脚本 ◆ 横田理恵 演出 ◆ 多胡由章 その他のスタッフ ◆ Data Pageへ 放送日時 ◆ 2007年5月21日 17:30〜18:00 《参考》 【avex公式:美味學院−各話あらすじ(第8皿)】 【テレビ東京:番組情報−2007年5月21日『美味學院』四天王バウト開戦】 【テレビ東京:番組表−2007年5月21日『美味學院』情報】 ※『TVぴあ』は5月21日の番組解説欄のトップで『美味學院』を扱い、土方のアップ写真を掲載! ![]()
北坂狼馬:西島隆弘(AAA) 桂城秀吾:與真司郎(AAA) 高杉凛:相葉弘樹 マシュー・ペリエ:三浦涼介 南郷隆司:中村優一 虎堂 研:天野浩成 沖田 司:永山たかし 土方歳輝:河合龍之介 カルロ笹山(ゲスト審査員):斎藤工 美味學院の生徒達:竹下茄人 田所治彦 榎木智一 制野峻右 成田昌児 藪本直之 宮城力也 山村和弘 遠藤巧磨 シルヴィ:Tiffany 歩くエロス:Mitsu 土方美女コレクション:南 奈央 SEILA トレナ マリアン オープニングナレーション:緒方文工 徳平慶伸:城咲仁 ほか ![]()
四天王戦のバウトが開幕を前に、四天王出演のビデオで特別バウトのルールがデリシャス5に伝えられた。 1.學院 vs 生徒総当たり戦 勝ち試合の多いチームが勝利 (徳平) 2.一週間の作戦会議 1 vs 1の勝負 3.審査員は外部の料理家 (虎堂) 4.バウトのテーマと対戦相手は學院長が決定 校長からの、第1戦は、土方歳輝(河合龍之介) vs マシュー・ペリエ(三浦涼介)、テーマは「パスタ」…という告知で、ビデオは終わっていた。 戦いの前にまずは相手を知ること、と、四天王室を覗きながらデリシャス5は土方についての情報を出し合う。 秀吾(與真司郎)の情報によると、土方はミラノで10年近く修行、イタリア料理のコンテストに何度も入賞している。 マシューは、土方はボクシングをやっていたと聞いていた。足腰の強さは、パスタをこねるときに好都合な資質。 凛(相葉弘樹)が聞いたところによると、土方はいつも鍋に向かってささやくという。 ささやくのは、愛の言葉。 そうすると、手も触れていないのに、パスタがうれしそうに踊るのだと… 南郷(中村優一)もその話は知っていた。 「業界ではこう呼ばれている。奇跡の」 「「パスタイリュージョン」」 最後の言葉を凛と共に唱えて土方が現れると、デリシャス5はびっくりして自分達の部屋に逃げ帰る。 一人でバウトすることに自信がなさそうなマシュー。 秀吾は、乾燥パスタのゆで方において右に出る者のいない土方と同じ土俵で戦うのは不利、と、生パスタでの勝負を勧める。 その一方で、“パスタ”が何かも知らない狼馬(西島隆弘)… 秀吾は洗濯板で腰を鍛える特訓を、狼馬は畑の野菜で素材の嗅ぎ分けを強化する特訓をマシューにさせようとするが、自分は料理より食べるのが向いている、というマシューは、バウトを替わってほしいなどと言うばかりで、全く身が入らない。 そんなマシューを見放すように、秀吾も狼馬もマシューから去ってしまう。 自分はダメピーポー、みんなミーをいじめる…と、マシューはトイレにこもって泣く。 、そんなマシューに、凛と南郷は、僕達はいじめたりしない、と声をかける。 トイレの個室から出てきたマシューは、みつめていた一番の理解者の姉・シルヴィの写真を二人に見せる。 と、その写真も、隣の個室から出てきた土方に没収されてしまう。 部屋で一人、愛用のスプーン《アムール》に、ミーはどうしたらいいの…と語りかけて涙にくれるマシュー。 四天王室では土方が《土方美女コレクション》の写真の中から、バウトのときに使う美女の写真を楽しげに選んでいた。 