変わんねえよ」と言うや、思い切り勢いづいて「だっろー! だから生徒は生徒」と得意げに言う小峰くん。二岡くんが言うこと=真実、と思ってるみたいなところがカワイイです(笑)。二岡くん、仲間内でそう思われていそうな大人の風格があります!

 浜ぽんに「居酒屋!」と箸で指されたときのリアクション! ナチュラルできれいな表情!
 その後「間違ったアドヴァイスをするな!」と言われたときの「ハァ!?」の顔、BE-BOP的コワイ顔になりかけで楽しく(笑)。

 その後もむっとした表情だったのに、千春ちゃんが「あのさ、男なんていくつになっても、中学生のガキぐらいに思っとけばいいんじゃないの?」と言い出した途端、ぱっと浜ぽんと笑い合う、全開の笑顔!
えっ、何があったの!? と思うほどの表情の変化、あざやかです!
表情だけでもこれだけくっきりしたやりとりができる浜ぽんと二岡くん、やっぱり名コンビ!

 浜ぽん「さーすが千春!」小峰くん「百人斬り!」千春ちゃん「百人も斬ってねえっつーの」小峰くん「二十人斬り!」
 …ときて、千春ちゃんの、意味深な沈黙。
小峰くんの「え、マジ? …おい、ちょっと、待って、オレ…が?」に「何お前“オレ”って」と突っ込む二岡くんの声で岡忠シーンが切れると、二岡くんの余韻を楽しめます(笑)。



From Guestbook −皆様の御感想−
 守峰 優

 『First Love』第8話、開始早々、天野さんニ岡くんのいい笑顔での「木葉、頑張れー!」が観られてしあわせでしたー! 二岡くんの、ほんとに木葉くんのことを応援してるあったかい気持ちがいいです!
 その次の岡忠シーン、今回の岡忠のポイントである千春ちゃんの「直ちゃんは反抗期の中学生レベル」に至るまでのやりとりのなかで、直ちゃんにとって岡忠メンバーは未だに生徒なんじゃないか、いやそうじゃない、という議論になったとき、二岡くんが「親子はいつまでも親子だろ。だから生徒はいつまでも生徒」と発言するや、小峰くんが「だろー? ほらー」と、二岡くんがそう言ったんだからそれが真実、という感じでムスメ達に言ってたあたり、同級生の間での二岡くんの、一目置かれてるポジションが感じられます。
(でも、即座に浜ぽんに「わかったこと言うな! 居酒屋!(←二岡くん) はげ!(←小峰くん)」と否定されてましたが【笑】。ちっちゃい声で「オレ、はげてないんだけど…」とかゆってる小峰くん、かわいそげでいいです【笑】)
 千春ちゃんに言われた「直ちゃんは反抗期の中学生レベル」を、夏澄ちゃんが直ちゃんと行った高級そうな寿司店の店員さんにまでそのまま言ってたあたり(ちょっとびっくり!【笑】)、夏澄ちゃんの中での岡忠の重要性、高いようです!

 それにしても直ちゃん…夏澄ちゃんが直ちゃんの失業のこと木葉くんに相談したぐらいで「江沢はおしゃべりだな」なんて言ってましたが、岡忠で直ちゃんと夏澄ちゃんのことがまるごとみんなの話題の中心になってると知ったら、卒倒しちゃうんじゃないでしょうか(笑)。
 と、一戸奈未さん浜ぽん…直ちゃんが仕事帰りの夏澄ちゃんを待ち伏せてたとき「たかぽんメール届きまくり…」と言いかけてましたが、たかぽんとラストデートをして別れて、しまぽんとつきあうことにしたんじゃ…? 奈未さん浜ぽんのたかぽん→しまぽん宣言、天野さんニ岡くんのおっとなー!なところが見えたシーンだっただけに、気になります(笑)。

