美味學院
Delicious Gakuin


第11皿
さらば秀吾!
燃え上がれ友情弁当

 




Staff & OA

脚本 ◆ 小林雄次  演出 ◆ 堀江 慶
その他のスタッフ ◆ Data Page
放送日時 ◆ 2007年6月11日 17:30〜18:00

公式サイト:【avex映像インフォメーション:美味學院−あらすじ(第11皿)】
【テレビ東京:番組情報−美味學院「燃えろ!友情弁当」】

※シナリオサブタイトルは「さらば秀吾!燃え上がれ友情弁当」
 (【小林雄次の星座泥棒:2007年06月10日_『美味學院』第11皿】

 
 

 
 


Cast

北坂狼馬:西島隆弘(AAA)  桂城秀吾:與真司郎(AAA)
高杉凛:相葉弘樹  マシュー・ペリエ:三浦涼介  南郷隆司:中村優一
虎堂 研:天野浩成  沖田 司:永山たかし  土方歳輝:河合龍之介
キム・ウソン:Attack(TRAX)

美味學院の生徒達:竹下茄人  田所治彦  榎木智一  制野峻右
             成田昌児  中村純平  山村和弘  吉野勇介  田代 渚
オープニングナレーション:緒方文工

徳平慶伸:城咲仁
オープニングナレーション:緒方文工

徳平慶伸:城咲仁 ほか


 
 

 
 


Story

四天王とのデリシャス・バウト第4戦は狼馬(西島隆弘) vs 徳平(城咲 仁)。
テーマは「弁当」。

カンフーで調子づく沖田(永山たかし)の授業中、凛(相葉弘樹)とマシュー(三浦涼介)は、狼馬がいないことに気づく。
2年生なのになぜか同じ教室に(教室を間違えて)いた南郷(中村優一)は、バウトに向け狼馬に特訓を課してやったという。

中華鍋を振る特訓を凛、マシュー、南郷に課していた沖田は、狼馬がいないことに気づき、徳平様を恐れて逃げ出したか、と笑う。
三人は、狼馬は今一人で小屋にこもって勉強していること、自分達デリシャス5は狼馬を精一杯バックアップすることを宣言。
しかし、沖田に秀吾(與真司郎)がいないことを指摘され、朝から秀吾の姿が見えないことに気づく3人。

3人は秀吾を探し回るが、みつけることができない。
秀吾は虎堂(天野浩成)を倒して役目を終えたとばかり逃げ出したのでは…と南郷が言うと、マシューは、前日秀吾が虎堂から小さく折りたたんだ紙を受け取っていたのを見た、と言い出す。
それを聞いた凛は、前夜、秀吾が小さく折りたたまれた紙を握りしめ、布団を出て行ったのを見たと思い出す。
そこには學院からの脱出ルートが記されていて…と、想像を繰り広げる凛。
三人は、秀吾は裏切って脱走したものと考える。

凛達は、バウトに集中させるため、秀吾が脱走しことは狼馬には隠そうとする。
しかし、その話をしていると、突然狼馬が現れる。
凛は、必死に話をごまかしつつ、愛用の箸:ツイン・レインボーを狼馬に託す。

凛、マシュー、南郷は、虎堂をつかまえ、秀吾のゆくえを問い質す。
しかし虎堂は、その件に関してはあいつに口止めされている、男と男の約束だ、男にはたとえ死んでも守らねばならぬ約束がある、許せ、と、三人に答えることを断る。
虎堂の深刻な表情に、これは大事…と感じる三人。

これは學院ぐるみの陰謀だ、秀吾が學院側に回ったのは間違いない、秀吾が裏切るなんて…と三人が話していると、また狼馬が突然現れる。
南郷は、必死に話をごまかしつつ、愛用のコテ:炎龍を狼馬に託す。

三人が部屋を捜索すると、大学ノートに記された秀吾の日記が発見される。
痛みが日に日に募って料理に集中できない、狼馬のことを思うと夜も眠れない、というくだりを読んで、三人は秀吾が狼馬に恋煩いかと色めきたつ。
そこに、またしても狼馬が突然現れる。
マシューは、必死に話をごまかしつつ、愛用のスプーン:アムールを狼馬に託す。

