脚本 ◆ 金子二郎 演出 ◆ 小山田雅和 その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日時 ◆ 2007年3月17日 25:20〜25:50 公式サイト:【日本テレビ公式:百鬼夜行抄】 ![]()
飯島 律:細田よしひこ 飯島 司:酒井彩名 飯島 絹:いしのようこ 飯島 伶(蝸牛):山田明郷 尾白:渡辺道子 尾黒:湯澤幸一郎 《令嬢・由美》 蘭香レア 《大和田義郎》 やべけんじ 《簪職人・伸一》 綱島郷太郎 《若き日の蝸牛》 向井 理 《長沼智恵》 桜岡あつこ 《若き日の八重子》 岡田茉奈 《幼少時の律》 須賀さくら 古賀プロダクション 飯島八重子:市毛良枝[特別出演] 飯島孝弘(青嵐):渡辺いっけい ※《 》内はクレジット表記されなかった役どころ ![]()
司(酒井彩名)に縁談が舞い込み、飯島家で、大和田義郎(やべけんじ)との見合いが行われることになった。 司は、八重子(市毛良枝)から自分も見合いの時につけていたという、長沼という人から譲ってもらった飾り簪〈かんざし〉を付けて見合いをすることに。 和やかな雰囲気で見合いが終わった翌日。 律(細田よしひこ)は、部屋の中に、妙な霊気が漂う獅子の置物が転がっていることに気付いた。 八重子、絹(いしのようこ)、司は外出中。また、青嵐(渡辺いっけい)は、妖魔を食うため富士山に行っており、律は緊張を隠せない。 そんな折、長沼智恵(桜岡あつこ)という夫人が訪れ、いきなり例の簪を処分して欲しいと言う。 知恵は、自分の祖母が八重子に渡した簪は呪われており、以前、簪を手に入れた母親は父親を殺してしまったらしいのだ。 そして、部屋の隅に来ていた獅子の置物を見つけた智恵は、それが明治時代の同じ職人の作で、簪のある所に必ず付いてきてしまう、というのだ。 あるとき律は、デートの後大和田を連れて戻ってきた司に、明治風の女性の霊が憑いていることに気付いた。 2人が部屋に入って程なく、叫び声に驚いて中に飛び込んだ律は、司に乗り移った女性の霊が、簪を握りしめて大和田に襲い掛かっているのを見つけて、大慌てで制止。 この結果、司の縁談は、あっさり壊れてしまった。 律から事情を聞いた八重子は、自分には縁起が良かったという問題の簪の話を始めた。 この簪は、明治時代の簪職人・伸一(綱島郷太郎)が愛し合った身分違いの娘・由美(蘭香レア)のために作ったもの。 結局、伸一と由美は結ばれずに死に別れたらしいのだ。 その夜、律は司と2人だけで夕食を取ることになる。 由美の霊が乗り移った司は、律に襲いかかり、簪で律を刺そうとする。 律は、何か意痛げに光る獅子の置物を取り上げ、自分の身体にその魂を乗り移らせる。 律に乗り移ったのは、伸一の魂だった。 伸一は、自分と由美の死の真相を由美に語る。 伸一が由美と一緒にならなかったのは身分が違いすぎるためで、自分は身を引くつもりだった、簪と一緒に作った獅子を届けに由美の主人のところに赴いたところ、ちょうど押し入っていた強盗と鉢合わせして刺され、そこに由美の主人が現れ、主人が伸一を殺したと勘違いした由美は、主人を刺し、自分の命も断ったというのが真相だと、伸一は由美に告げる。そして、この簪は人と殺める道具ではなく、由美の髪に似合うよう丹精込めて作ったものだと。 簪を挿した由美をみつめ、伸一は、本当に良く映えています、きれいですよ、と言う。 二人は抱き合う… 律と司が抱き合った格好になっているところに、芝居見物に行っていた八重子と絹が帰ってくる。 司は悲鳴を上げて律を突き飛ばす。 言い争う律と司を見ながら、八重子と絹は、やっぱりこれは運命の相手を導き合う簪だったのね、と喜び合う。 律は八重子に、簪を処分するのかと尋ねると、絹は、まさか、私とおじいちゃんの大切な思い出なんだから、司ちゃんがお嫁入りするまでちゃんととっておくわよ、と、呪いのことなど全く気にかけた風もない。 “おばあちゃんに、簪の呪いは効かなかった。 妖魔のいる世界で、闇と隣り合わせに生きていたおじいちゃんは、おばあちゃんと出会って、救われたのだろう。 どんな妖魔の呪いも通用しない、こんな人もいるのだと” |
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19th March 2007
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