 ラストシーンの朋子の「どうして私泣いてるんだろう」、セラミュ2001年夏公演&2002年お正月公演『誕生!暗黒のプリンセス・ブラックレディ』の「どうして涙が出るの。私、ブラックレディなのに」を思い出してしまいました(というか、まんま! 朋子さんのあの黒のドレスのスタイルも、ブラックレディ的魅力!)。でも、『First Love』ではそこからすぐに『この鼓動から夜は生まれない』には至らないんですよね…。
 あまりにもおそれおおいことではありますが、天野さんまもちゃんと和久井さんブラックレディでのあんなシーンやこんなシーン…とか想像したら、うっとりすぎでたおれそうです(笑)。和久井さん、素敵…


 Voyagerさん

 『First Love』第8話観ました!
 今回も、冒頭から「岡忠」シーンで楽しませてもらいました(笑)。二岡君が木葉君を応援する、気持ちのこもった「がんばれよ」コールを(かげながら?)送ってくれていましたが、木葉君が夏澄ちゃんに対して、ものわかり良すぎる態度を見せてしまっていたので…、でしたね(笑)。
 その後も、いちばん「おとなー」な発言をしたと思っていたのに、内藤陽子さん千春ちゃんにいちばん大人な発言を言われてしまうとは…。それが二岡君ポジションなのかとも思いますが(笑)。
 あと、今回はなんと言っても二岡君のお父上ご登場(ただし声だけ【笑】)があって、二岡君は「岡忠」のB1フロアーを任されているんだ…、というのがはっきりして、天野さんファンには濃い内容の回でした。

 でも、どうも次回からは「岡忠」が本編の凄まじさとはあまりにもかけ離れすぎた場所になってしまいそうなのですが…。逆に次回予告に出てくる展開で「岡忠」シーンが残るのなら、それもすごいと率直に思います。

*  *  *  

 今日の守峰さん書き込みを見て追加。
 ラストシーンの朋子の「どうして私泣いてるんだろう」、にセラミュでのブラックレディを思い出したとのこと、ぼくも観たとき思いました。さらに、次回予告の「愛なんて…」という和久井さんのセリフも、ブラックレディ的だなぁ…と。朋子さんよりもブラックレディのほうが前向き(?)なのですが。


 Voyagerさん への守峰レス

 『First Love』第8話、木葉君、二岡くんがあんなに心から応援してるのに〜! って感じですね(笑)。ほんとにあれで終わりなんでしょうか、木葉くん…「今日は帰さない」のときの煮詰まった様子からは想像できない急展開!
 対する夏澄は、浜ぽんと千春ちゃんの強力コンビのイケイケ応援に乗って、がんがん行ってますね。二岡くんが大人っぽいとはいえ、やっぱり女の子達のほうが強いんじゃあ…(笑)。
 二岡君のお父さんの声は、私も“おおっ!”と思いました! 「孝作」っていう呼びかけが聞けて、大満足! 居酒屋のお父さん、ということで、もっと威勢のいい感じのお父さんなのかな、と想像してましたが、優しそうな感じの声でしたね。家族と一緒のときには二岡くん、どんな感じなんだろう、と、いろいろ想像する手がかりになるようで、うれしかったです。
 次回以降、いよいよ『月刊ザテレビジョン』にあったように“しかし直[渡部篤朗]や朋子[和久井映見]の関係がドロ沼化し、「岡忠」にも深刻な空気が。”ということになるのでしょうか。前回でいよいよ終わりかと思われた“カウンセリングセンターFU”も残ったので(【チーフAD濱ポンの番長日記:6月4日】にあるように“FU”は6月5日アップ、ということは、少なくとも10話まで、おそらくは最終話まで登場するのでは)、岡忠もシーンとしては残るのではと思いますが、あの深刻なストーリーの中で、どう変質してしまうのかが気になります。直ちゃんにあんな風に退職を迫って、そして訴訟が取り下げられるや笑顔でまた迎えるというシーンを経た“FU”が全く元通り、というわけにはならないであろうことを考えると、不安が。
 深刻になってもいいので、友達同士の気持ちのつながりを無情に断ち切るような展開はないといいなあと思いますが、最悪の事態を想定して身構えていたほうが傷が少なくてすみそうな気がしますので、今夜あたりから、考えられ得る最悪のシナリオを真剣に考えはじめようと思います(第7話予告を観た頃から、時期が来たらそうしようと思ってました)。タイムリーな警鐘(今日、結構楽しかったので、言っていただけなければ忘れてたかも…)、大感謝です!
 ラストシーンの朋子の「どうして私泣いてるんだろう」、やっぱりブラックレディ的ですよね! 親の愛を受けられなかった、さびしかった、という思いからブラックレディになってしまうというあたりも、かなり朋子とシンクロしてるなあと思いました。


