5th February, 2008 Matinee
2月5日(火)13:00、7公演目には、DVD撮影のためのカメラが入り。特別演出、出現。
DVD収録の日
DVD収録の日
DVD撮影のための特別演出もあってびっくり!
そしてこの回は、【2007年12月23日_『美味學院』クリスマスイベント】で天野さんサンタさんのチェキつきで購入できた、2列目センターブロック席での鑑賞。
物語の流れが見えてきた中での前方席、さらにいろいろ感じるところも。
【特別仕様の予感。開幕前の音楽】
DVD収録に対応したのか、開幕前にかかっている音楽が、これまでと違い!
その部分もDVDに入るということで、権利関係の処理ができている曲への差し替え?
これはDVD収録回限りということでなく、この回以降の公演ではずっとそのままの“変更”だったような気がしますが、DVD収録の日の“特別”感をかもしだすには十分。
【となりの守護神 稽古場日記:2008年1月30日_1月29日稽古日誌、洞内愛】に“音楽もガーディアン用に変わりました、今までは違う音楽で代用しておりました”というのは、DVD発売のために使用可能な音楽をぎりぎりまで探っていたのか、4月に発売の主題歌『角度』のレコーディングが済むのがそのタイミングだったのか。
【豊麗な表情。超前方席で見えるもの】
“音のS席”最後方席もたっぷり楽しみましたが、超前方席ならではなのが、登場人物の表情。幕開き冒頭、ランスロットを倒した天野さんアーサー王の悲しげな表情と後ろ姿、こんなにいいものだったのか! と、再認識。
その後に登場するグィネヴィア妃は、ほんとうにきれい!
秋山奈々さん稔のモノローグの「迷子になっても、ちゃんと帰って来れますように」のところでは、稔の声に合わせて、嘉陽愛子さん里緒も口を動かしていることに初めて気づき。
天野さんアーサー王を最終決戦に送り出すカイリとガヴェインのシーンと対になる、里緒がランスロットに迷子札の入ったお守りを渡して送り出すシーンを語ったもの…と思うと、祈るようにその言葉をつむぐ里緒がいとおしく思え。
arp『桜』にのってのオープニング、うつむいてカードをみつめていた天野さんアーサー王が、再びぱっと見返りポーズに戻るところが、テンポよくかっこよく!
前方席で観たほうが、見える姿が大きく切り替わって、スピード感を堪能でき。
カイリとガヴェインの間に登場した天野さんアーサー王がグィネヴィア妃のほうに向き直るところも表情が良く。
オープニングの天野さんアーサー王、振り向く動作が絶品。
【DVD収録の回に限って、ハプニングも。可愛い里緒】
学校の机に突っ伏して寝て、ランスロットの夢を見ている嘉陽愛子さん里緒の表情、可愛いなぁ〜、とあらためて。口の端がきゅっと上がってるところが、造形的にものすごく萌え。
「松木は私の名前、小久保はカツラ」と寝言で言ってしまってから、小久保先生に起こされたときの「…先生!」という驚愕フェイスも傑作でカワイイ!
(すんごい顔です!!)
折井あゆみさん友子に「あんた何言ってんのよ!」と言われてのヘン顔もナイス。
そんな嘉陽愛子さん里緒、西山宗佑さん結城くんが手にしたランスロットのクラブJのカードを「それにさわらないで!」と奪い返すシーン。
大事なカードを、落としてしまい!!