「ミ・アモーレ。ステキな夢を僕に見させておくれよ」 …などと写真に話しかけ、陶然としている土方を見やって、虎堂(天野浩成)は憮然とした顔で「また女か」。 彼女は“歩くエロス”と呼ばれてるんだぜ、贅沢でコクのある最高の女性さ、ああ、もう早く食べちゃいたい…などと身悶えする土方に、徳平も呆れ顔で「あんまりはしゃぎすぎんなよ」。 それでもさらにテンションを上げる土方に、沖田も呆れ顔でため息をつき、虎堂は「わからん性格だ」。 押入れにこもって寝ながら泣いているマシューに、凛は、狼馬達が心配していたよ、と告げる。 ベイビーの頃からパパとママは何でも買ってくれ、自分は戦いなんてしたことがない、だからバウトは無理、というマシューに、凛は、人から与えられるばかりで自分からつかもうとしないなんて彩りのないモノトーン人生も同然、自分の胸に手を当てて、心の声を聞いてごらん、と言う。 マシューがその通りにすると、マシューのお腹が空腹で鳴り、二人は顔を見合わせて笑う。 マシューはバウトに挑戦する決意を固め、二人は握手を交わす。 凛「みんな、今のシーン、感動したでしょ? これは永久保存版だからね!」 すると、あやしげなカツラもどきと眼鏡を着け、“パパ”“ママ”“シルヴィ”という札を首から下げた南郷、狼馬、秀吾が、口々にマシューにエールを送る。 そんな彼等に、マシューは心からの笑顔になる。 マシューは、パスタは普通にして、唯一自信のあるソースで勝負したい、とデリシャス5の皆に話す。 マシューがそう決めたのならそれが一番、すごい舌をもっているんだからもっと自信を持て、と狼馬達。 マシューは、ソースは一番シンプルなトマトソースにする、世界中で一番おいしいのを作る、と宣言。 狼馬や秀吾は、素材選びやパスタの調達でマシューを支援することに。 土方とマシューのバウトが始まった。 外部から招かれた審査員は、パスタハウス『耳の穴』オーナーシェフのカルロ笹山(斎藤工)。 土方は具に豪華な食材な食材、パスタは太麺のタリアテッレを選ぶ。 土方は乾燥パスタを鍋に入れると、さっそく得意のささやき攻撃。 四天王室で《土方美女コレクション》から選んだ“歩くエロス”のイメージを追うように、パスタに歯の浮くような愛の言葉をささやき、パスタを浮かせゆであげる。 ところが、妄想に酔いしれた土方は、勢い余って審査員のカルロ笹山を抱きしめ、我に返ったときにはゆで時間を数秒過ごしてしまっていた。 「だから言わんこっちゃない!」「愚かな」と、呆れる沖田、土方。 一方のマシューは、ここに至るまでの自分を振り返りながら、シンプルなトマトソースを丁寧に作り上げていく。 土方の作品『ナポリの誘惑』に審査員のカルロ笹山は、さすがです、と舌鼓を打つが「でも、いつもと何か違うような…」 マシューの作品『ファミーユ・ア・ラ・セーヌ』は、シンプルすぎるほどシンプルな…と言われるが、味わったカルロ笹山の目には輝きが。 判定は、土方の勝利だった。 ソースに関してはマシューは絶品、シンプルな見た目とは裏腹に複雑な味わいで、フレンチの高級スープを思い出させる出来栄えだったが、やはり経験の差、色・味、香りの最高のバランスを生み出した四天王の腕には及ばなかった、という評価。 コロシアムを立ち去る際、大人気なく「1勝目〜!」と、沈むデリシャス5に野次を飛ばす沖田… コロシアムに人がいなくなっても、バウト両者の作品を前に、審査員席に座り込んだままの土方。 そんな土方に近づいた徳平は、太麺のタリアテッレで救われたな、明らかにアルデンテは過ぎていた、あと数秒遅かったらお前の価値はなかった、と指摘。 そのことを誰よりもわかっている土方は、恥じ入るように帽子を目深にする。 