 三起子さん

『first love』ですが、普段ゴールデンタイムに放送される連ドラはほとんど観ない私なのですが、天野さんご出演作ということで拝見しています。(と言いつつ、ついつい録画し忘れたり、放送日を間違えたりして…ここ数話とばしてしまってたんですが(^^;)。本日久々に観たら、相変わらず「岡忠」は平和な雰囲気でほっとしました〜。天野さん二岡君の笑顔もばっちり見れたし(^^)。
見ていて、ついつい比べてしまう対象が、『本気!』シリーズの九君…というのもどうかと思いますが、キャラクターの違いを楽しませて頂いてます。九君の実家があの家で同じ店で働いていたとしてもこうはならないよね〜…とか。九君だったら、迷惑なお客さんでも居たりしたら、思いきり顔や態度にでてしまいそうですが、その点、二岡君は大人ですよね〜。客だけど友達、な人たちを相手にしてる場面しか見てないのですが、それでも、この人はプロ意識持ってやってるんだろうな〜、なんて、勝手に思って見ています。あと、男の子たちの中では、一番精神的に安定してそう。これまでの天野さんの役の中で、ニ岡君一番しっかり者で大人の人なのでは、て感じがします。それも、周りの登場人物と比較しても大人、な人(^^)。客商売ってこともあって、相手を緊張させないさりげない感じのニ岡君ですが、…潜在的にはか〜な〜り、素敵な人のような気がしますがどうでしょう。(先ほどから、私の発言がいまいち断定的でないのは、ここ数話とばしてしまった不安感があるからです。(−−;))
でも、その証拠に…てわけでもありませんが、二岡君を見てからです。私が、天野さんのタキシード仮面様姿を見てみたかった…なんて思うようになったのは(^^)。いや〜、かっこよかったんだろうな〜〜〜、と思って。天野さんのタキシード仮面様って、みなさまのお話から想像するに、見た目カッコいいのに(のに!?)中身ほんわか系!?てイメージがあるのですが、これまで九君の印象が強すぎたのか、王子様系にあまり結びつかなくて…。ほんわかな感じは結びついてたんですけれども(笑)。黒マントとか翻していらっしゃったのでしょうか。見てみたかったです。
…て、「岡忠」から話とびすぎですね(笑)。ストーリーはどんどん危うい方向へ進んでいるようですが、見ている人がほっとできる場所として、「岡忠」頑張って平和な空間であって欲しいです。個人的には、和久井映見さんにすごく気持ちが傾くのですが…。穏やかな幸せをともこさんに!!と願わずにはいられません。が…、予告を見る限り次回もそれは無理なんでしょう。うう、お姉ちゃんに幸せを…!