すぐに拾って流れに支障はなく、落ちたカードを拾う迫真感もよかったのですが、よりによってDVD収録の回にこのハプニングとは…と。
【表情王者。円卓の騎士達と天野さんアーサー王】
第1幕、朝になればローマに向かって出陣する円卓の騎士達に向かって檄を飛ばすシーン。騎士達の労をねぎらい、国の統一という皆が一致して抱いているはずの“夢”を語るところでは、王の風格のにじみでる微笑みも見えるような。
そこから、騎士達が剣を王の頭上を頂点とする錐をかたちづくるように掲げて王の周りを回る中央で、剣を掲げて立つきりりとした表情は、その位置に立つにふさわしい凛々しさ。
顔立ち、体格も、役者さんの重要な資質だなあと、見せつけられる瞬間。
ケイ卿に“あなたは、王妃を”と問われての「もちろん、愛してるさ」。
その言葉を言っている間は笑みを浮かべ、言い終えた途端、目の色が変わっているのが見え。
【よみがえる、昔の夢。吉田さんランスロット@松木家ソファ】
里緒の家に、学校の先生方が来る!! というとき、里緒 & 稔 & ランスロットが、舞台上に応接セットを用意するシーン。並べ終わったソファのひとつに、吉田さんランスロットが長い脚を組んで、悠然と紅茶かブランデーを飲むようなしぐさをしてみせるのを見て、2001年夏公演&2002年冬公演『ミュージカル 美少女戦士セーラームーン 〜誕生!暗黒のプリンセス ブラック・レディ〜』で小野妃香里さんが演じたプリンス・デマンドを思い浮かべ。
(【2008年2月3日夜_『となりの守護神』感想】で、天野さんアーサー王はセラミュの悪役なら誰に一番近いか…と自問して思い浮かべたのと同じキャラ。天野さんアーサー王については、王族らしい雰囲気や愛のかたち、吉田さんランスロットについてはルックスで。)
吉田さんがプリンス・デマンドを演じられるとしたら、プリンス・デマンドを“兄さん”と慕いまくりの弟・サフィールを天野さんがやるところを見たいなあ…と、【2008年2月3日昼_『となりの守護神』】のカーテンコール挨拶で、物販PR内容について優しく天野さんの耳元にささやいてくださっていた吉田さんの姿を思い出すにつけ、思うように。
…と、考えたところで、“可愛い可愛い天野さんの“兄さん!”なサフィールを観たい!”というのは、『誕生!暗黒のプリンセス ブラック・レディ』上演当時、観劇帰りに皆さんとごはんを食べているとき(その当時は常時10人以上の団体でごはんを食べて“また明日〜!”とか“また来週〜!”とお別れするのが常でした!)、ずいぶん話したことだったなあ、と、懐かしく思い出し。
これから先につながる“大人の男”の入り口のような役を天野さんが演じているこの作品で、その雰囲気とは対極にあるような昔の夢がよみがえる、というのも、自分の中で面白く。
【コミカル表情コンビ。里緒&ランスロット】
ランスロットが里緒の学校に、ということが決まったとき、ランスロットは学校でモテモテになるんじゃない? と稔に指摘されて、固まった里緒。静止したその表情で間を持たせるばかりでなく、笑いまで取る嘉陽さん里緒、スゴイです!!
その吉田さんランスロット@学校は、小久保先生をやっつけて超得意そうな表情が面白く。
嘉陽さん里緒 & 吉田さんランスロット、ナイスコンビ!
【こんなにもせつない表情。グィネヴィア妃をみつめる天野さんアーサー王】
アーサー王がグィネヴィア妃を部屋に訪ねるシーン。「お前の顔が見たいと思っただけだ」と、遠ざかるグィネヴィア妃をみつめる天野さんアーサー王、ほんとうにせつない表情!
“お前の顔が見たいと思っただけだ”というのは一般的には顔が見たい相手が好き、という言葉→夫婦の間が冷え切っていて、夫が妻を軟禁しているような状況では、夫を疑う妻への皮肉→…と、思わせておいて、実は天野さんアーサー王はグィネヴィア妃が好きで好きで好きで…という、状況的にいったん裏返った分、より切実なアーサー王の“好き”が伝わるシーンだったとは!
「答えはしないか」の、微かに笑みを浮かべてみせてから、再びたまらなくせつない表情に移り、「このままでは終わらせない」にいたるところ、天野さんアーサー王の声がまた甘い、甘い響き。
一見“関係が冷え切った夫婦”を描いているかのようなこのシーン、かなり濃密に天野さんアーサー王のグィネヴィア妃への愛を描く、ロマンスなシーンだったんだ…と、いまさらながらしみじみ。
【DVD収録の特別仕様! 第1幕エンディング】
天野さんアーサー王が「このままでは終わらせない」と言い残して立ち去った後の、大桑さんグィネヴィアの「ランスロット!」から始まる、第1幕エンディング。この日はDVD収録特別仕様で、セットの一番高いところセンター(天野さんアーサー王の「ごくろうであった!」の位置)に主題歌『角度』を歌う女性アーティストさんが登場!
行き交う登場人物達の間に存在するという、不思議な光景に。
(ドラマ『砂時計』の主題歌『ひと恋めぐり』のPVで、『砂時計』の登場人物がPVオリジナルのドラマ的映像を演じる中、歌うアーティストの柴咲さんが登場、ヒロインを励ましたりするのに近い世界?)