なんとか狼馬を部屋から追い出したとき、秀吾が虎堂から受け取っていた、折りたたまれた紙片がみつかる。
しかし、開いてみても、何も書かれておらず、包まれていた漢方薬がわずかに残っていた。
あらためて秀吾の日記を繰ってみると、秀吾がある病気のため休学することになった、との記述が。
薬はいろいろ試したが、この病気、世界中どこを探しても特効薬はみつからないとあり、さらには遺言のような、デリシャス5の一人一人にあてたメッセージが。
三人が深刻なムードになっていると、またまた狼馬が突然現れる。
秀吾はどこだ、という狼馬に、秀吾はかくれんぼを、などと三人は必死にごまかそうとするが、狼馬はとっくに三人の隠し事に気づいていた。
狼馬に吊るし上げられて、南郷は、狼馬に秀吾の日記ノートを渡す。
狼馬の勝負が心配で夜も眠れない、徳平なんかに絶対負けるな、離れていても俺はデリシャス5の一員、という、秀吾のメッセージ。
狼馬は秀吾の名前を叫びながら、廊下を走り出す。

秀吾が不在のまま、バウトの時がやってくる。
対する四天王側も、沖田がカンフー選手権に出場するため有給休暇を取って不在。 この私をさしおいてカンフーか! と、激怒して暴れる徳平を、虎堂と土方が必死におさえこむ。
それでも徳平は、まるで分身しているかのように、各国の料理を網羅した9つの料理を同時に作る、美しく完璧な戦いを見せる。
この弁当には私の経験、技術、センス、その全てが凝縮されている、と、自信をみせる徳平。
一方の狼馬は、秀吾の失踪が気になって、全く料理に集中できない。

そこに秀吾が、よろけるようにして現れる。
秀吾は、しっかりしろと狼馬を叱咤し、愛用の包丁“菊松”を託そうとする。
そこで倒れてしまった秀吾を抱き起こし、虎堂は「秀吾、そろそろ限界ではないのか」。
秀吾はいったい何の病気なんだ! と狼馬に問い詰められ、虎堂は、秀吾との約束との間で悩みつつ答える。
「尻に…超特大の…おできがある」
拍子抜けする一同。
なんで今まで黙ってたんだ! と虎堂に怒鳴りかかる狼馬。
「しかたあるまい! …秀吾に口止めされていたのだ。恥ずかしいから狼馬達には絶対話すなと…!」と虎堂。
そして秀吾は、症状が悪化したため、保健室に緊急入院していたため行方がわからなくなっていたのだった。

秀吾にうながされ、狼馬はバウト続行。
秀吾の“菊松”、マシューの“アムール”、南郷の“炎龍”、凛の“ツイン・レインボー”と、四人の得意技を駆使して、さんが焼き、牛肉の野菜巻き、宝石いなりを、そして最後に狼馬愛用の“鐵火丸”で道産子サーモンチーズ焼きを作り、弁当を完成させる。

徳平の弁当『プレミアム9BOX』は、見た目からして、狼馬の作品を圧倒。
一口食べて沈黙する審査員の韓国宮廷料理人 キム・ウソン(Attack)に、徳平は「料理に国境はない。私の弁当は、言葉と文化の壁を越えたのだ!」と自画自賛。
その途端、それまでハングルしか話していなかったキムは流暢な日本語で「まるで、春のソナタのようだ。うららかな味。僕の舌が、とろけてしまいそうだ」と徳平の弁当をほめ出し、土方(河合龍之介)を呆れさせる。

狼馬の作品は『炎のデリシャス5弁当』。
味わって無言でうなずくキム。
判定は…!

 
 

 
 
Check! −天野さん虎堂先生みどころ−

 マシューが目撃した、秀吾に薬包みを渡す虎堂先生。
 遠目に見た姿、包みを渡す手許、わずかに映る横顔が、“密会”の雰囲気たっぷり!
 ちらちらと映る横顔の断片もきれい。

 凛の“あくまで想像”の中で、虎堂先生が秀吾に渡した折りたたんだ紙片に描かれていた“美味學院(秘)脱出ルートマップ”。
 …描かれているイラストがものすごく可愛くて、凛のイメージでは、虎堂先生はこんなカワイイものも書いちゃう人なのかと…(笑)
 演じる天野さんがセーラームーンミュージカル『かぐや島伝説』のパンフに寄せたメッセージカードに、ものすごくカワイイSDタキシード仮面のイラストとレタリング文字を描かれていたことなど思い出すと、よりたまらなくおかしく。

 凛、マシュー、南郷に秀吾の行方を問い詰められ「悪いが、その件に関してはあいつに口止めされている」と、顔を伏せるようにして答えない虎堂先生。
 苦悩に満ちたその表情、憂いを帯びた低い声、激渋(ゲキシブ)。
 …この虎堂先生の深刻な表情(+ちらりちらりと3人を見たりする挙動不審な目の動き)が、デリシャス5の誤解を決定的にした、一番の犯人だと思われ…

 「男と男の約束だ。男には、たとえ死んでも、守らねばならぬ約束がある」+尺八の和サウンド…
 激渋(ゲキシブ)+奥底に熱いものが=カッコイイ!
 なぜこんなにムダにカッコイイのか、虎堂先生…

 「許せ」とうつむいて、すたすたと歩み去る虎堂先生。
 羽織をなびかせて歩む姿がきまっているのも、この作品のみどころ。
 背景が学校(しかも小学校)という違和感もなぎたおす、ムードたっぷり感!