寮の部屋で、ごめんなさい、というマシューに、口々に健闘をたたえる言葉を贈るデリシャス5。 マシューは、料理していて楽しいと感じたのは初めて、最初から最後まで一人で作ったと姉のシルヴィに手紙を書く、と、負けても清清しい表情。 早く僕にお姉さんを紹介してよ、いや抜け駆けは…等、大騒ぎする皆を見て、マシューは朗らかに笑う。 そこに、校内放送で、校長から次回の対戦内容が告げられる。 第2戦は沖田司 vs 高杉凛。 テーマは「餃子」。 勝負は一週間後。 負けんじゃねえぞ、と狼馬。 もちろんさ、僕の美のセンスを見せてあげるよ、と凛。 ![]()
![]() 「公平を期すため、審査員は外部の著名な料理家が担当する」と、他の先生よりやや短め、簡潔なセリフ。 もちろん声は低い激渋(ゲキシブ)系、目を細めたちょっと怖めの表情が、打倒四天王を目指す生徒達への壁という迫力満点! ![]() 無表情で他人に関心のなさそうな虎堂先生には珍しく、「また女か」と言った直後、口元を“いーっ”と横に引き結んだ不思議な表情になっているところが大ポイント! ![]() …いや、性格とかなんとか、そういうレベルじゃないんじゃあ… 目を閉じてつぶやく表情、激渋(ゲキシブ)声よりずっとやわらかく高めでナチュラルな声も、四天王の仲間内で気を許している感じがにじみ出ているようで、ツボポイント。 ![]() やはり腕組みをした虎堂先生は迫力あり! バウト中、カルロ笹山の背後にちらちら映る、座り姿もかっこよく。 ![]() (DVDでは画面がワイド仕様で観られるとか!?) その後ちらりと映ったとき、徳平先生が立ち上がっている隣で虎堂先生は座ったままだったところをみると、徳平先生・沖田先生のような驚愕のリアクションはなし? ![]() “もう、ばかっ!”という感じの土方(カワイイ…)へのコメントとして、これ以上的確なものはないかも!(笑) かなり自分達のディスアドバンテージとして土方先生のほうを顔をしかめて見ている沖田先生の隣で、土方先生に斜めに流していた視線を完全にそらしてしまって、やや他人事的につぶやく「愚かな」という、二人の対比もナイスコンビネーション。 ![]() 座る虎堂先生、背中を完全に背もたれに預けきった感じではなく、心持ち真ん中に座る沖田先生の方に首が傾いている=カルロ笹山の動きを覗き込むようにも見える角度、というあたりに、虎堂先生といえどもバウトの勝負の行方には重大な関心があるようにも見えなくもなく… ![]() 顔の表情の見えない虎堂先生の髪型のラインがきれい! 判定が出た直後の表情が見えないのはほんのちょっと残念(見えないところが虎堂先生らしさではあるものの…)。 ![]() 虎堂先生の、目元は完全に前髪で隠れた、心もちあごをくい、と上げた感じのデリシャス5の見やり方が独特。 ストレートに生徒達をみつめる徳平先生、にやりと笑って、直後「1勝目〜!」と生徒達を煽る沖田先生、と、3人3様の個性がよく! ![]() …かな〜り濃厚だった本編を吹き飛ばすほどのインパクト!!! (ポーズを決めたとき、歌っている沖田先生ではなく、虎堂先生がカメラ正面でカメラ目線がばっちりキマっているあたりもおかしく【笑】) 30歳目前の天野さんが“子どもの頃のアイドル”として挙げていたことのある(『Cawaii!』 2002年6月号。ちなみに相田翔子さんのほうがお好きだったとのこと)アイドルネタが、この番組の視聴者にどれだけ伝わるのか謎なあたりもナンセンスでよし(笑) ![]() |
Last update :
25th May 2007
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