『となりの守護神』の人間関係を鮮やかに描き出すこのエンディングはとても好きなので、普通の姿をDVDに収録してほしかった…と思う一方で、この演出のおかげでアーティストさんのファンの皆さんもこの『となりの守護神』を観てくださったらうれしい! と思う気持ちが強く。
この、それほど大きくない劇場の、たった10公演分の観客(しかもリピーター多数だし!)だけにしか観てもらえないのはさびしい…と思うぐらい、『となりの守護神』、好き…と。
…それにしても『となりの守護神』が『角度』のPVだとすると、3時間半に及ぶ壮大なPV…(笑)
【敗北感。休憩時間のお兄さん達の話題】
休憩時間、客席外の嘉陽愛子さんファンのお兄さん達の会話が耳に。「今回、天野さんのメイクが、いつもより全然濃いよ!」
セラミュの頃のお兄さん達の会話では天野“くん”が自然だったのが、今や天野“さん”なんだー、と感心するとともに。
…メイクのことは気づかなかったよ! と、なんかよくわからないけれど敗北感(笑)。
昔から思っていたことですが、やっぱりお兄さん達には何かとかなわないです!!
【多段変化。天野さんアーサー王の表情】
「王妃グィネヴィア様が騎士団長とともに城を抜け出しました」という窪寺さんガヴェインの報告を受け「そうか」と応える天野さんアーサー王。そのとき揺れる、腰にさされ、王の手をかけられた剣。
王らしく堂々と振る舞う天野さんアーサー王の気持ちの揺れが、そこに表れているような。
「私にお許しを。あの男を斬ってまいります」と申し出る窪寺さんガヴェインを見やる王の表情が美しく。
その後のドラマも思うと、一瞬一瞬が見逃せない、表情の綾。
何事です、と訪ねるイスターシャに「嫁に逃げられたということですよ」答えるときの笑みから「では、許せと」の硬い表情になる瞬間は、まさに“凍りついた”というあざやかな変化。
あの子を解放してあげなさい、と言われ「それができるなら、とっくにしています」と返す天野さんアーサー王、そのとき作ってみせるさわやかな表情の前に、実に複雑な表情をしていることを、あらためて確認。
【前方席では、見上げるように。ヘクタージャンプ】
後方席でその高さを確認して、ふたたび前方席に戻ってきて観た、ヘクタージャンプ。前方席(しかもヘクターが飛ぶ下手寄り)で見上げるように観ると、その迫力はやっぱり格別!
村田洋二郎さんヘクターの跳躍は、観ている方の心もふっと高みへと離陸できるような、言いようのない飛翔感があって、すごく好き。
大好きなカイリが颯爽と登場するシーンより好き、というのは、どれだけ好きなのかと(笑)。
【“さすが”の源。天野さんアーサー王の刀の抜き差し】
対ヘクター戦の前、ランスロットを討つよう命じられたヘクターが、土下座してそれを拒否するシーン。天野さんアーサー王、あんなにくるしげな表情をしていたとは。
と、いう導入から入る、対ヘクター戦の殺陣。
天野さんアーサー王の緩急自在な刀の抜き差しは本当にかっこよく、さすがという感じ。
…と思ったところで、この“さすが”感はどこから出てきているのか? と、ふと考え。
天野さんがこれまで刀を扱った作品はDVD作品【義経と弁慶】ぐらい。『義経と弁慶』では、もちろん殺陣はあったものの、それほど刀の抜き差しが目立ったシーンはなかったような…
と、考えていて、あ! と。
この“さすが”感は、刀の抜き差しじゃなくて、『となりの守護神』の重要アイテムでもある、トランプがらみ!
天野さん演じる橘朔也がダイヤのAのカードを変身ベルトのバックル部分に挿入して仮面ライダーギャレンに変身する【仮面ライダー剣】の変身シーンでの、スピード感あふれるあざやかなカード挿入の手つきが、この“さすが”感の源!!
…思いがけないほど応用範囲が広かった“変身”シーン、あなどりがたし!