 沖田の不在に驚く土方に「兄弟はカンフー選手権出場のため、有給休暇を取った」と教える虎堂先生。
 激渋系の声と表情で言われる“兄弟”が“Wink兄弟”だと思うと、おかしすぎ…
 ともあれ、【第9話】で生まれた兄弟の絆が生きていて、仲良きことは美しき哉。

 「青梗菜にフカヒレのソース、ローストビーフに肉のゼリー寄せ。完璧だ」と、徳平先生が作っている料理を評する虎堂先生。
 その渋い声で「完璧だ」と言われると、徳平先生の華麗な料理に重みが。


 秀吾が倒れると、遠い背景で、さっと立ち上がっている虎堂先生。
 あわてた様子はみせない、でもすぐさま立ち上がるそのタイミングとスピードが、秀吾の病気の正体と虎堂先生の秀吾への気持ちを正しく表現して、おみごと。
 バウト時の四天王席の椅子でも、虎堂先生があぐらをかいて座っていたというのも発見!

 「秀吾、そろそろ限界ではないのか」と秀吾を助け起こす、虎堂先生の声や手の優しさ。
 秀吾にゆっくりと歩み寄る様子の趣、きびきびした動きで秀吾に手を伸ばして肩を支える動きのかっこよさ。
 「何の病気なんだ!」と狼馬に問われて虎堂先生がぱっと顔をそむける、そこまでの一連のカットは、シリアスとして完璧!
(…な、だけに、直後のカットへの布石としても完璧…)

 苦悩に満ちた表情で「尻に…超特大の…おできがある」と告げる虎堂先生。
 泣きそうな表情で、首を左右に振りながらの告白が、激渋(ゲキシブ)とはちょっと違って、味!
 ちまっとしゃがみこんだ姿勢から虎堂先生を見上げて『オデキとはどういう意味ですか?(ハングル)』と尋ねるAttackさんキム・ウソン氏と顔を見合わせているところも可愛く。

 回想シーン(?)で、秀吾のおできを、刀でつついて遊ぶ虎堂先生。
 …思いっきりの笑顔だし、動きもはずんでるし、ものすごく楽しそう!
 
 「なんで今まで黙ってたんだ!」と狼馬に怒られて「しかたあるまい! 秀吾に口止めされていたのだ、恥ずかしいから狼馬達には絶対に話すなと!」と、半泣きの虎堂先生。
 可愛い“弟”にむちゃむちゃ弱い“お兄ちゃん”ぶりが微笑ましすぎ!
 秀吾のおできをツンツンして笑顔の虎堂先生とセットで、ふっつぅ〜うに超デレデレ仲良し兄弟で、可愛すぎな秀吾 & 虎堂先生。

 狼馬が“菊松”で魚等を刻む姿を見て「さんが焼き、か」とつぶやく虎堂先生。
 ついさっき秀吾とのデレデレ兄弟ぶり全開だったのがなかったことのような、激渋(ゲキシブ)モード。
 ちなみに虎堂先生がつぶやいた“さんが焼き”(南房総の郷土料理)については【象印:いい味、旅気分−なめろう・さんが焼き(千葉県)】に作り方等の説明が。

 【第10話】は悲劇的なラストシーンだったのに、なんだかんだで、あのバウトを通じて秀吾とまた“兄弟”に戻れてハッピーだったんだなあ…と、ほっとキモチがあったかくなるこの回。
 『デザイナー』で悩んで悩んで亜美への想いを断ち切ってありさと結婚した明くんを演じても、『First Love』で千春に子供ができたことを「ごめんっ!」と謝ったりしながら結婚した二岡くんを演じても、その後ものすごくしあわせいっぱいの表情を見せてくれた天野さん。
 人生の中で、不本意な状況があったとしても、その先にだってしあわせはあったりするんだなあ…と、しみじみ思わせてくれるのが、天野さん演じる人物たちの、とびきりの笑顔。
 それだけあったかさいっぱいだった、秀吾と虎堂先生!

 
 

 
 















Last update :
16th June 2007





















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