 三起子さん への守峰レス

 『First Love』の二岡くんについてですが、三起子さん、鋭いです! 三起子さんが御覧になれなかった先週、男子3人だけのシーンがあったのですが、そこでの二岡くん、小峰くんに「人生、負けたからわかることもあるんだよ」と、ちょっと圧倒されるような迫力で言い切ったり、木葉くんを励ましつつも「でもさあ木葉、恋愛に二番手はねえよ。一番以外、ただの負け犬だよ」と、なかなか言いにくいことだけれど木葉くんにはきっと必要だったことを告げたりと、かなり深いセリフがあったんですよ!(【First Love の部屋:第7話】御参照) そして、二岡くんがいいなあ、と思うのは、そういう結構厳しいことを言った後、すぐにまた小峰くんあたりと、いつもの口調でじゃれあったり(笑)できているところ。厳しいことを言い合っても気まずくならない関係を、友達との間に築ける人なんだなあと思いました。
 天野さん御自身も、雑誌インタビューの中で、二岡くんについては、就職に失敗して傷ついたけれど、納得して居酒屋の仕事をしている、年のわりにしっかりした人、と考えて演じていらっしゃるとおっしゃってました(“年のわりにしっかりした”のところで“僕とは違って”とつけくわえられているあたりが、また天野さんのお人柄【笑】)。伝わってますよね!
 和久井映見さん演じる朋子、ずっと感じてきた寂しさ悲しさが伝わってきますよね。たとえ朋子のこの恋は成就しなくても、“愛されている”という実感や、自分の存在を肯定する気持ちが、朋子の内に生まれてほしいと願わずにはいられません。
 天野さんのタキシード仮面様、ほんとうに綺麗でした! 天野さん御出演の『かぐや島伝説』は、他のセラミュ公演に比べて日常シーンがとても充実していたこともあり、タキシード仮面=地場衛(まもちゃん)の人柄がよく伝わってくる、いい作品だったと思います。天野さんまもちゃんは、ルックスはすごくかっこよくて、でも、恋人である主人公も含めた女の子達(大量!)にはいいようにどつかれたりしている、なんとも人のいいなごみ系のキャラクターで、でも、苦境でも優しさを失わずに乗り切っていくようなしなやかな強さが感じられて、と、外から内面へと進んでいくにつれて違う一面をみせてくれる、多層的な魅力のある人物になっていました。精神的に安定した感じ、というあたりは、二岡くんと通じるものがあるような気がします。若いキャストさんが多いカンパニーの中で、天野さん御自身、「大丈夫、大丈夫」というキャラクターでピンチを救ってきたこともある、ということを伺わせる座長さんの言葉なども、ファン感謝イベントであったりもしました。


 ゆかた さん

 『First Love』も、クライマックスに向けてますます色濃く(笑)盛り上がってますね! 本編が、胃の傷むような哀しくもコワイ流れ(^^;)を作っている中、やっぱり『岡忠』のシーンはいいなぁとしみじみ感じる今日この頃です(笑)。
 恋や仕事に悩む友を元気づけ、時には「ツケ払い」にも応じ、失業した友に自分の店の仕事を紹介する二岡くん。 かといって甘やかすわけでもなく、きちんと言うべきことは言う凛とした態度。 友の恋愛のピンチを救うべく愛車を気持ちよく友に貸し与え、雨の中帰る友には絶妙のタイミングで傘(しかもちゃんと店の名入り【笑】)を渡す細やかな気遣い。 これまで天野さん演じる二岡くんを見てきて、その行動のひとつひとつにすごく好感を持ちました。 二岡くん、一本芯の通った実にイイ男ですねっ(^^)!


 ゆかた さん への守峰レス

 二岡くん、“好青年”より一回り大きくて大人の“イイ男”ですよね。岡忠に集まる友達はみんな、交わしている言葉を額面通りにとったよりも一段深くお互いのことを大事に考えてるな、と思えるいい友達ですが、物の考え方感じ方、応援するカップルまで違う(女子は直ちゃん&夏澄ちゃん派、男子は木葉くん&夏澄ちゃん派)みんなが、結構お互いの痛いところを突くことまで言い合いながらも、仲良くあの場に集まっていられるのには、どっしりと落ち着いてみんなに細やかな気配りができる二岡くんの存在、大きいと思います。
 二岡くんがそういう“大人”になった理由のひとつには、就職に失敗したという挫折があるらしいのですが、そういう経験を経て人間としてあんなに素敵になった二岡くんを見ていると、これから自分も幾度となくぶつかるだろう挫折に対しても前向きに立ち向かえるような気がしますし、失敗に悩んでいる人に対しても、その失敗は決して無駄じゃないと思うという気持ちを、より確信をもって伝えられるような気がします。二岡くんからもらったものの大きさ、時間がたつにつれてますます大きく感じられてくるんだろうなという予感が。
 これから物語が生き死にに関わる展開になってきたとき、岡忠シーンがどうなるかわかりませんが、最後まで大事に観ていきたいと思います!



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