天野さんアーサー王の殺陣の、本当に人を殺してそうな迫力は、剣を提げているときの剣の揺らし方にあるなあと。
無造作にぶらさげているような扱い慣れた感じ、でもいつでも瞬時に剣を振れそうな。
そのあたりも“和”の剣術的雰囲気。
【圧倒的な情報量。マーリンとアーサー王@前方席】
舞台での演者さんは、劇場全体のお客さんに伝わるように演じなければ…ですが、やはり顔の表情が見える前方席は、情報量が多くなり。それを特に感じたのが、井上さんマーリンと天野さんアーサー王のシーン。
「お前ほどの王が、さみしい顔をするものだな」とマーリンに言われて「ぬかせ」と返す天野さんアーサー王は、なんだか可愛く。
「王ではなく、一人の騎士でありたい。私が望んだのは、その場所だ」というときは、本当にせつない少年顔。
しゃがみこんだ姿は可愛い一方で、剣にかけた手は、いつでも抜けるよう構えられたまま、という印象なのが、その部分以外の姿があどけなさをたたえているだけに、突出して迫ってくる感じ。
「休戦の丘を穢すぞ」は、強い目力。でも、悲しげ。
「俺のカードは何と出ている。…なじみだ、教えろ」は、明るく装った口調とは裏腹に、思いがけないほど切実な顔。
自分のカードはキング、と告げられての、つらそうな表情、よろけるような足取り。
この、観れば観るほどこまやかな表情が見えてくるシーン、DVDにどう収められているものか。
【変奏の要素。三連の殺陣の個性】
天野さんアーサー王→窪寺さんガヴェイン→田中さんカイリと、変奏曲のように連なる殺陣。それぞれの個性をかたちづくる要素、繰り返し観ても発見が続くような。
天野さんアーサー王は、剣をはねあげたとき、王特有の衣裳のマントをさばきながら、あるいは腕をからめとるような状態からでも力技で剣を振るう、そこに独特の力感。
最後は、剣を見せただけで相手が逃げ、剣を鞘に収めるところで終わるところが“王の剣”。
窪寺さんガヴェインは、真っ直ぐ前を見据えたまま、腕だけでさっと剣をはねあげる動きの氷のような冷たさ(同様の動作をしても必然としてマントの動きがともなう天野さんアーサー王との対比!)と、そこから展開されていく、舞踏の域に達する華麗な動きで、冷徹な策士の中に秘められた、愛憎込みの激情を見事に表現。
田中さんカイリの“悲しみの剣”には、機敏な動きのなかにある、剣をみつめる瞬間がきいているなあと…。
【ぜいたくな悲しみ。吉田友一さんを観る時間】
吉田友一さん、かなり好きです。時間がなかったりで感想等書いていなかったりしても、実は吉田さんの舞台は、かなりの率で観てます。
吉田さんが出るから、ということで行っているので、もちろん吉田さんの登場シーンは、キモチ全開でガン観です。
それなのに、この『となりの守護神』の構成上、吉田さんランスロットのものすごくいいシーン…里緒が御守りを渡して、ランスロットをグィネヴィア妃のもとへ & 天野さんアーサー王との対決の場へと送り出すシーンが、それと対になる天野さんアーサー王を送り出すシーン…田中さんカイリと窪寺さんガヴェインの魂のシーンを前にしての待機時間的に、多少なりともなってしまうのが、もったいなく、しみじみと悲しく。
吉田さん目当てで観に行った舞台なら、MAXモードで観るとことなのに!!
漱石がアーサー王伝説を題材にした作品『薤露行』に“アーサーを嫌うにあらず、ランスロットを愛するなりとはギニヴィアの己れにのみ語る胸のうちである。”という一節がありますが、まさにそんな感じ!!(ポジション逆ですが!)
でも、それだけぜいたくな御共演舞台が観られたことは、間違いなくうれしいことのはずで。
そして、ちょっとだけそういうモードになってしまうことも“しみじみと悲しい”と思わせてくださる吉田さんという役者さんを知ることができたことは、とてもしあわせなことだなあと。
【貴重な時間を“待ち時間”にするほどの。カイリ達のシーン】
そんなぜいたくな悲しみを感じてしまうほど大好きな、カイリ+ガヴェイン+アーサー王のシーン。前方席で、ひとつひとつの表情を観られる喜びも、格別。
ここから先は一人でいってほしい、というカイリの言葉を聞く天野さんアーサー王は、やわらかく繊細な、いい表情。
「お前にその覚悟はあるか」と、カイリに確認する笑みは、カイリが敬愛する王らしく堂々。
「負けるなよ」とカイリに声をかけるところは、その声のあたたかみからは意外なほど、悲しそうな表情を浮かべているのが、せつなく。
そこから、「勝ってから、それは言え」の、気持のいい人柄が真っ直ぐに表れた笑顔になるのがよく!
【レア。井上さんマーリンの、ちょっとしたつまづき】
里緒に、里緒が何をしてもランスロットの運命は何も変わらない、と告げる井上さんマーリン。「彼はアーサー王によって命を」のところで、ほんのちょっと詰まり。
「…落としかける」と続き。
どっしりとした存在感の井上さんの超レアなつまづきが、DVD収録の回に限って出るというのが、魔力!
【最後の最後まで、前方席の醍醐味。最終決戦】
前方席で見上げる、高みに立っての天野さんアーサー王の「やっと3人だ!」。“王”という立場から自らを解放しようとして、軽やかな足取りでそこまで駆け上ったアーサー王。
でも、その晴れやかな宣言には、やっぱり王の風格!
「聞け! グィネヴィア」にはじまる言葉には、王として国を、騎士達を支えてきた歳月に裏打ちされた自信が感じられるような。
ランスロットに「行くなら俺を斬っていけ。誰も文句を言わんぞ」と言い放ち、剣を抜くアーサー王。
その“抜く”動作のかっこよさが、この場を盛り上げ。
「黙って行かせるほどの惚れ方はしていないんでな!」は、その声の晴れやかさからは表情に笑みが混じっているかと思いきや、一貫してシャープな表情、というのが、心に迫り。
天野さんアーサー王の殺陣は、基本的に日本刀の動き。
峰に手を添える動きは、まさにそう。
稲妻のように光が点滅する中での、ランスロットに剣を突きつけていたアーサー王とランスロットの逆転。
その場面では、ゆっくりながら、天野さんが“アクション”といえばそれ! と思っていらっしゃるような“転がる”(【2005年8月25日_FM FUJI『RADICAL LEAGUE』オクイシュージのオレがカバやねん 公開生放送】での『仮面ライダー剣』ばなしでも、アクション的なものはもう…と聞かれて「“転がってー!”はできますね」とにこにこ答える天野さん…)の動き!
これまで積み重ねられてきたものが、着実にこの舞台につながっているんだなあと。
そしていまや、ランスロットに剣をつきつけられ、絶体絶命のアーサー王。
そのとき、天野さんアーサー王がじっとみつめているのは、ランスロットの剣先とその延長線上の手許。
そんなところにも、なんとなく、きゅんとなり。
そして物語の中のアーサー王の登場シーンが全て終わり。
暗転した舞台をはけていく天野さんアーサー王の気配を感じることができるのが、前方席の醍醐味。
天野さんアーサー王のはける動き、速い!
音もなく機敏な最後の動き、堪能しました!!
【主演! 嘉陽愛子さん、DVD収録対応カーテンコール御挨拶】
DVD収録回ということで、御挨拶は嘉陽愛子さん。いったい“主演”は誰なのか…キャストさんのお名前の筆頭に書かれているのは天野浩成さん(でも、一番最初にダイス公式に出たときは井上和彦さんが一番だったり…)、吉田友一さん御所属事務所のアガペーでは吉田さんが“主演決定!”と報じ、雑誌『CAST-PRIX』では“ダブル主演を務める天野浩成さんと吉田友一くん”と記載…と混迷を極めた『となりの守護神』ですが、これで主演は原作通り嘉陽さん、ということに決着では!(嘉陽さんの熱演を思うと、それが一番しっくりくると思います!)
「本日は平日のお昼から、こんなにたくさんの皆さんが来てくださって、とてもうれしいです」…と、社会人にはイタイところを突いてくる嘉陽さん(笑)。
今日はDVDの撮影が入っています。この作品を観てくださった皆さん、ありがとうございます。
『となりの守護神』がはじまって1か月たちますが、ひとつの作品をみんなで作っていく喜びを感じています。
大人のみなさんが、それぞれの時間を削って、今日までたくさんの努力と、苦労を重ねてきたことと思います。
そして今日集まってくださった皆さんとの出会いは本当に奇跡だと思います。
この絆をずっとずっとつなげていけるように、この作品を愛して、千秋楽までがんばっていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします」と、ハートフルに。
そしていつも通り、嘉陽さん「本日はどうも!」皆さん「ありがとうございました!」でシメ!
…さすがにDVD収録回は、物販PRは入らなかったなあと(笑)。